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Archives: April 2007

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April 26, 2007

オープンソースハードウェアって何? - 1つの出発点

オープンソースハードウェアとは、MakeとCraftの両誌で私たちが使用している用語です。私たちが発売している電子キットにもオープンソースの製品があります。オープンソースハードウェアは、私たちが参加したSXSWカンファレンスでの議題にもなりました。では、オープンソースハードウエアとは何でしょう?

いくつかの定義がありますが、オープンソースソフトウェアの考え方に由来するものが代表的です。一般にオープンソースとは、あるライセンスのもとに(あるいはパブリックドメインのような合意をもとに)、ユーザーがプログラムの中身を調べたり、変更したり、改良したり、さらにはオリジナルでも改良版でも、ユーザーが再頒布することが許されているソフトウェアのことを指します(オープンソースを参照してください)。

ハードウェアの場合は、どういうことになるのでしょう?

まずは電子製品を、次に示すような階層に分解して、それぞれに推奨ドキュメントタイプや使用権の条件を考えます。

ハードウエア (メカニズム) 図面
筐体、機械的メカニズムなどの図面です。平面モデルの場合の推奨ドキュメントタイプは、DXFやAI(Adobe Illustrator)などのベクターグラフィック形式で、寸法を記入したもの。

例: オープンソース3DプリンターRepRapのサーモプラスト押し出しヘッドに使われているモーター回転スクリューブロック

Make 568

M5-Studding

回路図および配線図
部品リストを含む電子回路の図面です(部品リストと一体のものもあります)。多くの場合、配置図とセットになっています。推奨ドキュメントタイプは、PDF、BMP、GIF、PNGなどの一般的な画像形式。

例: オープンソースの情報機器 Chumby3.3Vと5Vのレギュレーターの図面。

Make 560

部品リスト
使用する部品、入手先、パーツ番号など。

例: オープンソースのRoland 303 MIDIシンセサイザークローン x0xb0x部品リスト

Make 561

配置図
部品配置、プリント基板、ドリルファイルなどを含む物理的な部品の配置図です。多くの場合、回路図とセットになっています。推奨される配布方法は、GerberのRS274xとExcellon(ドリルファイル)です。

これは、PostScriptによく似たプリンターですが、プリミティブがテキストや曲線の代わりにハンダの線や部品になっているというものです。

例: MAKE: Daisy (オープンソースMP3プレイヤー)のボード(.brd)ファイルです。

Make 562

Daisy Top Sm

コアまたはファームウエア
マイクロコントローラーやマイクロプロセッサーのためのソースコードです。一部には、ソースコードがチップの設計自体に組み込まれているものもあります(VHDLの場合)。推奨される配布方法は、ソースコードのテキストデータと、チップ用にコンパイルしたバイナリデータです。

例: オープンコアの 8080互換CPU用の 8080インストラクションセット実行のためのコードスニペット

Make 565

ソフトウエアまたはAPI
電子回路とコンピューターを接続、またはコンピューターから操作するためのソースコードです。

例: 簡単なサンプルプログラムを表示する Arduino IDE

Ardscreenshot0003
これらの階層はどれもオープンソース化が可能ですが、どこをどうオープンにするかは、作り手によってまちまちです。

Wrt54Gl

たとえば、WRT54GL は、ファームウエアだけがオープンソースになっています(GPL)。

Sidetilt2Sm

ロボット掃除機 Roomba は、"オープン" API (インターフェース)を備えています。

Make 563

情報機器の Ambient Orb は、オープンソースではありませんが、回路図と部品リストだけはドキュメント化されて、自作派の人たちのために公開されています。

ハードウエアのオープンライセンス化の可能性を考え、実現に向かって努力しているグループもあります。

  • Open-source Hardware License - Creative Commons のようなライセンス - Link.
  • Open hardware licenses - Link

製品
実際に、どんな活動からどんな製品が出来ているのかを見てみましょう。ここはワクワクさせられる部分です。すでに前出したものも含め、純粋なオープンソースに近いハードウエアの製品を紹介します。

Arduino

Arduino - フィジカルコンピューティング用プラットホーム (10,000個も出荷された!) - Link

241868326 6F46603Cc3

Chumby - 情報機器 Glancable - Link

327914789 Cc61974409
MAKE: Daisy MP3 player - オープンソースのMP3プレイヤー - Link

Reprap First 3D Cartesian
RepRap / Fab@Home - オープンソースの3Dプリンター - Link

Dsp Near Done Tiny

Open cores - FPGAチップ用のVHDLのコレクション (本当のオープンソースハードウエアの最初の実例と言われている)- Link

Make 564

OpenEEG - オープンソースでキットでも入手できるEEGのプロジェクト - Link

Clearpanel
x0xb0x - Roland 303 クローンのMIDIシンセ - Link

これらすべてが完全にオープンであったり、理想的なオープンソースの形になっているというわけではありません。オープンでないツールを使わないと改造できないものもあります。しかし、この試みは始まったばかりのヨチヨチ歩きの段階だということを理解してください。

MakeとCraftでは、私たちのキットを製造しているメーカーに、オープンソースハードウェアの考え方を説明し、また共同でキットを開発するときにはオープンソースに対応したライセンスを考えてもらうという活動を通して、この生まれたばかりのハードウェアの運動を後押ししていきたいと考えています。今のところは、うまい具合に回っています。今後は、オープンソースのキットをより多く提供しつつ、電子製品全体が、今よりもっとオープンになる時代を目指します。

しかし、オープンソースになると何がいいのでしょう。MakeとCraftの視点で、もっともわかりやすい利点は、教育です。オープンソースハードウェアのプロジェクトでは、何かを一から(それこそプリント基板から)作り上げることが可能になります。またはキットを使えば、IKEAの家具のように組み立てるだけでも工作を体験できます。しかし、単純な家具の組み立てとは違い、電子製品を作る場合は、その動作原理を学習し、新しい技術を身に付ける必要があり、それだけ勉強になるというわけです。電子製品の製作は、ソフトウエアにたとえるならば、プロジェクト全体の中の"コンパイル"段階であるとも言えます。Dorkbotや私たちのMaker Faireのようなイベントを通して、あなたもこの運動に参加できます。オンラインでは、Instructablesなどがあります。

そのほかの利点として、電子製品やキットの改良、新機能の追加、ピアープロダクションを取り込むといったことで、一般的に製品の質が向上し、社会が向上するということがあります。メーカーはこうして生まれたキットを、ビジネスとして販売することもできます。- Link

すべては、ゆっくりと、しかし着実に進んでいます。現在、ソフトウェアに比べてハードウェアの進化はゆっくりしたものです。製造業が縮小することも考えられます。しかし、完全に消えてなくなることはあり得ません。ハードウェアは、1980年代のソフトウェアと同じ状況にあると考えられます。当時は、無数のデベロッパーが林立しながらもオープンソースのデベロッパーはほとんど存在していませんでした(まだコンピューターがほとんど普及していなかった70年代に近いかもしれません)。私たちは、将来、無数のハードウェアデベロッパーが現れ、ハードウェアの世界が花開くことを夢見ています。

すべては、これからです。みなさんのご意見やお考えを、ぜひコメントに書き込んでください!

本記事制作にあたって協力いただいた、Limor Fried、Nathan Torkington、Eric Wilhelm氏に深く感謝します。
う!

編集から: このエントリを受けて、Slashdotでも、議論が行われています。

[原文]

Posted by Tetsuo Kanai | Apr 26, 2007 02:18 AM
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April 22, 2007

HOW TO: Flickrを使ってコレクションを整理する方法

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Flickrを使ったコレクションの整理方法を紹介しましょう。この例に使われているのは20年間におよぶスーパーボールのコレクションです。Lenoreのサイトより -

Flickrはコレクションの整理にはもってこいのツールです。写真をアップロードしてタイトルやタグや説明を付ける。目に見えないデータベースにインデックス付きのデータを詰め込むことができるので、とても便利です(すでにこういう利用法を実践されている方もいるでしょうが、ならば、もっと深く活用しましょう)。この整理法の最大の利点は、インデックス用のメタデータを使うことで、さまざまな基準による検索や並べ替えが簡単にできてしまうというところにあります。もちろん、これはFlickrなので、コレクションの画像をみんなと共有できるのと同時に、コレクションの情報も共有できるというわけです。

Organizing a collection using flickr - Link

[原文]

Posted by Tetsuo Kanai | Apr 22, 2007 07:48 AM
Imaging, Online | Permalink | Comments (0) | TrackBack

Infra-Tank! - ステレオのリモコンで動くロボット戦車


Mattのサイトより -
これは、ボクがInfra-Tankと命名した最新ロボットの47秒の映像です。ステレオのリモコンから出る赤外線(infrared)で操作するので、こう名付けました。一から設計して作り上げたものですが、ParallaxのBoe-Botを元にしています。駆動系にはタミヤのキットを使い、アルミのシャシーにはK&S Engineeringのものを使っています。連続回転するように改造した2つのサーボモーターをParallaxのBS2で制御しています。この作り方を見てもらえば、あなたにも作れると思います。これにウェブカメラかロボットハンドを付けようと思っていたのですが、ボクの住むミネソタではとてもよい気候になってきちゃったので、飛行機に移らせてもらいます。

訳者から: このリンク元の記事には、すごーく詳しい作り方解説書(PDF)が載っています(本文中の"direction")。

nolebotic: Robotics: Infra-Tank! - Link

[原文]

Posted by Tetsuo Kanai | Apr 22, 2007 07:18 AM
Robotics | Permalink | Comments (0) | TrackBack

オシロスコープアート

River 2A

3Wave

Ivanjsのサイトより -

2チャンネル式のオシロスコープが自由に使える環境ならば(私はネットオークションで49ドルで買ったが)、XYモード設定とADD設定を使って美しい模様を作って遊ぶことができる。

やりかたは簡単。2つの異なる信号(たとえば正弦波と三角波)をそれぞれのチャンネルに入力して、ADDを使って1つの信号に合成するだけ。あとは、周波数を調整して、ここに示した写真のような模様を作るというわけ。

ある場所で、この写真のような美しいパターンが出現する(残念ながら静止画像では動く波形の美しさは伝えられないが、これでも十分に美しい。動いている画像は、ハリウッドの映像効果にも負けない)。

Scope Art - Link.

関連:

  • Oscilloscope clock - Link
  • ScopeOnPC - Turn your PC into a an oscilloscope - Link
  • PIC Based Oscilloscope with LCD - Link
  • Using an Oscilloscope - Link
  • Vector-based Pong on an Oscilloscope - Link
  • Low cost oscilloscope - Link

[原文]

Posted by Tetsuo Kanai | Apr 22, 2007 07:15 AM
Arts, Electronics | Permalink | Comments (0) | TrackBack

April 21, 2007

Makeの祭典「Maker Faire」のプレビュービデオ

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さあ、みなさまお立ち会い。第2回Maker Faireのプレビュービデオだよー! 楽しくてスリルと興奮に満ちた2日間が、また今年もやって来る。開催日は2007年5月19日と20日。カリフォルニアはSan Mateoの会場に集まったMakerとその作品のほんの一部を、ビデオで紹介しましょう。MakeのPodcastはiTunesで購読すれば、毎週自動的に届けられまーす!- Link

もう待ちきれない? チケット購入はこちらから! - Link

訳者から: MakeではMaker FaireというMakeのお祭りをやってます。Make本誌で紹介された人や物、それにこのフェアのためにオーディションを受けて出展する人たちで大にぎわいになります。行きたい行きたーい! 今からでも間に合うから、行ってみたい方はぜひどーぞ。行ったら感想を聞かせてね。

このビデオの中で紹介されている展示作品を軽く解説しておきましょう。

  • 嫌な見せ物 ハムスターの回し車の人間サイズのものを回すと、巨大な顔面の鼻の穴に指が入って鼻をほじくるという"見せ物"。-Link
  • 電気スーパーカー
    未来の電気スーパーカー。
  • ブリンキーバグ
    Ken Murphyのブリンキーバグのライブショー。- Link
  • 凧の航空写真
    凧から写した航空写真。- Link

  • 巨大電気キリン
    昨年のMaker Faireにも登場したFrank Lawlorの電気キリンが帰ってくる。- Link
  • COMBOTSマッチ
    David Calkinsが主催するロボットバトル大会、COMBOTSの試合が行われる。- Link
  • 巨大ルーブ・ゴールドバーグ・マシン
    重い金庫を落下させてカボチャを潰すための複雑な機構。巨大なルーブ・ゴールドバーバグ・マシン(最近日本ではピタゴラマシンなんて名前で知られるようになったアレ)。- Link
  • 電動工具カードラッグレース
    電動工具を改造した車でスピードを競う、パワーツール・ドラッグレーサー。- Link & Link
  • 人力ハイドロフォイル
    ステップを踏むと水上を(理論的に)"トビウオ"のように走れるという乗り物。- Link
  • ビデオカメラ搭載モデルロケット
    アメリカで発売されている使い捨てビデオCVSをモデルロケットに搭載して空からビデオ撮影をする。- Link
  • モーションコントロールの芸術
    モーションコントロールのアーティストBruce Shapiroの新しい作品。- Link
  • 精密ラジコン潜水艦
    Mike Werneckeが製作したロシア海軍アルファ級潜水かラジコン模型。 全長1.5メートル。90パーセントの機構がすべて実物と同じに動くそうな。- Link
  • 改造型Roomba
    自動掃除機Roombaの改造本『Hacking Roomba』の著者Tod Kurtが、改造ルンバの軍団を引き連れてくる。 - Link
  • ネバーワズホール
    ビクトリア時代の最先端技術だった蒸気機関がそのまま発達していたとしたら、という空想の未来を実現させるグループNeverwasの作品、動くビクトリア調邸宅。- Link
  • リサイクルイベント
    使わなくなった古い電子製品をリサイクルするACCRC (Alameda County Computer Resource Center)との協賛によるリサイクルイベント。Maker Faireの会場に古い電子製品を持ち込めば引き取ってもらえる。- Link
  • 子犬用モノレール
    James Horeckaが製作したわんちゃん用モノレール。- Link
  • こちらで詳しい情報が見られます。 - Link

楽しそうだー! なんでみんな、こんなに楽しそうなんだー! 行きたーい! 見たーい! ボクもなんか作りたーい!

[原文]

Posted by Tetsuo Kanai | Apr 21, 2007 10:42 AM
MAKE Podcast, Maker Faire | Permalink | Comments (0) | TrackBack

Wiiリモコンでロボットアームをコントロール



Alphonse、Adam、Jon、Danの4人はニンテンドーのWiiリモコンでロボットアームを操作するシステムを開発した。-

これはMiniMover 5ロボットアームをWiiリモコンで操作しているところのビデオです。アームとその制御アルゴリズムは、ミシガン大学機械工学科の電気機械設計クラスの課題として製作しました。

MiniMover 5は、1980年代の初めからある教育用のロボットです(こいつは1987年以来使われてませんでした)。このプロジェクトのために、ボクたちはステッパーモーターをホビー用のサーボモーターと交換し、USBからシリアルアダプターを介してコントロールできるようにしました。ノートパソコンにはKubuntu Edgyを走らせています。すべてのプログラムはPythonで書きました。

Wiimote Controlled Robot Arm - [via] Link

[原文]

Posted by Tetsuo Kanai | Apr 21, 2007 05:32 AM
Gaming, Robotics | Permalink | Comments (0) | TrackBack

April 20, 2007

巨大な煙の輪発生器



中型空気砲「エアズーカ」の煙発射版 -[via] Link.

関連:
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HOW TO: 中型空気砲「エアズーカ」 - Link

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HOW TO - Make a medium sized air zooka - Link

[原文]

Posted by Tetsuo Kanai | Apr 20, 2007 05:57 AM
DIY Projects | Permalink | Comments (0) | TrackBack

HOW TO: 中型空気砲「エアズーカ」

Fa66J9Cy6Leztbbvxc.Medium
中型エアズーカの作り方です。5メートル先のロウソクの火を空気の固まりで消せるほどの威力があります。- Link

Img413 845

以前に、いらなくなったゴミ箱で作ったものも紹介しています。- Link

訳者から:米村でんじろう先生の実験を見て、ウチでも段ボール箱で作ってみたけど、けっこうおもろい。子供たちと撃ち合いをして熱くなったけど、すぐ壊れちゃった。これなら壊れそうにないね。

[原文]

Posted by Tetsuo Kanai | Apr 20, 2007 05:53 AM
DIY Projects, Instructables | Permalink | Comments (0) | TrackBack

April 19, 2007

ICC オープン・スペース 2007: ゲイナーカイダン

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IAMAS PDP(プログラマブル・デバイス・プロジェクト) 蛭田直+原田克彦+金箔淳一+佐竹裕行+柏木恵美子+赤松正行+小林茂《ゲイナーカイダン》2007年
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デジタルアートのためのツールキット「Gainer」開発チームの小林さんからの招待で、エキシビジョン「ゲイナーカイダン」と「ICC オープン・スペース 2007」を見てきました。下は解説ページから -

Gainerは、物理的な入出力をともなうインタラクティブな作品やインタフェースを短時間でプロトタイピングするためのツールキットです。電子回路の試作で用いられるブレッドボードと組み合わせることで、自由に回路を変更しながら試行錯誤し、作り上げていくことができます。「ゲイナーカイダン」は、Gainerを共通言語としてさまざまなバックグランドを持つメンバーが試行錯誤しながら組み立てていった作品です。

この作品では、それぞれの階段に設置したレーザーモジュールと光センサの組み合わせで階段を昇り降りする体験者の動きを検出し、それぞれの階段に設置したアクチュエータ(ソレノイド)を動かすことで物理的に音響を発生します。階段は、日常においては単なる移動の経路でしかなく、そこを移動する身体を特に意識することはありません。この作品を体験することにより、自分自身の身体の動き、および同じ階段を行き来する他者との関係が違ったものとして見えてくるはずです。

今回の展示では、通常のメディアアートでは目に見えないところに隠されるPC、センサ、アクチュエータ、配線などを全て体験者の目に見える形で提示します。これは単なる種明かしや技術紹介ではありません。インタラクションは単純なものから複雑なものまでプログラム可能で、順次変化していきます。また、プログラムだけでなく、入出力のハードウェアも後から追加、変更することができます。このように、展示開始後も変容していくということは、この作品の重要な構成要素の1つです。

この作品のシステムは「クリエイティブ・コモンズ表示 - 継承 2.1 日本 ライセンス」で公開し、この作品に改変を加えたものを同条件の元で公開することができるようになっています。

写真足下の赤い光がレーザーですね。ブレッドボードを230枚以上、ジャンプワイヤを11,000本以上使っているとのことです。他にもICC オープン・スペース 2007では、たくさんのユニークな展示が行われていますので、お近くの方はぜひ(入場無料。京王新線初台駅)。詳しい場所や開催期間などについては、下のページを参照してください。

  • ICC オープン・スペース 2007 - Link
  • GAINER.cc ゲイナーカイダン - Link

Posted by Hideo Tamura | Apr 19, 2007 09:28 AM
Arts, Electronics, Events | Permalink | Comments (0) | TrackBack

April 17, 2007

再利用型カップ対使い捨てカップ

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これは、再利用可能なカップと使い捨てカップとのライフサイクルエネルギーの量を分析したものです。ここには、カップを食洗機で洗ったデータは入っていません(私も食洗機は持ってますが、それでカップを洗ったことはありません)。そのデータを含めるべきかもしれませんが、食洗機の場合、洗剤の生産や輸送のコストなど別の要素が多く入り込み、複雑になりすぎるので除外したとのことです。

注目すべきは、陶器のカップは1,000回使用して発泡スチロール製カップと同じエネルギー効率になるという点。つまり、毎日使うとして、陶器のカップは約3年間使い続けないとエネルギー的に元がとれないということ。そんなに悪い数値じゃない。コーヒーカップに「エネルギーコストを回収するには私を3年以上使ってね」と書いておくといいかもしれない。そうすれば、コーヒーカップは家宝のように大切に扱われることだろう。エネルギー効率を高めるに、みんなカップをできるだけ長持ちさせるようになる。お洒落な緑色のカップの底に製造年月日が入っている、なんていうのもいいね。

ガチガチの環境保護運動家に教えてやろう。

古くから知られるこのライフサイクルエネルギーの研究は、ビクトリア大学の化学教授Martin B. Hockingによるもの。Hockingは再利用可能な3種類のカップ(陶器、ガラス、再利用可能なプラスティック)を、2種類の使い捨てカップ(紙、発泡スチロール)と比較した。 再利用可能なカップの製造に必要なエネルギーは、使い捨てカップの場合に比べてはるかに多い(上の図)。そのため、エネルギーの観点からは、再利用可能なカップが使い捨てカップよりも有利とするには、製造エネルギーコストの"元を取る"まで、繰り返し使う必要がある。10回使って割れてしまったとしたら、1回につき、製造エネルギーの10分の1の使用料を取られることになる。100回使って割れた場合は、使用料は1回につき製造エネルギーの100分の1だ。 しかし、再利用するためには、カップを洗わなければならない。そこでは、食洗機の効率、食洗機を動かすためのエネルギーシステムの効率から、1回あたりのエネルギー量を考慮しなければならない。

訳者から: けっこう衝撃的な内容だね。英語版のエントリではコメントも多く寄せられて、激論が交わされている。これはあくまで製造エネルギーだけを取り上げているので、使い捨てカップの廃棄コストや経済効率なんかは入ってない。そこで、みんなの意見が分かれてるわけ。それにしても、こうした問題に対するアメリカ人の関心の高さがわかるね。

Institute for Lifecycle Environmental Assessment: Saulに感謝します。- Link

[原文]

Posted by Tetsuo Kanai | Apr 17, 2007 07:08 AM
Science | Permalink | Comments (0) | TrackBack

News from the future: 未来の先生はバーチャル人間?

Uic Researchers Avatars

Slashdotで見つけたニュース。Timの News from the Futureニュースレターにもあります。Rolandの記述によれば -

イリノイ州とフロリダ州の研究者が実際の人間のバーチャル代理人を作り、知識を高めるというネットワークシステムを開発している。人工知能と自然言語処理ソフトウエアを組み合わせて、人の"身代わり"との会話を可能にする。National Science Foundation(NSF)の出資のもとに行われているこの研究の目標は、本物の人間と話しているのと同じように、完璧に言葉を理解し、質問に答えられるバーチャル代理人を作ることにある。その結果は、2008年のはじめには見られるという(うまくいけばの話)。

訳者から: 完璧な偽人間。そこまでやる必要があるのかどうかビミョー......と思ったけど、下の2つめのリンク(UIC News Release)を読むと、ある特定の知識を豊富に持ったバーチャル人間になんでも質問ができるシステムを目指しているようで、それなら意味はあるかなと。パソコンのサポートのお姉ちゃんに「そんな症状は報告されてませんが......」と言われて腹が立つこともなくなる。何をどう聞いていいかわからない曖昧な質問でも、こちらのニュアンスを汲み取って理解してくれるというところまで考えているらしいから、そーゆーことなら頑張ってほしいね。

こちらもどうぞ:

  • Our next teachers: avatar experts - Link.
  • Virtual reality for virtual eternity - Link

News from the Futureニュースレターのお申し込みはこちらから。- Link

[原文]

Posted by Tetsuo Kanai | Apr 17, 2007 04:29 AM
News from the Future, Virtual Worlds | Permalink | Comments (0) | TrackBack

Guitar Heronoid - 『Guitar Hero』をプレイするロボット

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ワオ、これ最高 -

ゲーム『Guitar Hero』をプレイする人型ロボット。PlayStation2のビデオ信号を拾って、指を動かすタイミングを感知する。これは、GarageGeeksのメンバー、Rafael MizrahiとTal Chalozinによるプロジェクトです。

訳者から: GarageGeeksは、イスラエルのけっこうパンクなクリエーターの集団。ちょいと注目のグループですな。

Guitar Heronoid - Link & 写真

[原文]

Posted by Tetsuo Kanai | Apr 17, 2007 03:57 AM
DIY Projects, Electronics, Music, Robotics | Permalink | Comments (0) | TrackBack

Inner life of the cell - 細胞内部の息をのむ美しさ

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ハーバード大学の主導で行われているBiovisionsのThe Inner Life of the Cellはスゴイ。細胞の内部の活動をこんな風に見せてくれたものは、今までになかった。とくに運動タンパクには目を見張る。- Link & 完全バージョン

訳者から: Biovisionsハーバード大学のRobert A. Lue教授が中心になって行われている生物科学に関する視覚化プロジェクト。数多くの研究データをCGにして、教育や研究に役立てようということだそうです。

[原文]

Posted by Tetsuo Kanai | Apr 17, 2007 03:46 AM
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April 15, 2007

MAKE: Cellular automata video synthesizer kitのコンテスト開催!

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このコンテストにはMakeは無関係なんだけど、すっごく気になるので報告します。Video Thingは、Cellular automata video synthesizer kitを作った人、持ってる人を対象に、コンテストを開催します。

Makeから発売された新しいCellular automata video synthesizer kitに、私たちは大興奮してしまいました。そこで、これをクールに使いこなしている人のコンテストをしようという話になりました。改造よし、意外な使い道よし、ただケースがかわいいってだけでもオーケー。とにかく何でもアリです。キットを手に入れて、mediatronica dot comのWileyに、参加申し込みを送ってね(写真、ビデオ、解説も忘れずに!)。

審査はVideo Thing参加メンバーが行います。優勝賞品はNeuros mp4 RecorderまたはElgato Eyetv Hybridのいずれか好きな方を選べます。参加申し込みの締め切りは、今年の7月1日です。

Video Thing: MAKE: Cellular automata video synthesizer kit & Videothing CONTEST! - Link.

関連:

  • Cellular automata video synthesizer kit (store) - Link
  • Cellular automata video synthesizer kit (info) - Link

[原文]

Posted by Tetsuo Kanai | Apr 15, 2007 10:57 AM
Announcements, Electronics | Permalink | Comments (0) | TrackBack

Cellular automata video synthesizer - セルオートマトン映像シンセサイザー・キット

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Maker Storeから新製品のキットが登場。Cellular automata video synthesizer kitだ。組み立ては簡単。セルオートマトンとビデオシンセサイザーが手軽に楽しめる。これがあれば、コンポジットNTSC入力のあるテレビに繋いで、いつまでも音と映像の無限のパターンを出して遊べる。キットには、あらかじめ組み立てとプログラムがされたVideo Critter Miniボード、ボリュームが3つ、ボタンが1つ入っている。このボードにボリュームとボタンをハンダ付けして箱に収めれば、はいおしまい!

ご注意: DC 6~9Vの電源が別途必要です。普通の9Vのアダプターで大丈夫です。

訳者から:ちなみに、セルオートマトンとは、時間経過とともに変化する格子状のパターン(セル)で自然現象などを表す計算モデル......とどこかの受け売りですが、説明しようとするとすごく難しい。ボクもわかりません。とにかく、格子パターンがビヨヨーンと変化する計算モデルを使って遊ぼうというのがこのキットの趣旨(上のムービーを見てね)。けっこうポップでいけてます。初代ビデオゲームエイジのオヤジ族には、たまらんですな。

お買い求めはMaker storeで(日本からの注文も可能)- Link.

関連:
Cellular Automata video synthesizer (tutorial, source code available too) - Link

[原文

Posted by Tetsuo Kanai | Apr 15, 2007 10:45 AM
Announcements, Kits, MAKE Store | Permalink | Comments (0) | TrackBack

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