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December 28, 2008

ITP Winter Show 2008 - 皿回しDJ、カクテルを作るピアノ、磁石でコンピュータを操作音楽

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Makeは、ニューヨーク大学ITPの学生アーティストたちによる、視覚とサウンドと物理オブジェクトを使ったインタラクティブな作品を2日間にわたって展示する"ITP Winter Show 2008"を今回も精力的に取材した。インタラクティブな技術プロジェクトを紹介しよう。

ボクは毎年、学生たちのトレンドを探ることに力を入れている。数年前は、ProcessingとArduinoだった。それから、Nokia 95とWiiリモコンに移り、今は省電力と木材とiPhoneだ。ITPのような場所から、より多くのiPhone用アプリケーションが生まれるだろうし、ハイテク・プロジェクトの木材への"回帰"も期待される。身の回りの電力消費量を知るということも重視されるようになるだろう。2009年には、これらの傾向が目に見える形で広まっていくことになるはずだが、そこをいち早くレーダーがキャッチした。Arduinoは、もちろん数多くのプロジェクトに使われている。なるべくして、すでに広く普及している。ボクが撮った写真とビデオは、すべてここにアップしたからね

では、ドラムロールをどうぞ! :::::::::: 毎年ボクは、すごく気に入ったプロジェクトをいくつか選んで、"best of show"として発表している。といは言え、どのプロジェクトも素晴らしく、ITPは毎回進化しているので、選ぶのがすごく難しいんだけど、毎回、みんなに求められるもんだから仕方ない。ここに、ITP Winter Show 2008に出展されたプロジェクトの中から、ボクが好きないくつかの作品を紹介する。ちなみに、全出展プロジェクトは ここでチェックできるよ


DJ Porcelain and the Plates(DJ Porcelain とお皿たち) / ITP サイトの記事

学生:Thomas John Gerhardt
指導教官:Hans-Christoph Steiner

DJ Porcelain and the Platesは、DJの新しい形です。曲のミキシングを、ターンテーブルのレコードではなく、棒の上で皿を回して行います。DJ Porcelain and the Platesは、6本の棒と16枚以上の皿で構成されるNIME(new instrument for musical expression:音楽表現のための新しい楽器)です。音楽を奏でるには、作曲者が棒を使って皿回しを行います。皿の回転速度を調整することで、あらかじめ録音されているループの再生速度が変化します。それぞれの棒は、サウンドのチャンネルに対応しています。皿はサウンドトラックに対応しています。コンピューターは、どの皿が回っているか、回転速度はどれほどか、どの棒の上で回っているかを認識し、状況に応じた速度で対応するループを再生します。こうすることで、6チャンネルのサウンドを使って曲の演奏(ミックス)が、リアルタイムで行えるのです。



Pianocktail / ITP サイトの記事

歌を飲めたとしたらどうだろう? 『黒と褐色の幻想』はどんな味がするだろう?Pianocktailは、演奏された鍵盤を元に飲み物を調合するピアノです。鍵盤は、様々な種類の酒に対応しており、曲が演奏されると、その雰囲気に合ったカクテルが作られます。今や、音楽は聴くだけでなく飲むこともできるようになりました。Pianocktailは矛盾と例外の世界に存在しています。そこでは、音楽と酒がいい雰囲気で調和し、見た目はまったく意味を持ちません。

Pianocktailは馬鹿馬鹿しい創造物です。ボリス・ヴィアンが小説『日々の泡』で夢見た代物です。どんな仕組みになっているかは、小説に書かれているとおりです。

学生:Florica VladとOscar G. Torres
指導教官:Hans-Christoph Steiner

「それぞれの音に飲み物が対応しています。......ワインであったり、蒸留酒、果実酒、またはフルーツジュースであったり。ラウドペダルを踏むとエッグフリップが入り、ソフトペダルを踏むと氷が入ります。ソーダは嬰ヘ長調でカデンツァを弾くと入ります。分量は、どれほど音を伸ばすかによって決まります。64分音符がメジャーの16分の1に相当し、4分音符がメジャー1杯、全音符がメジャー4杯です。スローな曲を弾くと、分量が多くなりすぎないよう音の長さによる量の割合が切り替わり、全体がカクテルとして相応しい量になるよう調整されます。ただしアルコールの量は変わりません。また、曲の長さに応じて、もし望むならば、使用するメジャーを変更できます。小さくできるのです。たとえば、すべての和声の影響を副次的に採り入れるために100分の1にするとか」

Pianocktailの製造は、鍵盤の下に88個のスイッチを仕込むという形で、違和感なく自動的に行うことができます。88個のセンサーが演奏される音楽を検知します。鍵盤が特定の組み合わせで押されることで、酒やジュースやガーニッシュがグラスに投入されます。理論的には、正しい組み合わせで鍵盤を押すことで、特定のカクテルを作ることが可能です。混合は、一連のシフトレジスターとArduinoマイクロコントローラーで論理回路を作り、モーターと電子的な数値制御を用いることで可能となるでしょう。



The ReedBox / ITP サイトの記事

学生:John Kuiphoff
指導教官:Tom Igoe & Daniel Shiffman

ReedBoxは、ユーザーが磁石を使ってコンピューターと対話できるようにするためのデバイスです。

ReedBoxは、それぞれにLEDのインジケーターを接続させたリードスイッチの配列から構成されています。ユーザーは、このボックスの表面に磁石を置くことで、デバイスをコントロールできます。このユニークなインタラクションの方式には、無数の応用が期待できます。

現在、このデバイスを応用した装置には次の5つがあります。



Living shade / ITP サイトの記事Window vision / ITP サイトの記事(同じテーマなのでひとつにくくりました)...

Living shade 学生:Adam Lassy、Adi Marom Emeri Audra Yarnoff
Living shade 指導教官:Kate Hartman

私たちの生活はピクセルに囲まれています。iPhoneも、ノートパソコンも、テレビも......、いたるところにピクセルがあります。そこで、アパートの窓から入る光も、*pixelization*(ピクセル化)してみようと考えました。

私たちは、外の明るさに応じて部屋に差し込む光の量を調整する動く日よけを作りました。日よけは、開閉可能なユニットを繋げて作ってあります。それぞれがピクセルの形をしており、個別に開いたり閉じたりします。折りたたみユニット(ピクセル)が形を変えることで、全体が、そこを通して光を"呼吸"する"生きた"日よけとなります。

この動く日よけは、開閉式のユニットが頑丈なアルミフレームの中に並べられています。各列のユニットは、サーボモーターで開閉します。各サーボには金属の棒が接続されており、回転が直線的な動きに変換されます。

サーボは、スクリーン(外側に面している)のフォトセルによって駆動します。

この日よけは、インタラクティブな調光機として動作します。外が明るくなると、ユニットは高速で開閉するか、異なるパターンで動きます。現在の試作品では、各ユニット間の動作パターンは、連続的なウェーブを描くようにプログラムされています。しかし、連続的な繰り返し、いろいろな形、ランダムな開閉など、さまざまなパターンにプログラムができます。

将来的には、別のセンサーを使い、人が近づくと動くといった設定も可能になるよう、インタラクティブ性を強化したいと考えています。

Window Vision
Window Visionは、周囲の環境の変化を受けて明るさに応じてコンポーネントの形を変えることで反応性設備です。

Window vision 学生:Angela Joy Chen
Window vision 指導教官: Kate Hartman

科学とアートの交差点を世界が通過することの重大な意味を考慮したWindow Vision は、周囲の光景を目で認識できるようにしている神経パルスを増幅する作品です。また、住人が外の世界と対話できる建築的媒体としての窓という考え方にも基づいています。

"Bandwidth of Consciousness"という記事に、私たちの目は1秒間に数千の情報を取り込んでいるが、私たち自身はそれをほとんど意識していないと書かれています。これを可能にしている要素の大部分を占めるのが、目の中の光に反応する組織である網膜の構造上の特性です。網膜の中には、錐体と桿体という2種類の視細胞があります。これらによって構成される細胞構造体が、異なる強さの光に反応するため、暗闇でも色が認識できるのです。

私は、視細胞と同じように、異なる要素がひとつのモジュラーレベルで機能するものを作ろうとしています。神経学的に言えば、常に明暗のレベルに反応して調整を行っている要素と、常に"焦点"を合わせようとしている要素です。

フォトセルと、ステッパーモーターで制御されるいくつかの基本的な機構を使うことで、昼(明るさ)を担当するものと、夜(暗さ)を担当するものとの2系統のモジュラーを構成します。


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Power Aware / ITP サイトの記事

学生:Martin Ceperley
指導教官:Hartman Kate

光の色を変化させてユーザーに消費電力量を示すテーブルタップです。また、そのデータは無線でウェブアプリに飛ばされ、記録されます。

現在のデジタルライフでは、新しいガジェットやツールには、必ずと言っていいほど新しい電源プラグが付いていて、24時間、静かに密かに電気を吸い続けます。これは私たちの社会に重大な環境的影響をもたらし、無駄な電気代を支払う消費者には経済的な影響を与えます。そこで、どのACアダプターが効率的に働いていて、どのアダプターが、いわゆる電源吸血鬼であるかがわかる方法はないものか。または、プレイステーション3とWiiとでは、どちらが電気を食うかを見る方法はないものか。

Power Awareテーブルタップは、生け花のようにアレンジされたフルカラーLEDで光るファイバーの色と変化の速度で、今の電気消費状態を視覚的に示します。ユーザーは、いつも視界の片隅にそのパターンを見ることができ、電力を消費しているという意識を高めることに繋がります。そしてこれが、外出前に電気製品のスイッチを切ったり、プラグを抜くなどの行動を促す省電力の意識に繋がっていくことを期待しています。

光による受動的なエネルギーのフィードバックに加えて、Power Awareは電力消費のデータをWiFiでウェブ上のデータベースに定期的に送り記録を付けることができるため、ユーザーは電力の使い方をオンラインで分析できるようになります。このデータはリアルタイムで電力消費グラフとなり、1日の電力量のピークがわかるなど、データの分析が容易になります。ソーシャルネットワークに接続するためのコンポーネントも追加できるため、電力消費データをFacebookアプリケーションを通じて共有することが可能です。そこでは、日ごと、または週ごとに、電力消費量を低く抑えられた人や劇的に低減させた人を表彰します。

訳者から:ITP(Interactive Telecommunications Program)は、ニューヨーク大学の大学院、Tisch School of Artsの中のコミュニケーション技術を学ぶ修士課程です。

- Phillip Torrone

原文

Posted by Tetsuo Kanai | Dec 28, 2008 03:00 AM
Arts | Permalink | Comments (0)

Weekend Project: しゃべるブービートラップ(日本語字幕版あり)

持ち物を盗まれそうになったことない? 会社の冷蔵庫からお弁当を盗られたとか。そんなコソ泥どもを追い払う、賢いギズモの作り方を紹介しよう。

このプロジェクトはMake英語版 Vol.16に掲載されているBob Knetzgerの記事をベースにしています。

MP4版ムービーのダウンロードはこちらからiTunesで購読もできます。

Talking Booby Trap(しゃべるブービートラップ)の詳細はMake英語版 Vol.16をご覧ください。
デジタル版でもお読みいただけます。

- KipKay

編集から:日本語字幕版は下のムービーをご覧下さい。


原文

Posted by Tetsuo Kanai | Dec 28, 2008 01:00 AM
MAKE Podcast, MAKE Video, Weekend Projects | Permalink | Comments (0)

Weekend Project: しゃべるブービートラップ(PDF)

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持ち物を盗まれそうになったことない? 会社の冷蔵庫からお弁当を盗られたとか。そんなコソ泥どもを追い払う、賢いギズモの作り方を紹介しよう。
このプロジェクトはBob Knetzgerの記事をベースにしています。Make英語版 Vol.16に掲載されています。PDFを見てね。

- KipKay

原文

Posted by Tetsuo Kanai | Dec 28, 2008 12:00 AM
MAKE PDF, MAKE Podcast, Weekend Projects | Permalink | Comments (0)

December 26, 2008

電子の壁紙

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LilyPad Arduinoの開発者、Leah Buechleyは、サンフランシスコのエクスプロラトリアムで、LilyPad Arduinoと導電性ペイントを使った作品を作っている。完成したら、ぜひビデオを見たいね。彼女の製作の様子はFlickrで見られます。

- Becky Stern

原文

Posted by Tetsuo Kanai | Dec 26, 2008 03:00 AM
Arduino, Arts, Crafts, Electronics | Permalink | Comments (0)

Fritzing: オープンソースのプリント基板デザインソフトウェア

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Fritzingについては 前も書いたけど、新しいアルファ版が発表された。これは要チェックだ。ボクはこのプログラムがすごく好きで、今後の機能強化にすごく期待してるんだよね。

Fritzing は、デザイナーやアーティストが物理的なプロトタイプから実際の製品に歩を進めることを支援するオープンソースの運動です。このソフトウェアは、ProcessingとArduinoのために作りました。Arduinoベースのプロトタイプのドキュメント化と、生産用のプリント基板の設計を、デザイナー、アーティスト、研究者、ホビイストたちにも可能にするものです。ウェブサイトでは、設計図や体験談、さらに生産コストを下げるための情報交換や話し合いが行われています。

詳しくは Fritzing のサイト(英語)を見てね。

Maker Shed より:
Makershedsmall
Discoverelectronics Kit Crop
DIY Design Electronics Kit

- Marc de Vinck

原文

Posted by Tetsuo Kanai | Dec 26, 2008 01:00 AM
Arduino, Electronics | Permalink | Comments (0)

Make: television - まもなくスタート

Make Pt1504
Make: televisionが間もなく始まります。Make: televisionのオンラインプレミア放送は、2009年1月3日。makezine.tvまたはiTunesで第1回を通して見られます。テレビ放映の時間は、お住まいの地域のテレビ局によって異なります。各エピソードは、Makeサイト、iTunesをはじめとする様々な場所に置かれ、コマーシャルが入らない、DRM(デジタル著作権管理)もかからない状態で、しかもゴージャスなHDフォーマットで提供される予定です。Makeブログには、カウントダウン用タイマーを設けました。放送開始の当日まで、放送に関連する楽しい記事をポストします!

- Phillip Torrone

訳者から:日本でも放送してほしいね。それまでは、英語版をダウンロードして見てください。

原文

Posted by Tetsuo Kanai | Dec 26, 2008 12:00 AM
Announcements | Permalink | Comments (0)

December 25, 2008

VALKYRIEという名のArduino互換機

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マイクロファンの新しいArduino互換機の特徴は、まず、1列に並んだピンにありますね。ブレッドボードが広く使えそうです。それから、7セグLEDやマトリクスLEDなどの表示デバイスをスタックすることが可能です。配線量の多い部品がすっきり接続できてよさそうです。USBインタフェイスは搭載していませんが(RS232Cに対応してます)、パターンは用意されているので、自分で部品を載せることはできそうです。ATmega644を使うSanguino互換の"GHOST"もほぼ同時リリースです。

REDUINO-VALKYRIE168R

Posted by Takumi Funada | Dec 25, 2008 07:00 AM
Arduino | Permalink | Comments (0)

IAMAS Gangu Project - Work in Progress開催中

IAMAS Gangu Project - Work in Progress」が六本木のAXIS Galleryで12月27日(土)まで開催中です。いくつかの作品を会場で実際に試すことができましたので、簡単にレポートします。

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MTM02にも出展された"歯車をつなげることで、音楽を演奏する玩具"「Jamming Gear」の新しいバージョン。歯車の高さやスイッチの位置などを修正して、より使いやすくなっています。各歯車とPCがBluetoothで通信して、PC上のMax/MSPから音楽を出力しています(作者:菅野創さん、西郷憲一郎さん)。

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"現実の風景にコンテンツを合成して表示する"のが「Surprise Window」。自動車に乗って退屈してしまった子供の頃の経験がアイデアのもとになっているとのこと。有機ELの携帯電話に表示したキャラクターのアニメーションを下敷きで作ったハーフミラーで現実風景と重ね合わせます。携帯電話のボタンでキャラクターを操作することで、自分でルールを作ってゲームのように遊ぶことができます(作者:君塚史高さん、アニメーション制作:大澤直輝さん)。

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「積み絵」は、絵が描かれたシートをスクリーンに重ねることで、スクリーンにさまざまなイメージが登場します。そのイメージを使って自分自身でストーリーを作るという玩具です(作者:太田祥子さん、アニメーション制作:佐藤晋哉さん)。

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「シャドーラジコン」は影絵を操作して遊ぶことができる玩具。左のラジコンには小型のプロジェクターとセンサーが内蔵されていて、ラジコンを振ったりすることで壁面に投影されるイメージが、さまざまに変化します。いろんな可能性が感じられる作品だと思いました(作者:橋本佳奈子さん)。

他にもたくさんの作品が展示され、多くの作品は作者の方に直接話を聞くことができます。また、Make日本語版 Vol.4「SKETCH -- ハードウェアでスケッチする」などで紹介した「ハードウェアのスケッチ」という考え方をベースにしたワークショップなども26、27の両日には行われる予定です(ワークショップの参加は定員に達しましたが、見学は自由)。

詳しい情報は、IAMAS Gangu Project - Work in Progressにて。

Posted by Hideo Tamura | Dec 25, 2008 03:00 AM
Events | Permalink | Comments (0)

Arduinoでコマンドシーケンサーを作ってみた

指でボタンを押すかわりに、ArduinoでPlayStation 2を操作する試み。PS2の映像出力から取り出した垂直同期に同期して、シーケンス・パターンを送信している模様。楽しい実験です。Arduino 2台で対戦させても面白いかもしれませんね。

ひとりぶろぐ

Posted by Takumi Funada | Dec 25, 2008 02:00 AM
Arduino | Permalink | Comments (1)

Open Reel Ensemble

Open Reel Ensemble
Open Reel Ensemblscheme

Open Reel Ensembleは、人の声や楽器の音の録音をUSBで制御されたオープンリール式テープデッキを使って可塑化する。

オープンリールのテープデッキを改造したサウンドパフォーマンスです。古いオープンリールのアナログテープデッキを楽器に作り替えて仲間とセッションを楽しみました。このシステムを使って演奏も行いました。"Open Reel Ensemble"は、2009年2月に開催される第12回文化庁メディア芸術祭にて演奏を披露します。
機材もなかなかかっこいい! - Open Reel EnsembleCalifaudioより]

- Collin Cunningham

原文

Posted by Tetsuo Kanai | Dec 25, 2008 01:00 AM
Music | Permalink | Comments (1)

Remake: 電動カーゴバイク

Terence R. McCainは、街から自宅まで日用品を引いて帰れる自転車を作ろうと調査を重ねてきたが、ある日、電動カーゴバイク(たくさんの荷物が運べる自転車)に目を付けた。そして、精力的なご隠居であるMcCainは、「異なるモデルのカーゴバイクの販売と、後付システムによる電動化の経験が豊富な店」を探して全国を跳び回った。そんな彼が、1月に完成予定の特注電動カーゴバイクの設計に関する体験談を我々に送ってくれた。

アメリカ人の多くがそうであるように、私も子供の頃から自転車に乗っている。今でも自転車が大好きだ。地元の買い物には好んで自転車を使う。食料品店はウチから2マイル以内だし、ウォルマートも5マイル程度のところにある。バージニア州の繁華街であるウォレントンは、3マイルも離れていない。これらの場所に行くのに、わざわざバンを使う必要は、まったくない。たったひとつのちょっとした場合を除いてはね。

私の自転車(18段変速のマウンテンバイク)にはトランクがない。何十キロもの日用品を積載できる装備がないのだ。もし無理矢理載せたとしても、坂道が多いために体力が続かない。私はもう若くない。

電動自転車なら、問題解決となるだろうか?

最近では、数多くの電動自転車が販売されるようになってきた。とてもいいことだ。しかし、すべてに共通する問題点がある。トランクがないことだ。人を1人運ぶには十分なパワーがあるが、それだけだ。1人の運転者を時速30キロ程度で長時間走らせるだけの性能があるが、低速ではほとんどトルクが出ない。そのため、重い荷物を引っ張るのには向いていないのだ。また私は、ペダルを漕ぐ方式か全自動かに関わらず、自転車でリアカーを引っ張るツモリはない。

私のプロジェクトの主眼は、こうした問題を克服することにあった。まとまった荷物の運搬に便利で、ウチのまわりの坂道をスイスイと上れる自転車だ。バンを使うことなく、近所の用事がほとんど済んでしまう自転車だ。

アメリカの市場では、そんな自転車は売られていない。しかし、部品なら売られている。そこでこの夏、ノースカロライナ州にある、小さいが先進的な自転車ショップ(Cycle 9)と一緒に、私の構想を現実化する方法を探り始めたのだ。そしてこれが、その結果だ。

フレーム

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Surly製Big Dummy:荷物を搭載できるようにフレームが延長されている。アメリカ製だ。Surlyはまだこのフレームを大量生産していないため、注文してから数ヶ月は待つことになる。このフレームなら、体重90キロの運転者と90キロ以上の荷物を載せることができる(写真はサーリーのサイトより)。

パニア

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Xtracycle製、FreeLoaders:大量の荷物を搭載できるよう荷台を備えた特大のアメリカ製パニア。Big Dummyフレームは、Xtracycleの大きなパニアに合わせて作られたものなのだ(写真はXtracycleのサイトより)。

バッテリー

LifeBattの20AH、48V、LiFePO4バッテリー。台湾製の非常に大きなバッテリーだ(18キロ近くある)。これはFreeloaderの荷台に載せることで、パニアの積載量を確保する。

推進装置

BMC製の400Wのハブモーター2基。内蔵ギアによって、通常のハブモーターよりも高い低速トルクを発する。2つのモーターはひとつのグリップスロットルで制御する。インド製。

トレーラー

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Cycletote製のアルミの軽量トレーラー。Freeloaderのリアステイに接続できるよう、特注のマウント用金具が付いている。アメリカ製で67キロほどの荷物を積むことができて、自転車のフレームにかかる負荷はそのほんの一部に抑えることができる。一般的な自転車用トレーラーと違い、これは自転車の重心に接続するようになっているので、自転車が横に流されることがない(写真はCycletoteのサイトより。ラバーメイドのコンテナは別売り)。

補足

もちろん細かい注意点は山ほどある。たとえば、Big Dummyはフレームのみ販売なので、このほかの部品を世界中からかき集めて、自分で自転車を組み立てなければならない。

注意:一部のメーカーはワケのわからないところがあるので注意が必要だ。BMCにはウェブサイトがない。北アメリカの業務はたった1人のスタッフが担当している。バッテリーを買った台湾の業者は英語で注文を受けて世界中に配送してくれるが、海外向けウェブサイトはチンプンカンプンだ。自分が何を買おうとしているのか、ハッキリと決めておいて彼らに伝えてやる必要がある。

私のバイクを作ってくれているノースカロライナのCycle 9は、以前から電動自転車を売っているが、それらは荷物の運搬を目的として、山坂道に適した低速トルクのある自転車というわけではなかった。部品の調査や技術的問題に膨大な人件費を費やしてくれた。それはこの自転車を1台売ったぐらいでは、とうてい回収できないコストだ。どこに"落とし穴"があるかを熟知した彼らが、こうした自転車をもっとたくさん作ってくれるようになることを願っている。

この自転車は1月に完成して届けられることになっている。走行距離や、どれだけの荷物を積んで坂を上れるかは、まだ未知数だが、すぐにわかるだろう。

自転車の電動化は、自動車を電気自動車に改造するよりはずっと簡単にできる。また、電動自転車の走行距離を短くして、そのぶん重い荷物を運べるように設定を調整しるという考え方は理に適っていると私は思う。私たちには、荷物は自動車で運ぶものという習慣が身についているが、こうした自転車があれば、近所のお遣いなら十分に自動車の代わりになる。電動カーゴバイクには、広く普及する可能性がある。

さらに、これが私たちの生活様式を大きく変えることにも繋がると思う。推進力が小さいぶん、運動量が多くなり、快感も得られる。アメリカ人にとって、これはとてもいいことだと思う。

Terence が実際にこの自転車の運用を開始したら、追加情報を載せようと思っています。

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私たちの生活に変化をもたらすプロジェクトがあったら、dale [at] oreilly.comまでご一報ください。Remakeで紹介したいと思います。

- Dale Dougherty

訳者から:電動カーゴバイクは日本にこそピッタリだと思うけど、店や地域の駐輪場をもっと大きくしないといけない。子供を2人乗せて安全に走れる電動自転車もだね。駐輪場や法律上の問題は、麻生ちゃんの仕事かな。

原文

Posted by Tetsuo Kanai | Dec 25, 2008 12:00 AM
Bicycles, Remake | Permalink | Comments (0)

December 24, 2008

世界をRemake(リメイク)しよう

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An Upside to the Economic Downside(経済的マイナス面のプラス面)と題されたEllen Goodmanの記事より:

変革へのもっとも強い起動力となるものは、新発見ではないと社会学者たちは言うだろう。すでに知っているものに気づくことで変革が始まる。クレジットカードに推進され、借金に捕らわれ、後払いに支えられた景気が、経済的にも、環境的にも長続きしないことは、アメリカ人がほぼ共通して気づいていたことだ。

このことに気づいていたのは、ビルケンシュトックを履く人たちや、大恐慌を体験した年寄りたちだけではない。それは、反物質主義のすべての評論家、反商業主義の声を上げるすべての人たち、格差社会に不満を持つすべての人たち、子供たちに与えたものや埋め立てた廃棄物に恐れを抱くすべての人たちの集団的潜在意識の中に抱かれてきたものだ。しかしそれは、日曜日に教会で聞く説教のように、一様に消え失せてしまった。ダイヤモンドの競技場に巧みに追い込まれてしまったのだ。

今こそ変革のときだ。Makerたちは、このときを待っていたはずだ。劇的な変革の時期に私たちは立ち会っている。それは、フランス革命当時のパリをディケンズが「最高のときであり最悪のとき」と表現したときと同じだ。どんなに大変か、これからどれほど悪くなるか、という話は山ほど聞かされている。しかし、いいニュースもある。それはGoodmanの記事にも書かれている。我々の多くが、今の生き方や生活様式が自分たちに合っておらず、この惑星にも合っていないと感じてきた。私たちは変革を求めてきた。しかし、どうやって変革を起こすのか、世界をどのように変えるのかはハッキリと見えていなかった。数知れない社会や文化が密接に結束し合って、なんとか変革せずに済む理由を探し回っている。

思うに、今こそ、変革を起こし、この世界を変えるための絶好の機会だ。私たちが直面しているような問題は、普通のやり方では解決できない。普通の人にも無理だ。アインシュタインはこう言っている。「問題は、それを生み出したときと同じ考え方では解決できない」と。私たちなら、こうした問題に別の角度から斬り込むことができ、少し前なら不可能だと思われたような飛び抜けた発想を提供できるはずだ。教育、エネルギー、運輸、医療、建設、地域社会、なんでもいい。すべてテーブルの上に乗っている。もっともっと多くのMakerたちの力を合わせていく必要がある。

少し前のMakeのコラム「The Visible Hand(英語)」にも書いたが、私たちは「変革は私たちそれぞれが開始するものと信じるべき」なのだ。個人でもいい、グループでもいい、みんなで力を合わせて大きな問題に立ち向かえば、自分たちの生活から、家庭から、地域社会から変革を起こすことができる。私は、より幅広い問題の解決に役立とうと活動する人たちが増えているのを感じている。その多くは、テクノロジーや社会的メディアをクリエイティブに活用している。

私は、そうした活動を、Makeのブログ上でRemake(リメイク)というタイトルで紹介していきたいと考えている。どうかみなさんのアイデアやプロジェクトを私に知らせてほしい(oreilly.comのDale宛)。そうして、みなさんの世界のリメイク活動を、より多くの人たちに知ってもらおう。今、リメイカーが何をしているのか、これから何ができるのかといった対話が積み重なることを期待している。

- Dale Dougherty

原文

Posted by Tetsuo Kanai | Dec 24, 2008 02:00 AM
Remake | Permalink | Comments (0)

実体配線図作成ツール PaaS

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画面の上の基板に部品を並べていって、レイアウトや配線を確認できるソフト。とくにユニバーサル基板で回路を組むときのシミュレーションによさそう。実体配線図を公開したいときにも便利ですね。ライブラリに登録されてるリアルな部品を並べて遊ぶだけでも楽しいんじゃないでしょうか。

PaaS 電子回路のプリント基板エディタ (via 電音の工場ブログ

Posted by Takumi Funada | Dec 24, 2008 01:00 AM
Electronics | Permalink | Comments (0)

手彫りロボットスタンプ

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手彫りのロボット部品スタンプだ。MAKE Flickr poolにポストされたもの。

おまけ:

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CRAFT Volume 02より。こちらからどうぞ。ご購読はこちらから

- Gareth Branwyn

訳者から:かわいー! 消しゴムをカッターで彫る作業は、子供の手作業の訓練にもいいかもよ。

原文

Posted by Tetsuo Kanai | Dec 24, 2008 12:00 AM
Crafts, Robotics | Permalink | Comments (0)

December 22, 2008

MAKE presents: 抵抗

シンプルで、ありふれていて、しかし電子の世界には欠かせないもの。電流と戦う電子回路の屋台骨、抵抗にスポットを当ててみよう!

m4v版ムービーのダウンロードができます。iTunesで購読もできます。

抵抗について語り出せばきりがない。ここには、ボクがこのビデオで扱いたかった題材がいくつも含まれている。しかし、残念なことに時間に限りがある。下の一覧は、最終的に涙を飲んでカットした題材だ。


みんななら、何を入れたかった? 追加すべき内容、修正、意見、考えなど、ビデオにして見せてほしい。もしそんなビデオを作ったら、リンクを送ってね

- Collin Cunningham

原文

Posted by Tetsuo Kanai | Dec 22, 2008 03:00 AM
Electronics, MAKE Podcast, MAKE Video | Permalink | Comments (0)

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