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August 31, 2009

エアカーはどこへ? - Part 3

Make外部編集者でもあるBill Gurstelleは、最新著書『Absinthe & Flamethrowers: Projects and Ruminations on the Art of Living Dangerously(アブサンと火炎放射器;危険に暮らすための術に関する企画と黙考)』を発表した。Billの危険なクエストの様子はtwitter.com/wmgurstで見ることができる。彼はMake: Onlineの8月のゲスト筆者だ。


エアカー実現のための Maker たちの冒険......

エアカーの3番バッターはMizarだ。技術の裏舞台から現れた、本当に飛行できるエアカーなんだが、エアカーの歴史上、最大の悲劇を招いてしまった。

Henry SmolinskiとHal Blakeは、軽飛行機の上半分とエンジンと翼をモジュール化して、1971年型フォード・ピントに取り付けた専用レールを使って脱着できるシステムを考えた。

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アタッチメント方式でタイプの違う2つの乗り物を合体させることでエアカーが出来上がる。半分がフォードの小型車で、半分が高翼式の飛行機だ。最初はうまくいった。ちゃんと飛んだし、大きく報道もされた(エアカーはいつでも人気の題材だ)。

1973年の雑誌記事(Peterson's Complete Ford Book, 3rd Edition)から抜粋してみよう。

「長距離の飛行と、普通の乗用車としての近距離の陸上移動という2つの用途を満たすため、Mizarは次のような仕組みになっている。プッシャータイプの航空機用エンジンを備えたMizarの機体は、近くの空港の格納庫で架台に乗せて保管しておく。そこへ、Mizar用に改造されたピントを乗り付け、機体の下に車をバックで入れると、双方の自動接続ユニットが働いて、たったの2分で合体が完了する。

自動ロック式の高強度ピンによって、車側のレールと飛行機側の支持金具が固定されるようになっている。

最後に話しておかなければならないことがある。1973年末に、SmolinskiとBlakeはMizar試作機に乗り込み、エンジンをふかした。コックピットで何が起こったのかは知るよしもないが、Mizarは離陸の途中に転がり落ちてしまった。わかっているのは、離陸直後、自動ロック式高強度ピンが外れ、2人の開発者の乗った車は南カリフォルニアの上空で突然に翼を失い、ただのフォード・ピントに戻ってしまったということだ。

2人の主要な開発者を失ったことで、Mizarプロジェクトは幕を閉じた。そうして、実用的なエアカーの登場を、世界はいまだに待ち続けることになったのだ。しかし、いつだって地平線の向こうから新しいものが生まれてくる。それは技術の裏舞台から大空に羽ばたこうとしている。

こちらもどうぞ:

訳者から:Mizarを作っていたのは Advanced Vehicle Engineers(AVE)という会社。その後の国家運輸安全委員会の調査で、作りがあまりにも雑だったのが原因だとわかったそうです。この記事では、空飛ぶ飛行機のことをFlying carと表記していますが、エアカーと訳しています。だって、エアカーでしょ? エアカーですよ。エアカーじゃないといけません。

- Bill Gurstelle

原文

Posted by Tetsuo Kanai | Aug 31, 2009 01:00 AM
Flying | Permalink | Comments (0)

ゲームが作られる本当の(ウソだけど)現場

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BB Offworldは、テトリスとソニックとマリオの工場の写真を公開した。じつはこれ、Amusement誌のMade of Myth featureという記事に掲載されたもの。ここに高解像度写真のギャラリーがあります。

- Collin Cunningham

原文

Posted by Tetsuo Kanai | Aug 31, 2009 12:00 AM
Arts, Gaming | Permalink | Comments (0)

August 28, 2009

『Getting Started in Electronics』誕生物語

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今、私が執筆中のDIYムーブメントに関する本の取材でForrest Mimsにインタビューする機会に恵まれた。Forrestは著名なアマチュア科学者で、ホビー用のエレクトロニクス本を30冊以上書いている。MakeではCountry Scientistのコラムニストとしても知られている。
彼の名著 『Getting Started in Electronics』の誕生秘話を聞いたときのインタビューの一部を紹介しよう。

この本は、『Engineer's Notebooks』 という本から発展したものだ。RadioShackの担当編集者は、Dave Gunzel。その当時、私はすでにRadio Shack Booksから16~17冊の本を出していた。我々がRadio Shackで打ち合わせしていたとき、Daveは私の研究ノートに目をとめて、こう提案した。「おお! こういう本を出しましょうよ!」 私は、すべてにちょっとした図を付けてノートに記していたのだ。「次の本は、ぜひこれで行きましょう」と彼は言った。

『Engineer's Notebook』は、こんな風に作られた。最初はタイプライターで文章を書いた。次に、タイプされた原稿に記号などを手描きで加えていった。やがて、ページが進み説明する電子回路が複雑になると、回路図も文章もすべて手書きになった。マイラーフィルムにインディアインクで書いていったのだ。しかし、ペンを握るときに手に力を入れるため、中指から出血して大変に苦労した。また、タイプの打ちすぎで深刻な腱鞘炎も患った。さらに、インディアインクは修正ができないため、ちょっとでも間違えると最初から描き直しとなった。

我々は、新しいパーツを加えた黄色い本『Engineer's Notebook 2』を出した。この2冊は飛ぶように売れて、数百万部が刷られた。それを受けて、デジタルコンピューターの入門書も出そうということになったのだが、私はコンピューターの仕組みを知らなかったので、一から勉強することにした。最終的には、マイクロ命令の4ビット言語、つまり6マイクロ命令に相当するものを搭載したプロセッサーを自宅のキッチンテーブルの上で完成させるに至った。これには、やはり自作の小さなカードリーダーも付いていた。すべてが自家製で、ちゃんと動作した。これができてようやく、私は本を書けるようになったのだ。

それから 『Getting Started in Electronics』 の構想が浮かび、Dave Gunzelに会った。もちろん、この本も手書きだ。彼はクレヨンを使ってはどうかと提案してくれたが、私はこう反論した。「クレヨンでは本は作れない。ペンか鉛筆だ。だけど、もうインクはゴメンだ。辛すぎる」 私たちは5Hの鉛筆で描くことで合意した。いや、私は納得したわけではない。鉛筆で描くとどうなるか、彼に見せてやったのだが。そうして本の執筆が始まり、たしか54日間で書き上げたと思う。1日2ぺージのペースだ。『Getting Started in Electronics』は130万部以上を売り上げた。最初の10万部(定価$2.49)は瞬く間に売り切れてしまった。

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(Mighty OhmのJeffがスキャンしたオリジナル本の画像はここで見られる。上の写真は1986年に$2.49で私が買ったもの。レシートも取ってある

- Mark Frauenfelder

原文

Posted by Tetsuo Kanai | Aug 28, 2009 01:00 AM
Electronics | Permalink | Comments (0)

宇宙服衛星SuitSat:宇宙でハッキング

suitsat1.jpg
SuitSatは、最強のファッション系ハッキングだろう。これほど強力な古着のリサイクルは見たことがない。ロシアは、古い宇宙服を宇宙空間で廃棄して大気との摩擦熱で焼却している。燃えてなくなるまでの時間は6~7ヵ月。これらの宇宙服は、その時点で宇宙にあるわけで、そこに人工衛星を埋め込めば、タダで6~7ヵ月は軌道を回ってくれると、あるアマチュア無線家が思いついた。そうしてSuitSatが誕生した。最初のSuitSatは2006年9月7日に放出された。国際宇宙ステーションから外に投げ出されたのだ。

現在、世界のアマチュア無線家が協力して、2つめのSuitSatを2010年の春に打ち出そうと計画している。今回の自家製人工衛星は、実際には廃棄宇宙服に埋め込まれないことになった。宇宙の安全に配慮した構造体を新たに作ることにしている。宇宙服を使うのはSuiteSat Ⅲだ。SuiteSat Ⅱは、次の4つの周波数で電波を送信する。

1. 衛星の名前、コールサイン、バッテリーの遠隔測定値、温度、世界の子供たちへのメッセージなどの音声信号を2m FM波(携帯ラジオやたいていのスキャナで受信できる)で送信する。また、オンボードカメラで低速度走査テレビの静止画放送も行う予定。
2. 連続波(モールス符号)で、衛星ID、衛星コールサイン、 ARISSプログラムに貢献した人たちのコールサインが送信される。
3. 完全な遠隔測定値および大学の協力によって行われる実験データをBPSKで送信。
4. 衛星には、アップリンク70センチ、ダウンリンク2メートルのSSB通信を行う通信帯域幅16 kHzトランスポンダー(リピータのようなもの)が搭載されていて、同時に複数のコンタクトが可能(他の人工衛星と同様に AO-7、FO-29、VO-52)。

SuitSat IIは、ロシアのクルスク州立工科大学の協力で、地球に近づくにつれて変化する真空度を測定する実験を行う。SuitSatの実験でもっとも楽しみなのは、みんなのような一般のハッカーのアイデアで行うものだ。実験装置には、軌道周回中に2分間、プラス5ボルト、最大100mAの電源が供給される。また、RS-485リンクでによる2KBのデータを9600bpsでダウンロードするための2秒間が与えられる。現在、NASAが実験の提出方法を準備している。今から考えておいたほうがいいよ。私はもういくつか考えた。

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- Diane Eng

編集から:日本語で読める詳しい情報は、宇宙服衛星SuitSat-1を受信してみよう!

原文

Posted by Tetsuo Kanai | Aug 28, 2009 12:00 AM
Science, Telecommunications | Permalink | Comments (0)

August 27, 2009

フィルムケースでパルスジェットエンジン

ジャムの瓶やジュースの缶でパルスジェットエンジンを実現する例は見たことがありますが、フィルムのケースは初めて。プラスチックだから当然溶けてしまうのですが、5秒ほどの間はエンジンとして機能するようです。
この「溶けてしまう」という特性を利用して、一定時間働くと消える(あるいは小さなゴミになってしまう)エンジンが実用化できたら、使い捨ての動力源として役に立ったりしないだろうか、といったことを夢想しました。

Posted by Takumi Funada | Aug 27, 2009 01:00 AM
Transportation | Permalink | Comments (0)

Make: Projects - ガラス瓶を切ってみよう

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ガラス瓶を切る方法はいろいろある。冷たい水に突っ込んだり、燃料を染みこませた糸を巻いて火をつけたり、細い電熱線を使ったり、あるいはこれらを組み合わせたり。私もこうした方法はすべて試してみたけど、かならずうまくいくというワケではない。そこで今回紹介するのは、もっとも成功率が高かった方法だ。他の方法も試してみたいという方を、止めはしない。何事も経験だ。ガラス瓶はどこでも手に入るし、失敗してもリサイクルできる。

どの方法を使うにせよ、ガラス瓶を「切る」という表現は正しくない。実際は「割れ」の制御だ(もっとも、タイルカッターなどの切断工具を使う場合は「切る」といって間違いないが)。

さて、ガラスは、分子レベルで言えばほとんどが二酸化ケイ素だ。しかし、分子が規則正しく並んでいないため、氷や食塩のような結晶性個体とは区別される。ガラスは無限に粘土の高い液体である。といった戯言を聞いたことがあると思う。古い教会のステンドガラスの下のほうが膨らんでいるのがその証拠だと。それはウソだ。ガラスが室温で流動することを証明する信頼すべき情報は、私の知る限りでは存在しない。どんなに長い時間待ったとしても、そんなことは起こらない。教会のステンドガラスは、ガラス職人がわざと下のほうを厚く作っているのだ。

しかし、ガラスの分子構造がランダムであることを示すたとえ話としてなら、ガラスが「無限に粘土の高い液体」という表現は使えるだろう。この異方性のために、ガラスは規則正しい割れ方をしない。ひびはランダムな予測できない方向に広がり、内部の圧力によって簡単に砕けてしまう。そのため、幸運が、ガラスの切断における大切な要素となるのだ。しかし、ちょっとした練習で腕を磨けば、ほぼ確実に切断ができるようになる。

道具

材料

訳者から:ガラス用の研磨剤は日本では手に入りにくいかもしれない。石を磨く趣味の人たちは、おもに耐水性サンドペーパーを使っているようだけど、研磨剤については、自分でいろいろ試しているって感じ。


Step 1:瓶を選ぶ

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どんな瓶を選ぶかは、切断したものを何に使うかで決まってくる。コップを作りたいのか、花瓶にしたいのか、ランプシェードにしたいのか、などなど。ガラスの切断を行っている人の多くは、ユニークで美しいものや、特別な思い入れのあるものなどを好んで使っている。特殊な形状の酒瓶などは便利な容れ物になる。贈り物にもいい。しかし、特殊な形の瓶に挑戦する前に、失敗してもいい普通の瓶でスキルを高めよう。思い通りに切断できるようになるまで、何本もダメにするのが普通だ。


Step 2:切り込み線を入れる

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瓶の周囲に、ハッキリと、同じ深さで、正確に傷を付ける。この傷を付けるための治具が安く市販されているが、金属製のしっかりしたものを買おう。そうでなければ自分で作る。誇大広告されているようなプラスティック製の安物は裂けるべきだ。

ガラス瓶切断治具は、まず横向きにきちんと設置して、備え付けのローラーカッターに専用オイルをたらす。そして瓶をセットして、しっかりとローラーを押さえ付けながら瓶を回転させる。均等な力で押さえ込むように注意しよう。切り込み傷が1周したら、すぐに止める。もう1周回してもっとしっかり傷を入れたくなるが、それをやるとたいていは失敗する。


Step 3:熱を加える

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瓶を回転台の中央に立てる。台を回して、瓶が正確に中央に載っているかを確かめてから、トーチに点火する。瓶につけた線のちょっと上を狙って10センチほどの距離から炎を当てて、空いているほうの手で回転台を回す。速く回す必要はないが、同じ速度で回すこと。線の周囲を均等に熱することが肝心だ。熱の当て方に偏りがあれば、そこから無秩序な方向にひびが走ってしまう。

チリチリという音が続き、やがてポンとひびが入る。これが線上を伝搬していくのがわかるはずだ。この割れ目が一周するまで、均等に熱しながら台を回転させる。割れ目が一周したら、炎を遠ざけて、瓶の首を持ち上げてみる。完全に割れ目が入っていれば、そのまま瓶の上部が離れて持ち上がる。根気よくやることだ。決して力を入れてはいけない。


Step 4:縁を研磨する

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ここまでうまくいったら、比較的滑らかな瓶の断面ができたはすだ。傷を付けるときの出発点あたりに、小さなギザギザができているかも。これは当然の結果だ。この程度のものは簡単に研磨できる。しかし、1ミリ以上の凹凸がある場合は、ちょっと厄介だ。頑張れば研磨できないこともないが、かなり疲れる。こんなときは新しい瓶でやり直したほうが早い。

研磨はガラス板の上で行う。窓ガラスや鏡の破片を使うことが多い。私の場合は壊れたスキャナーのガラスを使った。ガラス板の上に研磨剤をひとつまみ置き、霧吹きで湿らせる。ここに瓶の切り口を軽く押し当てて、8の字を描きながら研磨していく。このときの音は、かなり脳天に響く。ガラスを擦る音が苦手な人は耳栓をしよう。とは言え、体が変になるほど大きな音ではない。

必要に応じて研磨材や水を加えながら、切り口が完全に滑らかになるまで研磨を続ける。本当に滑らかになったかどうかは、濡れているとよくわからない。研磨中は指で触って確かめるしかない。よさそうなら、ペーパータオルなどで切り口を拭き、乾燥させてからよく見てみる。このとき、完全に滑らかになったか、まだ研磨すべき箇所があるかがわかる。艶のある部分が残っていたら、まだ研磨が足りない。


Step 5:角を取る

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切り口を滑らかに平らにすると、瓶の側面との間に鋭いエッジができることになる。とくに、これをコップに使いたいときは、サンドペーパーを使って鋭いエッジを丸くしてやる必要がある。角が取れたかどうか、いちばん確実に確認する方法は触ってみることだ。指で触りながら、縁の内側と外側のエッジの角を取ろう。


注意と提案

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どうやら、回転台の使用が成功の決め手になるようだ。手で瓶を回転させながら熱するやり方では、まず成功しなかった。回転台を使えば、かなり高い確率できれいに割ることができる。私が使用した回転台は、台所で使用する回転式スパイスラックの台座だ。

切り口をもっときれいに仕上げたいときは、研磨剤を次第に細かくしていくといい。石の研磨キットに入っている研磨剤がちょうどいい。当然のことながら、荒い研磨剤から細かい研磨剤へ段階的に交換していく。このとき、台になるガラス板は、研磨剤の種類の数だけ用意しておくといい。仕上げ用の細かい研磨剤に荒い研磨剤が少しでも混じっていたら、仕上げが台無しになる。

どんな瓶を使うかによっても、成功の確率は変わってくる。一般的に、直線的な円筒形の瓶がもっともやりやすく、丸くなっていたり、斜めになっている瓶は難しい。最初は真っ直ぐな瓶で経験を積むといいだろう。瓶には、模様付きのものがよくある。私はこれを「便利な模様」と呼んでいる。瓶のまわりに付けられた凹凸模様だ。これが便利な理由は2つある。1) 模様の部分を利用して切断すると、仕上がりの見栄えがいい。2) 環状に窪みなどがあれば、治具がなくても正確に傷を付けることができる。

ラベルのスタイルも重要だ。私は、コロナビールのように瓶に直接印刷されているラベルが好きだ。使っても洗っても落ちることがないから、何の瓶を切ったものかが、いつまでもよくわかる。ラベルは完全に剥がしてしまってもいい。しかし、紙のラベルほど剥がしにくいものはない。私はベンチグラインダーのワイヤーブラシを使う。それでも糊がどうしても取れないときがある。そんなときはシール剥離剤やライターオイルを使って剥がす。

瓶にエッチングをしたいときは、ラベルをマスキングに利用できる。ラベルにエッチングしたい模様の切り込みを入れて、エッチングしたい部分を剥がして、エッチング用クリームを塗る。裏が全面糊のプラスティックのラベルだときれいにいく。紙のラベルだと、エッチングクリームが染み込んでしまうので、輪郭がぼやけてしまうことがある。エッチングができたら、ラベルを剥がす。

- Sean Michael Ragan

原文

Posted by Tetsuo Kanai | Aug 27, 2009 12:00 AM
Chemistry, Crafts, DIY Projects, MAKE Projects | Permalink | Comments (1)

August 26, 2009

100万の10億倍の10億倍個の星々

tdarnellより。

ハッブル超深宇宙探査で撮影された1万個の銀河の赤方偏移を計算してレンダリングされたアニメーションを発見しました。私は、みなさんに深宇宙画像の歴史を知ってもらうための簡単な解説を書きました。このビデオは、超深宇宙の中を飛んでいく様子で終わっています。映像の中のすべての銀河系は、望遠鏡から見た正しい位置にあります。それをさらりと見せてくれます。
少なくとも1,000億個の銀河系があって、恒星の数は100万の10億倍の10億倍個 (1垓個)あるという。計り知れない。

- Phillip Torrone

原文

Posted by Tetsuo Kanai | Aug 26, 2009 01:00 AM
Science | Permalink | Comments (0)

Monty Montyの改造楽器

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アーティストのMonty Montyは、実に独創的な改造楽器を作っている。上の写真はBlues Bikeだ。どう見ても楽器じゃないが、楽器が別の役割を与えられている感じだ。楽器として機能するものは、まったく意外な物の掛け合わせになっている。たとえば下の写真のElectric Bass and StringsBowling Ball Bassだ。

electric_bass_and_strings.jpgbowling_ball_bass.jpg

ディテールも楽しんでほしい。Electric Bass and Stringsと、私の大好きなLumber Jack's Axe Guitarだ。格調高いね。Monty Montyの作品はオンラインギャラリーで山ほど見ることができる。

electric_bass_and_strings2.jpglumber_jacks_axe_guitar2.jpg

訳者から:斧のギター、重いし、木も詰まってそうだし、いい音しそうだよね。

- Goli Mohammadi

原文

Posted by Tetsuo Kanai | Aug 26, 2009 12:00 AM
Music, Remake | Permalink | Comments (0)

August 25, 2009

4ビットマイコンGMC-4にパソコンから自動入力

学研「大人の科学」ふろくマイコンは、電源を切るとプログラムが消えてしまいます。毎回バイナリーを打ち込むのは大変です。パソコンから自動的に入力できたら便利なのに......と思うはず。それを実現してしまった人が現れました。
PICマイコンとUSBシリアルコンバータを使って、シリアル経由でキー入力をコントロール。パソコンが人間の代わりにキーを打ってくれるわけです。
4ビットマイコンのためにこんな大がかりな仕組みを作ってしまうところが愉快ですね。

エアーバリアブル ブログ

Posted by Takumi Funada | Aug 25, 2009 01:00 AM
Electronics | Permalink | Comments (0)

創造の過程における失敗の役割

markscbg.jpg

私は週末ごとに、シガーボックスギターを作るための時間を取るよう心がけている。簡単に作れるのだが、とってもいい音がする。シガーボックスギターを作ってみたい人はCigar Box Nationを見るといい。みんなが作った作品の写真やビデオ設計図が公開されている。棒と箱と弦で作るという基本原則を踏まえながら、驚くほど多彩なバリエーションを見ることができる。

先日、私はCigar Box Nationに寄せられた "C.B. Gitty" の "On the Role of Mistakes in the Process of Creativity(創造の過程における失敗の役割)" という記事を読んだ。失敗が多くのことを教えてくれるという彼の持論を解説したものだが、シガーボックスギター作りだけでなく、すべての物作りに通じる内容だ。

抜粋:

もっとも深刻な失敗からは、たいていの場合、何かいいものが見つかる。シガーボックスギター作りの喜びに潜むダークでダーティーな一面が顔を出して、こう問いかける。さあ、これをどうやって修復して、見栄えを良くするかだ。見栄えをよくすることがこのデザインの眼目だ。そしてこのとき、ある素晴らしい魔法が起きることを私は発見した。ほとんどの場合(本当にメチャクチャになってしまった場合を除いて)、失敗した後に作り直したもののほうが、すんなり完成してしまったであろうものを想像するに、出来がいいのだ。そこから私は新しい技を得ることもあり、新しいアイデアや装飾やデザインを思いつくことがある。それらは、失敗しなければ得られなかったものだ。

Gittyが言っていることは、まったくその通りだと思う。今度何かを作るとき、うまくいかなかったら、このことを思い出してほしい。何かもっといいことが起きる前触れかもよ。

(上の写真: つい最近、失敗したシガーボックス・ギターだ。クローズアップを見てほしい)

訳者から:書きかけの原稿のデータが消えたときも、最初はショックだけど、気を取り直して最初から書き直すと、前よりいい文章が書けたるする。1回目より2回目のほうが上手にできるってことも、魔法のひとつかも。何度も同じ失敗をすると、さすがにへこむけど。

- Mark Frauenfelder

原文

Posted by Tetsuo Kanai | Aug 25, 2009 12:00 AM
Music | Permalink | Comments (0)

August 24, 2009

エアカーはどこへ?- Part 2

Make外部編集者でもあるBill Gurstelleは、最新著書『Absinthe & Flamethrowers: Projects and Ruminations on the Art of Living Dangerously(アブサンと火炎放射器;危険に暮らすための術に関する企画と黙考)』を発表した。Billの危険なクエストの様子はtwitter.com/wmgurstで見ることができる。彼はMake: Onlineの8月のゲスト筆者だ。


前回の記事では、エアカーのコンセプトと、広く普及する可能性のあるエアカーの製造がいかに難しいかについて解説したが、研究者たちは、今も諦めずに挑戦を続けている。

ハリウッドの舞台デザイナーから技術者に転向したNorman Bel Geddesは、最初のエアカーのコンセプトを考え出した。彼の作品は、1940年型シボレーのクーペのようで、脇には翼があり、タイヤはなく、その代わりに後部にプロペラがある。

Bel Geddes airplane.jpg

Bel Geddesはこれで空を飛ぶことはなかった。

しかしその後、数多くのエアカーが飛行に成功している。最初にして、おそらくもっとも成功したエアカーは、ConvAIRCARだったであろう。

convaircar.jpg

計画の上では、ConvAIRCARは飛行機と自動車を合体させた乗り物と想定されていた。数千、数万の通勤者の足に革命をもたらすはずだった。

1947年11月、ConvAIRCARのプロトタイプはサンディエゴ上空を1時間半ほど跳び回った。最初のうちは、開発者たちは本当に使える便利な乗り物を完成させたと思われた。現実的な未来を示したように見えた。しかし実際には、この空飛ぶセダンは、単なる空飛ぶ自動車に過ぎなかった。一回だけのテスト飛行で、実用性の証明まではできなかったのだ。

このテスト飛行の数日後、ConvAIRCARのテストパイロットは未舗装道路に不時着した。ガス欠だ。唯一のプロトタイプは修復不可能なまでに破壊されてしまった。それこで ConvAIRCARは姿を消した。

次回はエアカーの悲劇です。

こちらもどうぞ:
エアカーはどこへ?- Part 1

- Bill Gurstelle

原文

Posted by Tetsuo Kanai | Aug 24, 2009 01:00 AM
Flying, News from the Future | Permalink | Comments (0)

スリープして電池寿命を延ばすArduino小鳥さえずり機

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気に入ったArduinoプロジェクトが電池駆動のとき、もっと長く使えたらいいのにと思わない?

Lab 3の賢い連中が、そのヒントを教えてくれるかもよ。彼らはフォトレジスターとブザーをArduinoを走らせるAtmega168マイクロコントローラに繋いで、デジタル小鳥さえずり機を作った。このチップは明るい光を浴びるとスリープ状態に入り、内蔵のwatchdog timerによって8秒後に目覚めるという仕組み。

こうすることで、電池(単三電池3本)の寿命を、4日間から、なんと3年間にまで延ばせるという。ぜひとも、実際に確かめてほしいね。

プロジェクトのサイトに回路の解説とソースコードがある。

- Matt Mets

原文

Posted by Tetsuo Kanai | Aug 24, 2009 12:00 AM
Arduino | Permalink | Comments (0)

August 21, 2009

エアカーはどこへ?- Part 1

Make外部編集者でもあるBill Gurstelleは、最新著書『Absinthe & Flamethrowers: Projects and Ruminations on the Art of Living Dangerously(アブサンと火炎放射器;危険に暮らすための術に関する企画と黙考)』を発表した。Billの危険なクエストの様子はtwitter.com/wmgurstで見ることができる。彼はMake: Onlineの8月のゲスト筆者だ。


多くの未来派人間やMakerにとって、エアカーは科学技術の象徴だ。個人向けテクノロジーが追い求める聖杯のようなものだ。エアカーとは、シカゴからフォートウェイン(シカゴから200kmほどの都市)まで飛べる自動車と、Piggly Wiggly(スーパーマーケット)まで卵とコーヒーを買いに行ける飛行機を合体させたような乗り物だ。私はそれが欲しい。

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聡明なる諸君は、もうとっくに21世紀なのに、どうして我が家のガレージにエアカーがないんだ、と疑問に思われるだろう。エアカーの研究開発に挑むだけの時間は十分にあったはずだ。そこで今日から2回にわけて、この夢の乗り物の開発にかけた個人や企業の取り組みによる成果を振り返ってみたいと思う。長い話になる。正直言って、楽しい話ではないかもしれない。

それでは、この問題の考察を、ルイジアナ州知事候補になったことのあるPatrick Landryの言葉から開始しよう。

「私は州知事になったら、このルイジアナにエアカーの研究開発のための投資をしてくれる投資家を捜したい。そして、エアカーの大量生産を行う。エアカーは、超軽量飛行機と自動車を掛け合わせた乗り物で、アメリカの交通に革命をもたらすものだ。目標とする性能は、55から75マイル(約9キロから120キロ)で離陸でき、短距離を低空で飛行できること。形はインディーカーのようになると思う」

2003年の州知事選に破れたPatrick "Live Wire" Landry候補の言葉より。

Patrick E. Landryが政界入りしたのは1999年。電気工出身であることから"Live Wire"というあだ名を持つ彼が、さまざまな資格を持ちながら政界入りを目指した理由は、彼の純粋さにある。

どう見ても、Landryはキワモノ候補だ。しかし、彼の純粋さ、バグダッド核攻撃論、エアカー開発案に1万票が集まり、2003年の州知事選では立候補者17人中8位と善戦した。

ベビーブーム世代の人間なら誰でも、エアカーと聞けば『宇宙家族ジェットソン』でジョージが娘のジュディーをオービットハイスクールに送っていくあの乗り物を想像するだろうが、エアカーのアイデアは1960年代のアニメに始まったわけではない。なんと、飛行機が発明されると同時に、その構想はあったのだ。

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これは、バイエルンのマッド・キング・ルドウィッグが1885年にデザインしたエアカーだ。彼はみんなから頭がイカレていると言われていた。しかし彼の死後120年が経った今、ドイツの科学者たちは、彼を知られざる飛行技術の先駆者として讃えている。

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映画『チキチキバンバン』で使われたノイ・シュバン・シュタインの美しい城の城主であったルドウィッグは、ライト兄弟が初飛行に成功するより 20年も前に空飛ぶ自動車の設計を行っている。しかし、試験飛行させようとしたときに、気が触れたと宣告され、王位を剥奪されてしまった。

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近年、ドイツの航空工学の専門家は、ルドウィッグの設計を検証し、実際に飛行可能であったと語っている。彼とオーストリアの技師グスタフ・コッホとの間で交わされた手紙から発見された数枚のスケッチによると、この飛行機で、彼が愛していたアルペンの湖畔に点在する、あの有名なノイ・シュバン・シュタイン城を含む自分の城を見てまわるという計画を立てていたこともわかったそうだ。

次回は、もう少しでうまくいきそうだった試みの話をしよう。

訳者から:原文ではFlying carと言っていますが、やっぱり「エアカー」でしょう。あの黄色い挿絵は、ボクが小さいころに大好きだった未来の乗り物の絵本にあったものだ。だからエアカーと表記しています。誰が何と言おうとエアカーでありますので、これだけは訳者として死守します。

- Bill Gurstelle

原文

Posted by Tetsuo Kanai | Aug 21, 2009 02:00 AM
Flying, News from the Future | Permalink | Comments (1)

MAKEcationフォトレポート:家族にハンダ付けを教えよう

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Your Family to Solder(家族にハンダ付けを教える)MAKEcation のレポートが届き始めた。今のところ、子供を対象にした試みがメインだ。しかもうんと小さい子供。Makeの読者たちが過保護な親でなくて安心している。もっと大きな子供たちや、若者、大人を対象にしたものも見てみたいな。MAKE Flickr poolに家族向けハンダ付け講習会の様子の写真をアップしてくれた人にはMaker's Notebooksを差し上げています。よろしく!

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Digratは、息子のJosephにLEDキットを使ってハンダ付けを教えているところ。

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Irish Robotics Clubは、夜にダブリンのScience Galleryでハンダ付けワークショップを開催した。参加者はMitch AltmanのTrippy RGB Wavesキットを作った。

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Thomas Beckettは、もうすぐ6歳になる息子 "Kidrocket" とのハンダ付け教室について報告してくれた。

息子が初めてハンダ付けをしたときの写真を撮ったすぐあと、息子は軽い火傷を負った。これで息子も数年間はハンダに近づかなくなるだろうと諦めていたが、今夜、ちょっとなだめてやったら、息子は戻ってきてくれた。Maker Shedで買ったWee Blinky kitがその一役を買ってくれたのだ。息子と私は代わりばんこにハンダ付けをしていき、キットは間もなく完成した。LEDが光ったときの彼の喜びようは、まさにプライスレスの思い出となった。今夜の息子は、10日前の息子に比べて、格段に知識レベルが向上し、大きな自信も身につけたと思う。

いいぞ、Kidrocket!

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Josiah Ritchieは、3歳の娘にハンダ付け、というかハンダ付けの "お約束" を教えた。彼は電源を切ったハンダごてを娘に持たせ、ハンダごての大切さ、高温の危険性、そして正しい持ち方を教えてやった。いい手つきだ。で、何作ってるの?

その他のMAKEcation活動:
Let the MAKEcation solder-fest BEGIN!(英語)
MAKEcation Cooler Hacking Challenge(英語)

- Gareth Branwyn

原文

Posted by Tetsuo Kanai | Aug 21, 2009 12:00 AM
Electronics, Holiday projects, Something I want to learn to do... | Permalink | Comments (0)

August 20, 2009

GPSロボットカーコンテスト

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11月28日にGPS/GNSSシンポジウム2009のイベントとして「GPSロボットカーコンテスト」が開催されます。GPSを搭載し自律的に走行するロボットカーで、設定されたWaypointを速く正確に通過する競技です。会場は東京・越中島の東京海洋大学。誰でも参加可能です。
電子工作初心者の助けとなるよう、Arduinoと組み合わせて使用する「GPS受信機シールド」の配布プロジェクトも進行中。数に限りがあるようですので、興味のある人はすぐにチェックしましょう。

第3回GPSロボットカーコンテスト - コンテスト案内

Posted by Takumi Funada | Aug 20, 2009 03:00 AM
Arduino, Robotics | Permalink | Comments (0)

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