DIY ProjectsArchive: DIY Projects

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June 20, 2011

宇宙ステーションが頭の上を通過すると光るISS Lamp

Nathan BergeyのISSランプは、国際宇宙ステーションが頭の上を通過するときに光って教えてくれる。人類が地球軌道上で成し遂げた偉業を思い出させてくれるランプだ。

国際宇宙ステーション (ISS)は、現代テクノロジーと人類の驚異であります。しかし残念ながら、私たちはその存在を忘れがちです。このランプは、宇宙ステーションが上空を通過すると、机の上で光って教えてくれます。水平線から10度の角度の範囲内にいる間中、光っています。それは、宇宙飛行士たちが、毎日、私たちの頭の上で科学研究をしているということ、そして宇宙計画とのつながりを思い出させてくれます。
自分で作ってみたい人のために、Nathan は丁寧に作り方を解説してくれている。ソースコードも公開されている。[CRAFTより]

- Matt Richardson

原文

Posted by Tetsuo Kanai | Jun 20, 2011 12:00 AM
DIY Projects, Electronics, Science | Permalink | Comments (0)

April 27, 2011

立って使う机 試作第1号

立って使えるデスクとなるよう、机の面を一段高くする台を作りました。約29.3センチ高くなります。
19ミリ角の角材と、13ミリ厚の合板を使っています。27インチのiMacを置いても大丈夫なように、合板には何本も筋交いを入れて補強してあります。今朝使い始めたばかりなので、まだ、使い勝手については何も言えません。

今はガーデニング用のニーパッドの上に立ってますが、少し柔らかすぎるので、ヨガ用のマットに変えようかと思っています。

これは試作品です。一週間使ってみて、記録を取って、また別の試作品を作ろうと考えています(第2号のための最初の提案、天板の裏側に外部ドライブとUSBハブを仕込む)。

これはCNNのドナルド・ラムズフェルドのインタビュー。彼は愛用の立って使うデスクを弁護している。トーマス・ジェファソンも愛用していたし、海軍のオフィスでも使っているとのこと。オオトカゲのようにかわいい。いいぞ、ラミー!

- Mark Frauenfelder

訳者から:Make英語版の編集長マーク・フローエンフェルダーの工作レポートだ。彼の著書『Made by Hand』(現在鋭意翻訳中。笑えて泣けて、めちゃくちゃ面白いです!)の延長線だね。不器用な永遠の素人DI 愛好家マークらしいプロジェクトだ。ビデオは、ラムズフェルド元米国務長官に対して、立って仕事するなんて変だと突っ込むキャスターのピアーズ・モーガンとのやりとり。「なんでよ、あんたのほうが変」と言い切るラムズフェルドがたしかにかわいい。イラク戦争のときは怖いおっさんだったけどね。

原文

Posted by Tetsuo Kanai | Apr 27, 2011 12:00 AM
DIY Projects, Furniture, Woodworking | Permalink | Comments (0)

April 25, 2011

デジカメ放射線線量計

Andrew Lathropより:

日本のみなさんのために、安く作れる線量計を考えました。これを日本の新聞社に送ったのですが、掲載されず、返事ももらえませんでした。

デジカメのCCDが100バナナ等価線量(+- 1.0 ミリレム)に匹敵するベータ線を感知できるほど高感度であることに驚きました。

私は14バナナ等価線量のパイレックスの皿をソースに使って実験したところ、10回の撮影で4.7シグマを記録しました。1枚の写真では1.5シグマなので特記するほどではありません。まだ実験を続けています。

Digital Camera Radiation Dosimeter

- Mark Frauenfelder

訳者から:Andrew ありがとう! 日本人を代表して感謝と、新聞社のことをお詫びを申しあげます。なんだかなー、新聞社って。アルミホイルに包んだのはプラスティックシンチレーター。放射線を光に変換する蛍光物質なんだけど、どこで売ってるんだ?

原文

Posted by Tetsuo Kanai | Apr 25, 2011 12:00 AM
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April 15, 2011

ミント缶ラジオ

あのCraig Smithがまたやってくれた。鉱石ラジオを追求している彼は、今度は最小化に挑戦した。最小化といえばコレ、ミント缶鉱石ラジオだ。Craigの記事より。

この8カ月で、電池を使わない鉱石ラジオを5台ほど作りましたが、アルトイズの缶に収まって自由に持ち運びができるラジオがなんとかできないものかと常に考えていました。短いアース線と長いアンテナ線は、RCAプラグで接続しますが、缶の中にきれいに収納できます。2000オームのクリスタルイヤホンも、長いチューブを切り詰めれば缶に入ります。1.6センチの管に27ゲージのワイヤーを200回巻いて作ったコイルは、AMの上側側波帯をキャッチできます。8センチの銅製アース棒を地面に刺せば、アースがもっとよくなるはずです。または、湿った木の根などにクリップで挟むほうが効果的でしょうか。ご意見は?
ご意見は?

- Gareth Branwyn

訳者から:ゲルマラジオと言えば水道管。またはコンセントのアース側だよね。

原文

Posted by Tetsuo Kanai | Apr 15, 2011 12:00 AM
Altoids and tin cases, DIY Projects | Permalink | Comments (0)

April 8, 2011

本物のハテナブロック

Super Mario Bros. Coin Block IRL

InstructablesのユーザーのBrunoは、スーパーマリオのハテナブロックを作った。底を叩くと本物のお金が飛び出すという楽しいもの。555タイマーでサーボモーターを制御してコインを押し出している。同時にMP3プレイヤーから音が出る。Brunoは、写真、回路図、基板デザイン、サウンドエフェクト、箱のグラフィックまで揃えて丁寧に作り方を解説してくれているから頭が下がる。これを作れば、キミも本物のキノコ王国に近づけるぞ。Brunoの作品が実際に動く感動の様子は下のビデオでどうぞ。


マリオいろいろ:

- Matt Richardson

原文

Posted by Tetsuo Kanai | Apr 8, 2011 01:00 AM
DIY Projects, Gaming, Instructables | Permalink | Comments (0)

March 30, 2011

コンピューターいらずのArduino


超クール。

Computerless Arduino は、リアルタイムコードインタラプター付きのArduino互換マイクロコントローラローダーと、ポートの値を表示し、値を操作するスタンドアロンの5ボタン式液晶ディスプレイの2つの部分から構成されています。ディスプレイは、いつでも4ピンポートでArduinoに接続して入出力値や使用中のコードを表示させたり、必要ならば変更したりできます。
詳しくはこちら。Teague Labs

- Gareth Branwyn

原文

Posted by Tetsuo Kanai | Mar 30, 2011 12:00 AM
Arduino, DIY Projects | Permalink | Comments (0)

March 24, 2011

リモコン・ゴキブリ

Makeの仲間のBackyard Brains(昆虫の神経に電気信号を送る研究ができるSpikerBox kitの開発者)は、ゴキブリの歩く方向を指示できる回路を開発している。

HEXBugのオモチャ、Inchwormの回路を、電気信号を発生するように改造して、ディスコイドゴキブリの触覚神経に刺激を送り、歩く方向を制御します。これから、もっと簡単に装着でき、より安定的に動作し、軽量になるよう作り込んでいきますので、乞う御期待!

Working RoboRoach Prototype

- Mark Frauenfelder

訳者から:それより、ゴキブリを手で触れるほうが100倍すごい。

原文

Posted by Tetsuo Kanai | Mar 24, 2011 12:00 AM
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March 23, 2011

オープンソースのレーザーカッター - 2.X laser

buildlog.netのBartは最新のDIYレーザーカッター、2.X laserの情報を送ってくれた。メカ部分は市販の部品かレーザーカットしたものだけを使用し、標準的な電子部品でコントロールできる。そうそう、それにこれはクリエイティブ・コモンズ・ライセンスで提供される。

buildlog.netの第二世代のレーザーカッター/エングレイバーの設計ができあがりました。新型機の名前はBuildlog.net 2.x Laserです。これは、第二世代のマシンであること、そして基本的に2軸方式であることを示しています。第三の軸である縦方向の調整は手動式ですが、デジタルコントロール式にアップグレードが可能です。2.x Laserは、最初のレーザーカッターと、buildlog.netに書き込まれた他のマシンから学んだあらゆることを元に最適化を行いました。

作業範囲は12" × 20" × 4"(約30×50×10センチ)です。内部設計の最適化も行ったことで、全体のサイズは旧モデルよりもずっと小さくなり、狭い作業台の上にも置けるようになりました。フレームは安価なT Slot Partsの20ミリ・アルミフレームを使い、外板はアルミ板に高密度ポリエチレンラミネートを施しています。

- Matt Mets

原文

Posted by Tetsuo Kanai | Mar 23, 2011 12:00 AM
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March 17, 2011

個展で展示するためのクロックラジオの改造

Michael Colomboの記事より:

先日、フレンチストリートに住むアーティスト、Zevsのためにハードウェアの改造を行いました。彼の要望は、古いソニーのDream Machineクロックラジオでヒューイ・ルイス&ザ・ニュースの『ヒップ・トゥ・ビー・スクエア』をすごーくゆっくりにして聞きたいということでした。これは昨晩、ニューヨークのGallery De Buckで開かれたZevsの個展、Liquidated Version(4月7日までやってます)のオープニングで、そのほかの作品と一緒に展示されました。

オーディオ技術、ハードウェア改造、模造、電子工作と、私の好きな技術を結集させたこのプロジェクトは、大変に楽しいものとなりました。

仕上がりは、裏にMP3とFMトランスミッターを操作するための小さなボタンを2つ追加する以外は、普通のソニーのクロックラジオそのままの外観でなければなりません。一番の難関は、すべてをケースに押し込めることと、方々のギャラリーで展示したり、あわよくばお買い上げという場合にも耐えられるよう、頑丈に作ることでした。

アーティストやデザイナーのアイデアを実体化するための単発の仕事というのは、けっこう方々に転がっているものです。そうした仕事を得るためにの心得は、プロジェクト(とそのスゴイところ)をしっかり文書化してウェブで発表すること。そして、常に最新の履歴書を掲載しておくことです。

- Becky Stern

原文

Posted by Tetsuo Kanai | Mar 17, 2011 12:00 AM
Arts, DIY Projects, hacks | Permalink | Comments (0)

March 4, 2011

地球以外の惑星で使うための時計

Mars Clock

地球の外を旅しようという人は、Alexander Avtanskiの詳しい説明付き、Mars Clockプロジェクトをぜひチェックしてほしい。これはモダンなケースとスペアパーツから作られた、いろいろな惑星の自転周期に基づく時刻がわかる時計だ。火星でマラソン大会を開く場合にも、16個の独立したタイマーが内蔵されたこの時計が役に立つ。Alexanderの言葉によると、これは「高度なギークレベル」の産物だという。ボクも、常にそれを目標にしてる。[Dangerous Prototypesより]

- Matt Richardson

原文

Posted by Tetsuo Kanai | Mar 4, 2011 12:00 AM
DIY Projects, Electronics, Science | Permalink | Comments (0)

March 2, 2011

Evil CO2inator(フルーツ用炭酸ガス封入器)

我らが白衣の友、Evil Mad Scientist Laboratoriesは、ゲスト研究者による極悪で狂気的なびっくり科学を披露してくれた。Rich Faulhaberの粋なプロジェクトは、丸ごとフルーツに炭酸ガスを封じ込めるというもの。毎日食べるフルーツにちょっと炭酸が利いてたらいいなと、誰だって思うだろ?

フルーツを使って子供を喜ばせるために、私はガレージに転がっていた部品を使って、フルーツに炭酸ガスを封じ込めるための装置を製作しました。家庭用水道の浄水器のケース、エアガン用の16オンスのCO2ボンベ、古いガスのレギュレーター、そのほかバルブやららパッキンなどを使い、このシュワシュワフルーツ製造機を完成させました。子供たちも大喜びです。

The CO2inator(英語)

- Gareth Branwyn

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Posted by Tetsuo Kanai | Mar 2, 2011 02:00 AM
DIY Projects, Food and Beverage, Science | Permalink | Comments (0)

February 28, 2011

How-To: LEDスニーカー

光るLEDスニーカー、すごく楽しそう。i am jenが作り方を教えてくれます。

- Becky Stern

原文

Posted by Tetsuo Kanai | Feb 28, 2011 12:00 AM
Crafts, DIY Projects, Electronics, Instructables, Wearables | Permalink | Comments (0)

February 25, 2011

MP3オルゴール箱

ボクが幼かったころ、祖母はゼンマイ式のオルゴール箱を持っていて、蓋を開けると『エーデルワイス』の曲が流れ出た。その小さな箱の中のメカニズムに魅せられたボクは、何時間もその動きを見ていた。

そこで、今風のオルゴール箱を簡単に作ってみようと考えた。どう作ればいいのか、何人かの人に聞いてまわったら、いろいろ貴重な意見をもらえた。Arduino Wave Shieldを使う方法、MP3トリガーボードを使う方法、または、けっこう気に入ったんだけど、音の鳴るグリーティングカードを使う方法など。しかし、たまたま6ドルの安物、MP3プレイヤーを見つけたので、そいつを使うことにした。横に付いているスイッチを入れると音楽が鳴るというものだ。中を見ると、基板と電池の間にスイッチのオンオフで簡単に音楽を鳴らしたり止めたりできる構造であることがわかり、ボクはやったと思った。

シガーボックスにマイクロスイッチを取り付けて、昔のオルゴール箱と同じように、蓋を開けると音楽が鳴り、閉じると止まる仕掛けにした。機械式オルゴールと大きく違うのは、MP3の場合、蓋を開けるごとに曲が最初から鳴るという点だが、ボクはぜんぜん気にならない。スピーカーには、ヘッドホンジャックに接続して使える安い物を選んだ。これなら簡単に接続できる。

MP3 Music Box

いちいち箱の中の基板にケーブルを繋げたりしないで済むように、データドライブとしてUSB接続して充電もできるようにしたい。そこで、プレイヤー本体からUSBケーブルを伸ばして、箱の背面にパネルマウント式のUSBポートを取り付けた。ここにコンピュータからのUSBケーブルを繋げば、曲のアップロードも、ファイルをドラッグ・アンド・ドロップするだけで簡単にできる。

MP3オルゴール箱は、カスタマイズも簡単だからプレゼントに最適だ。ビデオを見てもらうとわかるけど、ボクはこれをWiiリモートを入れる箱にした。開くと8ビットのゲームの音楽が流れる。ロマンチックな曲を入れておけば、バレンタインデーの贈り物になる。子守歌を入れれば、子供の寝室の置物にもなる。どんな形にせよ、このちょっと変わった電子式オルゴール箱は、みんなを喜ばせること請け合いだ。

iTunesでMAKE Podcastを購読m4v版ビデオをダウンロードYouTube または Vimeoで見ることができます。

- Matt Richardson

原文

Posted by Tetsuo Kanai | Feb 25, 2011 12:00 AM
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February 21, 2011

なぜArduinoが勝利して今も生き続けているのか

Why the Arduino won...

これから毎月、私はこのMake:Onlineでコラムを書こうと思う。みんなに問題を投げかけて論争が起きるような、ときにはみんなを怖がらせるような、そんな内容にしたい。最初のコラムは、「Why the Arduino Won and Why It's Here to Stay(なぜArduino が勝利して今も生き続けているのか)というテーマだ。

たぶん1週間以内に、ある大手チップメーカーが "Arduino のようなプラットフォーム" を見せに来てくれることになっている。いわゆる "Arduinoキラー" だ。こういうことは、私の周りでは珍しくない。月に一度ぐらいは、企業は個人が "次期Arduino" を開発していて、決まって私にコンタクトを取ってくる。私は長年、Arduinoの記事を書いてMakerの世界に広めてきたし、Adafruitでは仕事で毎日扱っているからね。Arduinoには、電子工作愛好家やアーティストの間に多大なインパクトを与えた。それは、黎明期のパーソナルコンピューター(Homebrew Computer Clubなど)と同じぐらいの衝撃だったと思う。現在、10万台以上のArduinoが市場に出回っている。派生製品を含めればもっとだ(2011年2月現在で約15万台)。あと5年か10年たてば、Arduinoは学校の電子工作やフィジカルコンピューティングの授業でも普通に使われるようになるだろう。私はそう予測する。後退することはないだろう。

Arduinoキラー製品の知識の探り合いミーティングでは、たいていが好意的に終わり、もし彼らがArduinoをコテンパンにやっつけたいと考えていた場合の対処策を考える。それだけだ。Arduinoを本気で負かそうと考えているメーカーもほとんどない。Arduinoに関する記事はいくつかあり、その輝かしい歴史が紹介されているが、私は、なぜArduinoが「勝った」ように見えるのかについて語りたい。しかし、業界標準と決めてしまうのは危険がある。そう言うにはまだ早すぎるかもね。勝ったと言い切ってしまうことにも賛否があるだろう。もっとも、今は議論できるツールが充実してるから、大いに論争すればいいと思う。私は、Arduinoが「勝った」と思っている。その理由と、なぜ今まで生き延びているかについて、これから書いていく。もしあなたが、Arduinoを超える物を開発しようとしているなら、ぜひ読んでほしい。これは、そのためのレシピだ。それでは料理にとりかかろう。

Arduinoとは何か?
まずは、Arduinoチームがどう定義しているかから見ていこう:

「Arduinoは、柔軟で使いやすいハードウェアとソフトウェアを使ったオープンソースの電子プロトタイピング・プラットフォームです。アーティスト、デザイナー、ホビイスト、そしてインタラクティブな物や環境を作りたいと考えているあらゆる人に向けたものです」

「Arduinoは、さまざまなセンサーからの信号を受け取り、周囲の環境を感知できます。そして、光やモーターなどのアクチュエーターを使って周囲の環境に働きかけることができます。基板に使用されているマイクロコントローラーには、Arduinoのプログラム言語(Wiringベース)とArduino開発環境(Processingベース)を使ってプログラムします。Arduinoは単独で使うこともできますが、コンピューター上のプログラム(Flash、Processing、MacMSP)とコミュニケートさせることも可能です」

「ボードは自作または完成品の購入が可能です。ソフトウェアは無料でダウンロードできます。ハードウェアの参照デザイン(CADファイル)は、オープンソース・ライセンスのもとで入手でき、無料で利用できます」


これではまだ「何か」が曖昧だけど、そこがArduinoの強みでもある。それは、人とタスクを結びつける接着材のようなものだ。Arduinoを説明するには、使用例をあげるのがいちばんだろう。

電子工作やマイクロコントローラーに詳しくない人が聞いても、これはおもしろそうだ、自分でも作ってみたいと思うだろう。こうしたものは子供たちにも人気がある。これをダシにして子供に電子回路の勉強をさせるなんてことも可能だ。上に並べたプロジェクトはSF小説に登場したり、ガジェット紹介サイトで取り上げられるようなものたちだ。これらに共通するものは何だろう。これらは普段は考えつかない突飛なアイデアであり、普通なら夢で終わってしまうものだ。しかし、今やそれを現実に作ることができる。しかも、技術の専門家ではない人たちの手によってだ。

これは大きなことだ。普通、技術者は他の技術者のためにプラットフォームを作っている。アーティストや変人や子供たちが簡単に物と物とつなげてアイデアを実現させるためではない。Arduinoチームの中核をなす人たちは、バリバリの電子技術者ではない。デザイナーや教師やアーティストや(言うなれば)"テクノヒッピー"(もちろんこれは称賛を込めた呼び方だ、気を悪くしないでほしい)たちだ。Arduinoの本拠地はイタリアにあるのだが、私は毎年、イタリア人が「独自のグーグル」を求めて奮闘しているという記事を読む。もうすで持っているのに。それはArduinoだ。イタリア人自身がまだ気がついていないのだ。

Arduinoを使ったプロジェクトを見ると、作り手が、電子回路をどうやって作るかよりも、何を作るかに重点を置いていることがわかる。Arduinoの成功をおもしろく思わない堅物たちは、Arduinoでは電子回路の基礎を学ぶことができないと文句を言う。「ふん、こんなものは本物の電子回路ではない」「簡単すぎる」と彼らは言うのだが、そのとおりだ。もし、Arduinoを使わずにLEDを点滅させたりモーターを制御したいなら、そしてもしあなたがアーティストやデザイナーなら、相当がんばらないとね。なんとか動くようにできるまでには、それなりの日数がかかる。もちろん、電子技術の分厚い参考書に敬意を払うのはよいことだし、学習した技術は称賛に値する。だけど、大半の人間は、バーニングマンのコスチュームのLEDが点滅さえしてくれたら、それでいいのだ。

古くからあるマイクロコントローラー愛好家たちはArduinoをどう見ているかを知るための、よい例がある。それは、Arduinoにも使われているAVRマイクロコントローラーの公式ユーザーグループ、AVR Freaksのメンバーの主張だ。彼らはAVRがメジャーになって喜んでいるだろうと想像するかもしれない。しかし、技術者でもない連中が変テコなプロジェクトにAVRマイクロコントローラーを使い出して、彼らの階級が脅かされていることをおもしろく思わないメンバーが多いのだ。私のお気に入りのコメントはこうだ(私はこれをTシャツにしたいと思ってる)。

"Arduino: baby-talk programming for pothead"(Arduinoはマリファナ中毒野郎のための赤ちゃん言葉のプログラム)ArnoldB, AVRfreaks.net

この誤った態度は、Arduinoを後押しすることになってしまった。これがもとで、Arduinoファンは独自のコミュニティを作るようになったからだ。私から見れば、このコミュニティは非常にまとまりがあり、紳士的で人を見下すような態度はとらない。

Arduinoはシンプルだが、シンプルすぎることもない。そもそもArduinoは、学生たちがこれを使って何かを「する」ことを主眼に作られた。センサーのデータを読み込み、ちょっとしたコードを書いて、何かをさせる。自分でコードを書く必要すらない。どこかからコピー・アンド・ペーストしてくれば、それでも動く。精密な溶接というよりホットグルーに近い。ほんの実験段階で手を切り落としたりスタジオを全焼させるような危険もない。Arduino開発チームのメンバーには、デザインとアートの教師がいる。Arduinoは、一歩ずつ学んでゆけるプラットフォームとして、さまざまな教訓や公開された共有コードなどをもとに日々改良されているのだ。教えを受けたデザイナーやアーティストはMac上でProcessing(Arduinoの古い兄弟)をいじくりまわしている。

というわけで、心温まるアートと愛に溢れた物語りだ。そしてこれが、ArduinoのDIYサクセスストーリーというわけなのだが、これで終わりではない。まだまだある! もう少し具体的な話をしよう。

Mac、Linux、Windowsで走るIDE
IDEは、Mac、Win、Linuxで走り、完全にオープンソースだ。IDEとは、Arduinoにプログラムをするための手法。長い歴史を持つProcessing(デザイナーやアーティストの間で人気のグラフィックを駆使するプログラムを作るためのプログラミング言語と開発システム)がベースになっている。Windowsだけでなく、MacとLinuxでも使えた。これは多くのユーザーにとって重要だ。Processingには強固で充実した支援態勢、オープンソースのGCCのツールチェーン、Javaのラップなどがあるため、移植も簡単で、バグの発見も修正もすぐにできる。頭のいい人たちが大勢、このIDEを使い、改良に励んでいる。自分のプラットフォームで、めちゃくちゃクールな連中にすごいことをやってほしいと思ったら、MacでもLinuxでもシームレスに使えるIDEが必要だ。

Mac、Linux、Windowsで走るドライバー
IDEと同じく、ドライバーも Mac、Windows、Linuxで使える。FTDIドライバーも「ちゃんと動く」。シリアルという(遅いけど)広く知られている接続方法にこだわったのも正しかったのだと思う。HIDや独自方式というのもクールだし、ずっと高速だが、シリアルチップは、デバッグにもプログラムにも使えて、Java、Python、Perl、C、NET、BASIC、Delphi、MAX/MSP、PureData、Processingといったソフトウェアツールと簡単に連携できる。

ライブラリー、簡単シンプル、簡単ハード
SDカードへの書き込み、液晶画面表示、GPSデータの解析などなど、複雑な処理をしてくれるオブジェクトをラップしたライブラリーが無数にある。また、ピンの設定変更やボタンのデバウンスなど、シンプルな処理をするライブラリーもある。我々は10のチップに10のUARTコードを書くといったことにウンザリしていたが、Serial.begin(9600)を呼び出せばレジスターをキチンと設定してくれる。

軽量でメタルで走る
コードは、洗練されてよく知られたコンパイラー(AVR GCCはAVRのデフォルト、または標準と言っていいだろう)を使って、直接、素のハードで走る。.NETやBASICのようなインタープリターではない。高速で、小さくて、軽くて、バルクの新しいチップにHEXファイルでプログラムできる。

センサー
Arduinoが成功したのは、アナログ-デジタル入力を備えているからだろう。言い換えれば、光や温度や音など、低価格の市販のセンサーからの信号を簡単に読み込めるという点だ。デジタルセンサーのための、すぐに使えるSPIやI2Cも用意されている。これにより、市販されているセンサーの99パーセントがカバーできる。ほかのプラットフォームでは、こう簡単にはいかない。BeagleBoard(いい製品だ)が、センサーのデータを読み込むために、いつもArduinoとセットで使われてるのは、おもしろい光景だ。

シンプルだけどシンプルすぎない
開発用ボードは、できることのすべてを示すように、液晶パネルやボタンやLEDや7セグメントLEDなどの追加パーツが複雑に取り付けられているのが伝統だった。しかし、Arduinoには必要最低限のものしかない。もっと機能が欲しければ、シールドを使えばいい。Arduinoには、液晶パネルやWi-Fiなど、何百種類ものシールドがある。それらを使うかどうかはユーザーが判断する。シールドを使えば、じつに簡単に機能を追加できる。そこにまた、シールドを作って売るとというビジネスチャンスが生まれるのだ。

チップメーカーの製品ではない
Arduinoを開発したのはチップメーカーではない。それのどこが重要なのかって? チップメーカーは、自社製品と他社製品との違いを見せたがる。差別化をはかるために、余計な機能を追加したがるのだ。反対にArduinoは、差異ではなく、マイクロコントローラー同士の共通性を重視している。つまりこれは、Arduinoが初心者にとって理想的なプラットフォームであることを示している。Arduinoでできることは、ほかのどのマイクロコントローラーでもできるからだ。Arduinoで学んだ基礎は、ずっと将来まで役に立つ。

低価格
Arduinoはひとつ30ドルで買える。もうすぐ20ドルのものも出てくるだろう。一般の開発用ボードは、チップメーカーがより現実的な価格設定にしようと努力を始めてはいるものの、安いもので50ドル、100ドルを超えるものも珍しくない。

オープンソース
Arduinoがオープンソースであるのは素晴らしいことだ。クローンを作って販売もできる。しかし、これが成功の最大の理由ではない。むしろリストの下のほうに書かれるべきことだ。とはいえ、ぜんぜん関係ないかと言えば、そうではない。特殊用途の派生品を、誰に金を払うことなく、また誰に断ることなく勝手に作ることができる。オープンソースハードウェアだから、企業でも学校でも、ライセンス料を払うことなく自由に使える。生産終了となりソフトウェアが失われるという心配もない。新機能が欲しければ、時間をかけて開発して追加できる。何千何万という人が、ほんの少しずつでも投資したり、所有権を持てば、みんなはもっと大切にするだろう。オープンソースソフトウェアについては、その恩恵についてこれ以上議論する余地はない。

以上が、Arduinoが「勝った」(少なくとも私が勝ったと思った)理由だ。ここまでやったプラットフォームはほかにない。惜しいところまで来たものもある(Netduinoはニッチな部分を埋めた素晴らしいプラットフォームだ)が、十分ではない。今あなたは、頭の中で長短のポイントの計算をして納得してくれているかもしれない。FPGAのほうがずっと優れていると言いたくて息を荒げているかもしれない。どちらにせよ、上に掲げたすべてのポイントにチェックマークが入らない限り、あなたのプラットフォームは、まだArduinoに対抗できる段階ではない。とくに、それをArduinoキラーと呼びたいならね。

なぜArduinoは生き続けているのか
参入の敷居は金銭の問題ではない。哲学の問題だ。それには大胆さが必要であり、委員会的思考(*)から脱却する必要がある。チップメーカーは、自社製チップを宣伝する必要がある。Macをサポートするとか、大量のソフトウェアやライブラリーやIDEを用意するといったことに興味がない。チップメーカーは(歴史的に)プラットフォームを作る企業でもあった。大手メーカーがArduinoの30ドルラインを割り込む補助金付きハードウェアで市場を席巻してしまうかもしれない。それでも、Arduinoのサポートと品質が保たれていれば問題はない。

ほかにもArduinoが長続きする理由がある。コミュニティだ。10万人以上の人たちが、いっせいに船から飛び降りることがあるだろうか。それはあり得ない。Arduinoに近づこうと思えば、Arduinoとまったく同じようにものを作らなければならない。シールドやアクセサリーに対応し、山ほどのコードを書く(チップメーカーがやりたがらない仕事だ)。複数のシステムで使える素晴らしいソフトウェア、豊富なライブラリー、ちゃんと動くドライバーがあるシンプルで低価格なオープンソースハードウェアだ。だが、ひとつ教えておこう。それこそ、Arduinoチームが求めていることなのだ。彼らはテクノヒッピーだ。同じアイデアの違うプラットフォームが誕生するのを楽しみにしている。彼らは、そういうゲームをプレイしているのだ。思うに、それは我々みんなも望んでいることだ。Arduinoという名前であるかどうかは関係ない。

Arduinoを負かしたいのなら、思い切ってArduinoの仲間になるべきだ。ユーザーにとって、最良のソリューションは、すでに大勝して生き続けているものを使うことだ。キング、Arduinoに栄えあれ!

こちらも:
新しいMake: Arduino ページも見てください。MAKEがArduinoのすべてを解説します。(英語)

- Phillip Torrone

訳者から:委員会的思考(Comittieethink)とは、誰がリーダーなのかわからず、明確な主張や哲学がない状態で、大勢の人間が部分的に関わって物を作っていくという考え方のこと。ハリウッド映画みたいな感じかな。

原文

Posted by Tetsuo Kanai | Feb 21, 2011 03:00 AM
Arduino, DIY Projects, Electronics | Permalink | Comments (0)

武装トライコプターで風船ハンティング

tricopterxyz.jpg

スイスのクレイジーな連中が、トライコプターを100発の花火で武装させて、水素風船のハンティングを行った。また、トライコプターを探知すると自動的に迎撃する "砲台" も作った。花火の点火装置は、マッチの頭を12オームの1/4W抵抗にくっつけて、12ボルトの電流を流すというもの。[Adafruitより]

- John Baichtal

原文

Posted by Tetsuo Kanai | Feb 21, 2011 12:00 AM
DIY Projects, Electronics | Permalink | Comments (0)

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