News from the FutureArchive: News from the Future

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February 14, 2008

"ルーク"アーム

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IEEE Spectrumの驚きのビデオだ。Dean KamenのDEKKAグループが開発した新しいロボット義手が公開されている。スター・ウォーズのルーク・スカイウォーカーが使っていた義手に影響されたそうな。- Link

関連:
Dean Kamen の "Luke Arm"義手は臨床試験が間近(英語)- Link

- Phillip Torrone

編集から:Dean Kamenは、 セグウェイの開発者として有名ですが、他にもiBotと呼ばれるジャイロ内蔵で高さを変えることもできる車椅子なども開発しています。ロングインタビューをMake日本語版 Vol.2に掲載していますので、もしよかったらご覧ください。- Link(サンプルPDF)

原文

Posted by Tetsuo Kanai | Feb 14, 2008 01:16 AM
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February 8, 2008

6本足の船

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6本の足で立ち上がって、そこに風車を立てるという、いかした船だ。-


足のある船は珍しいでしょう。しかしこの船には6本もの足があります。移動するときは、足は空中高くそびえ立っています。

船底から48メートルも足を伸ばすことができ、海底には5メートルの深さまで突き刺して、船をしっかりと固定させることで、うねる波しかない場所に、安定した陸地を作ります。

足をさらに踏ん張ると、船は海面に持ち上がります。中国の特別な造船所で作られた、お値段6000万ポンドのジャッキアップ船MPIO Resolution号は、驚きの技術の結晶です。

6 legged boat(英語)- Link

- Phillip Torrone

訳者から:イギリスの海上に風力発電機を設置する会社Robin Riggの船だそうです。イギリスでは、2020年までに海上に7000基の風力発電機を設置して、今の60倍まで風力発電の出力を上げる計画だとか。そのためにこんなドえらい船まで造って。本気で代替エネルギーに取り組んでるよね。日本は何をやってるんだ、フクダー!

原文

Posted by Tetsuo Kanai | Feb 8, 2008 12:09 AM
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January 16, 2008

DNAをプログラムする- バイオハックのための2ビット言語


第24回カオスコミュニケーション会議で行われた驚くべき講演のビデオ "Programming DNA" だ。-

生物を設計するための2ビット言語。生物工学は、ハイエンドの商業研究所の研究室に閉じこもっている必要はひとつもありません。むしろ、生物技術のより開かれた文化を築いていくべきです。この講演は、それにむけた行動の一環です。みなさんに、生物工学の実践的な基本知識を身につけてもらうことを目的としています。

遺伝子工学は、すでに30年の歴史を持つ技術となっています。ちなみに、これと同じ期間に、現代のコンピューターは、大量破壊兵器を設計するための機密技術だったものから、見渡すかぎり遍在するパーソナルコンピューターへと変化し、大量コミュニケーションと大量創出を支えています。これに影響され、また、過去における個人による技術の徹底的に建設的な利用の実例に影響され、この5年間、私たちは生物のエンジニアリングをより簡単にするための新しいツールの開発に努めてきました。また私たちは、地方の問題を解決する生物技術を考え出し、開発し、普及させる未来の生物技術者のための建設的な文化を育てる活動も続けてきました。

この講演は、現在もっとも進んでいる生物工学の研究結果を紹介するものであり、同時に、合成DNAの整列方法や、標準的な生物パーツのオープンソース遺伝機能コレクションに対する使用法と活用法を示しています。さらに、生物学的安全性、生物学的保安、所有権、共有、および、生物工学の革新、コミュニティの構成、さまざまな社会間での合意といった実務的な問題についても触れています。この24C3の出席者のみなさまが、DNAプログラミングのための真に建設的なハッカーカルチャーを育てる活動に理解を示し協力してくださることを祈っています。

24C3 - Programming DNA - #2329 - [via] Link

関連:
Perkin Elmer PRISM 7700 Gene/DNA Sequence/Sequencer PCR (eBay) - Link.

こちらもどうぞ:
Additional talks from the CCC - Link

- Phillip Torrone

原文

Posted by Tetsuo Kanai | Jan 16, 2008 12:50 AM
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October 23, 2007

フォローアップ - Ponoko試運転、2Dの図面から立体に - 現物ができた

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ボクがデザインしてPonokoに製作を依頼した iPhoneスタンドのショールームのことを覚えてる? それがとうとう完成して、今日届いたんだよ。これでボクのレポートは完結だ。このサービスはちゃんと機能してる!

関連:
Rack1 Product Page-1

MAKE: Blog: Ponoko - laser cut item biz - Link

Img 1866 Product Page
Make 1134-1
MAKE: Japan: 平面デザインが実物になるサービス、Ponokoを試運転 - Link

[原文]

Posted by Tetsuo Kanai | Oct 23, 2007 01:55 AM
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September 20, 2007

海水は燃料になるか?

800Px-Sea Water Virgo
これは面白い。海の水を燃やすのに、いったいどれだけのエネルギーが必要なんだろう。ぜんぜん効率がよくないかもしれないけど、なか面白そう(もしこれがホントならね。みんなの意見も聞かせてくれ!) -

ごく常識的な理由により、科学者たちは長年の間、海水は燃えないと信じてきた。

だから、エリーに住むある男性が、彼が発明した特別な電波発生装置を使えば海水が燃えると発表したとき、誰もがインチキだと思った。

ワシントンカウンティー生まれの John Kanziusは、その電波発生装置で海水の脱塩を試みていたところ、試験管の中で何かが光った......

何度か試しているうちに、水素が燃焼する熱によって試験管が溶けてしまったと彼は言う。先週、この装置を Roy博士が実験したところ、この処理過程において、海水から水素が放出され燃えることが、あらためて確認された。異なる物質や濃度の水溶液で試すと、温度や炎の色に変化が見られた。

「世界でもっとも豊富にあるものだ。どこにでもある」」と、海水についてRoy博士は語る。「燃えるのを見たときは、寒気がしたよ」

Salt water as fuel? Erie man hopes so (英語) - Link

訳者から: アメリカ版のブログでは否定的な意見が多い。ただの電気分解なら珍しくもなんともないし、電気分解の場合は取り出せるエネルギーよりも電気分解にかかるエネルギーのほうが大きいという論拠。でも、読者の一人がこの発見を伝えたテレビニュースのリンクを張ってくれた。このニュースを見ると、どうやら単なる電気分解じゃなさそうだ。Kanziusさんは電磁波で癌を治療する装置を開発していたところ、たまたま塩水が燃えるのを発見したとのことで、もしかしたら大発見かもよ。

[原文]

Posted by Tetsuo Kanai | Sep 20, 2007 01:46 AM
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September 10, 2007

ロボット蝿の初飛行

Fly Robot X220
小さな虫が見張っている...... -

本物の虫サイズのロボット蝿がハーバード大学で飛び上がった。重さわずかに60ミリグラム。羽根を広げた幅は3センチ。この小さなロボットの動きのモデルになったのは蝿だ。まだまだ開発途中だが、研究者たちは、このような超小型の飛行マシンがスパイや危険物質の探知などに使われるようになると語っている。

「自然は最高の飛行生物を生んだ」と、ハーバード大学ロボティックフライプロジェクトの主任であり、工学応用科学学部教授のRobert Woodは話す。


Technology Review: Robotic Insect Takes Off (英語) - [via] Link

訳者から:しょえー! こんな小さいのに飛ぶんだ。ラジコン蝿とか絶対に欲しいよな。

[原文]

Posted by Tetsuo Kanai | Sep 10, 2007 02:02 AM
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August 13, 2007

三次元オンデマンド製造販売代行サービス

Home-Page Small Copy
Kendallより -

私の認識が正しければ、この会社は、3Dプリントをシームレスパッケージにすることで誰にでも製品のデザインと販売をできるようにするという特許出願中の技術を使って、アイデアを持っている人がデザイナーを捜して(クラウドソーシング)、製品をデザインして、世界に宣伝して、消費者が買えるようにするというものらしい。それには、工場も流通チェーンも使用しない。さらに、ウェブサイトで製品の改良をしてその結果をリアルタイムで見られるということも考えているようです。もしあなたが製造業に携わっているか、製品を売り出したいと考えているなら、製品をオンデマンドで"プリント"できるこのシステムは、流通チェーンも必要なく、在庫を抱えることも設備投資もいらないため、かなり有望でしょう。先日、オースティンで開かれたあるイベントで、この会社のことがわかりました。私は製品開発市場に携わっているため、こうしたシステムの有用性を感じています。

Digital Reality, Inc. - Link

いろいろクリックしまくってみた。Makeの"News from the Future"の記事みたいだよね。でも、まだ正式に動いてないみたい。

訳者から: Digital Realityは、一般ユーザーが送ってきたアイデアを製品化して、宣伝販売まで代行してくれるというサービス。いわゆるデザインソーシングとドロップシッピングを結合させたサービスで、現在Ponokoがテスト運用を開始している。Digital Realityは、それよりさらに一歩進めて、3Dプリンターでリアルタイムに製品を作ってしまおうというものだ。写真のサイトはDigital Realityのサービス用のデモサイトということで、まだ一部しかリンクができてない。この記事には、Ponokoの共同創設者Derek Elley氏の書き込みがあり、彼は Digital Realityを「スゴイことをやろうとしている」と賞賛している。ちなみに、Elleyさんは、Ponokoのサービスについてこんな説明をしています。
「我々は世界初のパーソナル製造プラットフォームです。利用者は製品の購入、販売、デザインの提供ができます。利用者はクリエイターとして名を売ることもでき、購入客は自分だけの特注製品を手に入れることができます。将来的には、要望に従ってクリックひとつで何でも作れるようになるでしょう」
なんか、スゴイことになってるみたいね。

[原文]

Posted by Tetsuo Kanai | Aug 13, 2007 01:55 AM
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July 20, 2007

バイオテクノロジーの未来...

商品化されたら、このキット全部、Make Storeで買えるようにするからね。 :) - Freeman DysonがThe New York Review of Booksに書いたOur Biotech Futureというすばらしい記事だ。-

ランもバラもトカゲもヘビも、すべては献身的で高度な技術を持つブリーダーたちの作品だ。アマチュアからプロまで、何千何万という人々がこの仕事に命を捧げている。そこで想像してみてほしい。もし、こうした人々が遺伝子工学のツールを手に入れたとしたら、どうなるだろう。たとえば、遺伝子工学でバラやランの新種を作り出す園芸家のためのDIYキットだ。ハトやオウム、トカゲやヘビの愛好家が新しいペットを作り出すためのキットも考えられる。イヌやネコのブリーダー向けのキットもできるだろう。

バイオ技術が一般化して、家庭の主婦や子供たちの手に渡るようになれば、爆発的な種類の新生物が生まれるようになる。大企業が好む単作穀物とは反対の方向性だ。新しい品種が行き渡り単作穀物に置き換われば、森林破壊もなくなる。遺伝情報のデザインは個人の楽しみとなり、絵画や彫刻と並ぶ新しい芸術形態になる。

傑作として残るような新作生物は少ないだろうが、多大なる作る楽しみと、動植物の多様性をもたらすことになる。バイオ技術の一般化における最終段階は、バイオ技術ゲームだ。子供から幼稚園児までを対象としたビデオゲームのような遊びだが、扱うのは画面の映像ではなく本物の卵や種だ。生き物を育てることで、子供たちに生命に対する親密な感情を持たせることができる。そのゲームでは、いちばんトゲトゲしたサボテンを作った者、またはいちばん強そうな恐竜を作った者が勝者となる。


Our Biotech Future - The New York Review of Books - [via] Link

訳者から: かなりラジカルな発想だけど、これを書いたFreeman Dysonという人は、論理物理学者で数学者で反国家主義者で核廃絶論者で今年83歳の立派な先生(編注: Make日本語版で連載記事を執筆しているGeorge Dysonの父親でもあります)。軽々しい気持ちで遺伝子ゲームの話をしていないことは、彼の他の著述を見るとわかる。この記事では、やはり規制の問題が語られている。どう規制するか、規制は必要か、社会的に適正な制限とは何か、それをどう決めるか......といった5つの問題点が、バイオ技術の一般化に際してクリアする必要があると言っている。

[原文]

Posted by Tetsuo Kanai | Jul 20, 2007 01:48 AM
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July 2, 2007

自動製本機、Espresso book machine

Espressobookmachine
ニューヨークに戻ったら、ボクは真っ先にこの巨大な本プリンターのところへ走るよ......

デジタルファイルから、どんな内容であってもその場で、あっと言う間に印刷して製本する本のATM、Espresso Book Machine(EBM)の第一号機が、今日、ニューヨーク公立図書館科学工業ビジネス図書館(New York Public Library's Science, Industry and Business Library: SIBL)に設置され、デモンストレーションが行われました。この特許技術による自動製本機は、本物の本を数分間で作ってしまうという、出版界に革命をもたらすものです。EBMはOn Demand Books, LLC("ODB" - www.ondemandbooks.com)の製品です。この会社は出版界の重鎮 Jason Epstein氏とそのビジネスパートナーDane Neller氏によって設立されました。Neller氏は、SIBLのKristin McDonough氏と私的な会合で知り合い、そこで、EBM が将来の読書や出版に及ぼす影響力と可能性について語り合ったということです。

Espresso Book Machineは、SIBLにて、8月の月曜日から土曜日、午後1時から午後5時までの間、一般に開放されます。ニューヨーク公立図書館・科学工業ビジネス図書館は、188 Madison Avenue(34th Street との角)にあります。

First Espresso Book Machine Installed and Demonstrated at New York Public Library's Science, Industry and Business Library- [via] Link

[原文]

Posted by Tetsuo Kanai | Jul 2, 2007 02:16 AM
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June 28, 2007

XFinger


X-Fingerの驚くべきビデオ -

X-Fingerは、指の一部を切断した人のために開発された、世界初の動く義指です。これを装着することで、義指に内蔵された機構により、装着者の思いのままに屈伸ができます。本物に近いシリコンの人工指に内蔵して使えるようになっています。
xfinger - [via] Link

訳者から: 電気や複雑なシステムを使わず、ごくシンプルなメカニズムだけで指を動かす。こういう単純な機構こそ本当の"発明"って感じがするよね。

[原文]

Posted by Tetsuo Kanai | Jun 28, 2007 01:51 AM
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June 7, 2007

巨大ビーチボール型衛星アンテナ



Paul Gierowの "big ball of connectivity"です。空気で膨らむアンテナを使って、いつでもどこでも人工衛星と通信ができるというシステムです。-

これは巨大なビーチボールではありません。超軽量、超ポータブルな空気で膨らむアンテナ、GATR-Comです。ボールの中にアンテナが内蔵されていて、どこでも超高速ブロードバンドで人工衛星との交信ができます。災害救助隊、世界を飛び回る映像作家、最前線の部隊など、遠隔地からビデオやインターネットや電話の通信を必要とするあらゆる人のニーズに応えます。

A Big Ball of Connectivity(ポピュラーサイエンス発明賞受賞) - Link

[原文]

Posted by Tetsuo Kanai | Jun 7, 2007 02:08 AM
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May 16, 2007

砂糖電池

Img 1022

このバッテリ技術は将来有望みたいだね -

近い将来、携帯電話やiPodはジュースで動くようになるかも。ミズーリ州セントルイス大学の研究者が、ソフトドリンクや木の汁など、実質的にあらゆる砂糖分で駆動する燃料電池を開発した。1回の充填で通常のリチウムイオン電池の3倍から4倍長持ちするということだ。

一般消費者にすれば、今よりもっと長い時間、携帯電話で話をしたり音楽を聴いたりできるようになるということ。この新型電池は、コンピューターを含む数多くのポータブル電子機器に利用できるという。しかも、生分解が可能。彼らの研究結果は、今日、American Chemical Society(米国化学会)の第233回全国会議で発表された。

'Juiced-up' Sugar-Fueled Battery Could Power Portable Electronics - Link

訳者から: 英語では、クルマにガソリンを入れたり電気器具に充電するときに「ジュースする」という表現を使うんだよね。だから、この最初の一行は、それを引っかけた駄洒落になってたんだけど、日本語にできませんですいません。こんな正直な翻訳者っていないと思うんだけど......。いや、そんなことより、これものすごく画期的じゃない? 燃料電池の燃料がアルコールとかだと飛行機の持ち込みも難しいけど、コーラでオーケーならバッチリ問題なし。飛行機の中ならタダだし。すごいよ、これ!

[原文]

Posted by Tetsuo Kanai | May 16, 2007 01:58 AM
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May 10, 2007

21世紀の製造業はこう変わる

大小さまざまなモノづくりの現場が今どうなっているかを記した「The Transformation of Manufacturing in the 21st Century」(Lawrence J. Rhoades)が、なかなか面白い。「......新しい産業革命によって、人々は住みたいところに住み、その場その場で欲しいものを作っていくという生活が実現する......」

オープンソースハードウェアのプロジェクトや3Dプリンターから、キットやETSYのような会社まで、すばらしい内容だ。

ミクロサイズの微粒子から作った薄い皮膜から製品を形作る技術は、設計に自由をもたらし、製品の部品数を劇的に減らすこととなる。さらに、部品の取り付け器具など不要になり製品が軽量化され、余計な素材やエネルギーを無駄にすることなく機能を最適化できるようになる。部品製造に使われなかった微粒子は、次の(あるいはまったく別の)部品にリサイクルされる。古い製品や不要品に含まれる金属は、それぞれの現場で金属パウダーにリサイクルされ、将来の製品の原材料となる。したがって、在庫の保管コストやリスク、運搬コストが激減し、エネルギー、材料、労働力の節約ができる。

おまけに、この製造工程は高度に自動化されるので、製品の製造、消費者への配送に必要な人材も大幅に減らすことができる。それにともない、物理的製品の製造工程における低賃金の工場労働者、いわゆるタッチレイバーが競争に与える影響力も少なくなる。

革新的な製品のデザインの需要は劇的に増大するであろう。デザインは電子的にやりとりができるので、デザイナーはどこにいても仕事ができる。工業デザインの重要性が低くなり、デザインの優劣は、基本的に、消費者の嗜好をどれだけ理解し対応するかという点にかかってくる。そのため、消費者の近くで暮らしたいと考えるデザイナーも増えるだろう。

たとえ、遠いところでデザインされた製品でも、製造は現地でできる。実際の製品は、消費者が住む土地でリサイクルされた原料を使って、"自分の家"で、または"近所で"作られるようになるだろう。それにより、大都市は商業的な優位性を失い、都市の住民は地方に分散されるようになるのである。

The Transformation of manufacturing in the 21st Century - Link

訳者から: 写真もなくてすみません。これは、ミクロサイズのプラスティックや金属の粒子を吹き付けて形を作る3Dプリンティングや皮膜を重ねて物を作るレイヤー製造法で工業界の仕組みが変わるぞっていう報告書の「結論」部分の抜粋。ここだけ読むと、たしかにMake的な未来の到来を予感させる楽しい内容だけど、全体を読むと、アメリカの工業の没落を食い止めるために、工業技術的にはどーしたらいいかっていう趣旨で、夢の未来のお話というわけではない。最後に、この製造方法は発展途上国の消費者にも大きな恩恵をもたらすだろうが、途上国を支えている単純労働力への打撃を大きいだろうとも書かれている。一国や一企業が潤うだけの革命なら、19世紀的だわよね。でも技術の流れはそっちに向かっているわけで、世界中のみんながよく考えておく必要がある。そこは19世紀と違うところだ。戦争なんてやってる場合じゃあい。......いやあ、年を取ると物事に批判的になっていけません。わっはっは......。

[原文]

関連:
オープンソースハードウェアって何? - Link

Posted by Tetsuo Kanai | May 10, 2007 03:13 AM
News from the Future, Open source hardware | Permalink | Comments (0)

May 8, 2007

News from the future: 空飛ぶ風力発電所 - 空のエネルギーを活用

Skywindpower

エコノミスト誌は、風力発電用風車の用地問題を解決するひとつの可能を紹介している。空に飛ばしちゃうんだって!

あなたが住んでいる地域がもし風が強いところだったら、10キロメートルの上空に家がなくてよかったと感謝すべきだ。なぜなら、そこでは常に地上の何倍もの強さのジェット気流が吹き荒れていて、そのエネルギーは100倍にもなるからだ。

石油会社が新たな資源を求めてより深く穴を掘るように、風力工学のパイオニアたちは、新しいエネルギー源を求めて空を見上げている。通常の風車が届くような高さではない。現在、もっとも高い風車でもたかだか200メートル程度しかない。そこで、まったく新しい技術を導入してそのエネルギーを活用する必要がある。つまり、空飛ぶ発電機だ。

なかでももっとも野心的なアイデアは、Dave Shepard率いるサンディエゴのSky WindPower社のものだ。Shepard氏の技術者としての経歴は、第二次世界大戦中、旧日本軍の暗号を解読する仕事から始まった。その後、書き文字を読み上げる機械を開発し、その技術は今日でも銀行のカードなど幅広い分野に応用されている。

Flying wind farms [via] - Link

関連:
News from the Futureニュースレターのお申し込みはこちらから。- Link

[原文]

Posted by Tetsuo Kanai | May 8, 2007 02:58 AM
News from the Future | Permalink | Comments (0)

May 1, 2007

ラジコンカー用燃料電池キット


ラジコンカー用の燃料電池です。お値段1500ドル! しっかし、これがメチャ速い!

H-cellは、広く普及しているタミヤのTT-01型シャーシに簡単に取り付けられるラジコンカー用のアップグレードキットです。H-cellシステムは、Horizon Fuel Cell Technologiesが開発した燃料電池で、30Wの空冷、空気呼吸、自己加湿式のPEMスタックと青く光る冷却ファンがスマートなアルミケースに納められています。またこのキットには、電子制御装置、小型圧力調整器、そして、水素を貯蔵する"ラック"には、10Lメタルハイドレードキャニスターが3基、備えられています。1回の充填で、最大出力の状態の場合、H-cellは時速35キロで約1時間、模型自動車を走らせることができます。従来のNiMH(ニッケル水素)電池ならば約15分といったところです。

HORIZONFUELCELL - [via] Link

[原文]

訳者から: やっぱり燃料電池だな、これからは。うん。そんな気がしてきた。

Posted by Tetsuo Kanai | May 1, 2007 11:12 AM
Kits, News from the Future | Permalink | Comments (0)

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