Open source hardwareArchive: Open source hardware

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January 23, 2012

AdafruitがArduino工場を見学

Arduinoがどのように作られているかを見てみたいという人は、PhilとLimorが訪れたイタリアはトリノのArduino工場の写真をどうぞ。部品を配置するマシンとか、大型の工作機械がかっこいい。

- John Baichtal

原文

Posted by Tetsuo Kanai | Jan 23, 2012 02:00 AM
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ファブラボ・ブームボックス

MITの学生、Matthew Keeterは、かわいいポータブル音楽プレイヤーを設計製作した。ニール・ガーシェンフェルドのかの有名なHow to Make (almost) Anything クラスの卒業製作だ。ケースは、3つの8角柱を組み合わせた形状になっている。部材は5.2mm厚の合板をレーザカットしている。操作系は容量性タッチセンサを使った5つのボタン。音楽データはSDカードでプレイヤの背面から供給する。プリント基板は両面式で、プリント基板用のロボット・フライス盤で切り出した。すべてのソースファイルが公開されている。

- Sean Ragan

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Posted by Tetsuo Kanai | Jan 23, 2012 12:00 AM
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January 12, 2012

求むMaker ── Open Source Ecologyが仲間を募集中

Open Source Ecology

我らが友人、Open Source Ecologyは、世界中ですばらしい活動をしているが、現在手を貸してくれるいろいろな技術分野の人たちを募集している。ところでOpen Source Ecology(OSE)って?

Open Source Ecology は、農業家、技術者、支援者のネットワークからなるGlobal Village Construction Set(GVCS:グローバル村建設セット)、つまり、モジュラー式の、自分で作る、低価格で、オープンソースな高性能プラットフォームです。これを使えば50種類の工業機械を簡単に組み立てることができ、時流に即した小さくて持続可能な文明を作り出せます。

GVCSが目指すものは、農業、建設業、製造業への敷居を低くすることです。これは、このプロジェクトが始まったミズーリの田舎でも、開発途上国でも、経済全体を作ることができる実物大のレゴなのです。

先日、OSE Christmas Gift to the Worldが発表された。これには、製品資料と、Tractor(トラクター)、Power Cube(発電機)、Soil Pulverizer(土粉砕器)、CEB Press(泥レンガ製造機)の4種類の機械の作り方に関する完全情報(3D CAD、2D設計図、詳細な組み立て図、オープンソース溶接台のCAMファイル)が含まれている。

OSEの使命に賛同して、少しだけ時間を割いて手を貸してもよいという人は、多くの人の人生を変えるかもしれないこのプロジェクトに参加してみては? このブログ記事に、彼らの目標と、彼らが手伝って欲しい11の仕事が書いてある。opensourceecology.gmail.comに申し込んでほしい。

OSEのより詳しい話は、創設者、Marcin JakubowskiのTEDでの講演を聴くとよくわかる。









- Goli Mohammadi

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Posted by Tetsuo Kanai | Jan 12, 2012 12:00 AM
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January 11, 2012

新型MakerBot「Replicator」登場

最新型MakerBot 3Dプリンタのニュースを聞いて興奮した。名前は「Replicator」(リプリケータ)。デュアルエクストルーダ(エクストルーダ=押出装置)やインターフェイスコントローラなど、この1年ほどで加えられた改良点がすべて含まれている。製作スペースは9×6×6インチ(約22.5×15×15cm)、ステップストルーダがひとつのタイプと2つのタイプがある。

内蔵されたインターフェイスコントローラは非常に賢く、コンピュータを接続しなくてもプリントができてしまう。

MakerBot Replicatorには、液晶パネルとビデオゲーム式のコントローラパッドが標準装備されました。液晶画面にはビルド情報とモニタ情報が表示され、コンピュータをつながなくても完全にコントロールができます。SDカードスロットからモデルデータをロードすれば、コントロールパッドを使ってそのままプリントできます。MakerBotをカバンに入れて、SDカードといっしょに持ち歩けば、友だちのお誕生パーティーでパーティーグッズを作りまくったりできます。どこでもプリントが楽しめるのです!

もっとも驚くべき変化は、技術的なことではなく、販売ターゲットだ。インターフェイスコントローラが内蔵され、キットではなく完成品のみの販売となる。つまり、MakerBotはこれまでより、技術から遠い人たちを狙っていると思われる。ハッカースペースじゃなくて学校とかね。

それでも、オープンソースだってことはうれしい。一般ユーザーに一歩近づいたわけだけど、それでもオープンソース企業としての原点を見失っていない。

MakerBot Industriesは共有の力を信じています。私たちはMakerBotのオペレータたちに呼びかけて、デザインをThingiverseで公開するよう奨励しています。その作品に刺激を受けた人たちが、それを元に新たな作品が作れるようにです。私たちは、レーザーカット用ファイルやソフトウェアなども含む、このマシンの設計と仕様を公開することで先鞭を付けました。

MakerBot ReplicatorはMakerBot storeで販売されている。価格は、シングルエクストルーダタイプが1,749ドル。デュアルエクストルーダタイプが1,999ドル。

訳者から:デュアルエクストルーダタイプでは「2色刷り」ができるそうです。

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Posted by Tetsuo Kanai | Jan 11, 2012 12:00 AM
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November 4, 2011

オープンソースハードウェアはいかにKickstarterをキックスタートさせるか

朝起きたら、見ず知らずの人がまったく無断で、あなたが開発した電子回路を製品に使っていた。使用料などは一切受け取っていない。その製品の価格は31,000ドル以上もする。彼らは、あなたが心血注いで作り上げた回路で儲けようとしている。あなたの回路が、どんなものに使われるのか、あなたには手出しも口出しもできない。これって、悪夢じゃない? ある人にとっては悪夢だが、これが理想の世界だと言う人もいる。これが今週のSoapboxのテーマだ。オープンソースハードウェアがKickstarter(キックスターター)をキックスタートする!
では始めよう。:)

Kickstarterは、物を作る人たちの間で、瞬く間に大人気の高い資金源となった。世界最大の資金支援基盤とも言われている。それには十分な根拠がある。

1Mks

Kickstarterの「後援者」が100万人を越えた。それだけではない。まだある。

Kickstarterの後援者たちは、プロジェクトに対して1億ドル以上もの支援を約束した。他の基金と比較してみると、たとえば全米芸術基金の2011年度の予算が1億5400万ドルだ。毎週200万ドルずつ支援額が増えているKickstarterの今のペースが変わらないとすると、1年間に1億ドル以上もの支援が約束されることになる。

このMakeでもどんどん増えている。斬新なアイデアを持ってない? それを実現させるための十分な技能がある? ならばKickstarterにプロジェクトを提出してみよう。それが彼らのガイドラインに合えば(ここに彼らの好みが関与する)、プロジェクトを公開して資金を募ることができる。資金の平均は71ドルだ。後援者の出資金額でいちばん多いのが25ドル。資金援助をすると、製品のTシャツなどのような記念品がもらえるのも、出資を促す要因になっている。

Lunatik Exploded

今までにいちばん多くの資金を得たプロジェクトは何か? それはAn iPod nano watchだ。ほぼ1億ドルの資金を獲得している。では、彼らのガイドラインとはどんなものか? 以下が概要だ。

Pt 101794

Kickstarterには「school」というページもあり、優れた「キックスターター」になるための方法をステップバイステップで教えている。

どんなタイプがいちばん資金を得ているか? 今のところ、デザイン技術のカテゴリーだ。これは納得できる。それが欲しいかどうか、支援したいかどうかがわかりやすいからだ。

しかし、プロジェクトの多くはオープンソースだ。つまり、資金援助を受けて作ったソフトウェア、ハードウェア、回路図、コードなどは、すべて公開してしまうことになる。そこは好感の持てるところであり、優れたプロジェクトや私が好きなプロジェクトの社会性が示されるところだ。

ではなぜ、オープンソースにするのか? ただそうしたいから、という理由もあるだろうが、オープンソースのプロジェクトを利用しているからという理由もある。オープンソースを利用すれば、自分で開発する労力を削ってお金が稼げる。元のオープンソース・プロジェクトと同じライセンスで発表して、変更点を公開すればよい。ソフトウェアの場合は、これがすごく便利だ(今は世界はフリーソフトの上に成り立っている)。ハードウェアの場合も、オープン化に人気が集まっている。どうしてか? その理由は、後ほど実際のMakerに話を聞くとして、まずは私の意見を述べる。オープンソース・ハードウェアは、より多くのKickstarter利用者の原動力になりつつあるのだ。

ここに、Kickstarterプロジェクトにオープンソースハードウェアが使われた例と、プロジェクトそのものがオープンソースであった例の中から、私が素晴らしいと思ったものを紹介しよう。




259,000ドル


76,000ドル




53,000ドル



26,000ドル



18,000ドル



8,000ドル



8,000ドル



38,000ドル


ここらで疑問に思う人もいるだろう。たしかに、オープンソースハードウェアが使われた面白い製品がKickstarterから世に出ることもあるかもしれないけど、実際にそうしている人はいるのか? 誰がそんな話をしているんだ? とね。私がそれを知っていて話をしているのか、それとも、またいつものように、オープンソースハードウェアはいいものだと扇動しているだけなのか。

そういう人は実際にいる。私はbootstrapsolar.comのRyo Chijiiwaにインタビューをした。彼は、オープンソースハードウェアを使った私の好きなプロジェクトの開発者で、最近、Kickstarterから資金を得た。それは、私も開発を手伝ったAdafruit(ニューヨークのオープンソースハードウェアのメーカー)の技術を元にしている。オープンソースハードウェアを利用したプロジェクトはたくさんあるが、そのなかでもこれは私がよく知るものであり、Kickstarterで資金を獲得できたことをうれしく思っている。

彼がどのようにしてエレクトロニクスの世界に入ったのか、そのときオープンソースハードウェアはどんな役に立ったのかを、彼自身の言葉で語ってもらおう。大勢の人から資金を集めて行うプロジェクトとはどんな感じなんだろうか。貴重なMakerの証言だ。では、Ryoにご登場願おう。

インタビューに応じてくれてありがとう。
こちらこそ、ありがとう。

まずは自己紹介を。
私の名前はRyo Chijiiwaです。ソフトウェア技師としての教育を受け、Yahoo!やGoogleなどのシリコンバレーの企業で働いていたことがあります。2009年に会社をやめて、カリフォルニアの北東地区に未開の土地60エーカーを購入しました。そこで2年間、「ミニマリストの快適性」と自分で言っているのですが、そんな生活を追求しました。それは、2軒目の小屋を建て、冬期に1カ月間、自分の土地から一歩も外へ出ずに過ごせたときに達成できたと考えています [1]。それから2カ月間、日本の震災復興ボランティアに参加したあとに、文明社会に戻ってきました [2]。

エレクトロニクスを作ろうと思ったきっかけは?
ホントのことを言って、物作りはすごく好きだったのですが、これが、中学校以来、初めてのエレクトロニクス・プロジェクトなんです(プログラミングは高校で目覚めました)。
このプロジェクトを思いついたのは、日本で3月に起きた大震災と津波の直後でした。もっとも被害の大きかった地域で、驚くほど多くの被災者が話してくれたのですが、食料、水、燃料、薬品といった必需品の次にいちばん欲しいと思ったのが、携帯電話を充電する方法だということでした。これは現代的な問題だと感じました。今ほど私たちは、あの小さなデバイスに依存している時代はありません。この現象は、高性能なスマートフォンの登場によって、さらに広まるはずです。

被災による問題は数多くありますが、これは比較的簡単に解決できるものだと感じました。私が山小屋で暮らしていたとき、唯一の電源は、ちっぽけな145Wのソーラーパネルだけでした。その程度のものでも、数台の携帯電話を充電するには十分で、安いし扱いも簡単です。100~200ドルの装置で携帯電話5台は充電できることを私は知っていました。それによって、外の世界とのつながりを保つという体験をしていました。

1カ月後、私は日本に飛び、もっとも被害の多かった地区のひとつである岩手を拠点にしたアメリカ人組織によるボランティア活動に参加しました。そこで私が行ったのは、約10名のボランティアを連れてこの隔絶された街に入り、津波に襲われた人家の中に文字通りキャンプを張りました。電気は来ていません(壁も半分ありません)。私たちは3つの拠点を作って作業しましたが、それらを束ねるためには携帯電話が必要でした。もうおわかりでしょう。携帯電話の充電にとても苦労したんです。ボランティアの1人はソーラー式充電器を持っていましたが、ほとんど使い物になりませんでした。

その後、BootstrapSolarを立ち上げようとしていたときに、あのときの体験から、ポータブルなソーラー式携帯電話充電器を作ろうと閃いたのです。ソフトウェア技術者なら、今あるものに満足できなければ自分で作るというのが普通です。エレクトロニクスの経験はほとんどありませんでしたが、それと同じメンタリティーでスタートさせたのです。

BootstrapSolar とは?
BootstrapSolarは私の会社の名前です。まったく資金のないところから自力で立ち上げるわけで(2年半無職でしたから)、文字どおり、bootstrap(ブートストラップ:自力でやること)だったわけです。ハードウェアの会社を立ち上げるには、天才であるか、資金がたっぷりあるかのどちらかでないと難しいのが実情ですが、私は天才ではないし、すっからかんでした。だから、創造的になろうと考えたのです。

事業提案書を書いたり資金集めをするより、まずは製品を作ってから自力で立ち上げていこうと考えました。ソフトウェア業界で普通にやっているようにね。最初に思いついたのは、災害時用のものです。避難所にしまっておけるキットや、災害時に配布できるものです。しかし、いろいろ考えるうちに、もっと小さくて幅広い人たちに使ってもらえるものがいいと思うようになりました。日本と私の土地での経験を元に、安価ながら実用的なパワーのあるソーラー式の携帯電話充電器を作ろうと決めました。私が作ったのはそれです。

BootstrapSolar Power Pack Kit(そのあとすぐにChi-qooと改名)[3] は、ポータブルなソーラーデバイスで、携帯電話やiPadや電子書籍リーダのような小型の電子機器に充電ができます。5Wのソーラーパネル(オプションを追加すれば10Wまで拡張可能)、6000mAh/22Whのリチウムポリマ電池、1.5Aまで対応する2つのUSBポートを備えています。竹製のケースがつきます。キットで販売する予定なので組み立てが必要です(ハンダ付けは必要ありません)。仕組みは極めてシンプルです。ソーラーパネル(またはバックアップとしてコンセント)から内部バッテリに充電します。その電気をUSBポートを使ってデバイスに充電します。

Kickstarterを使おうと思ったわけは?
自前の予算で実際に使えるプロトタイプを作ることができましたが、これを製品化して販売するには、それなりのお金がいることもわかってました。起業家の友人に相談したところ、クールなハードウェアプロジェクトがいくつも利用しているKickstarterを薦められたのです。私は、大勢から出資を募るという理想主義的な考え方も気に入りました。シリコンバレーの上場企業で働いていたとき、私は昔ながらの投資家や株主たちに幻滅していました。いわゆる「企業欲」というものが、企業が成長することによってのみ利益を得る株主たちに由来していると感じられたからです。そのため、株主は企業に成長を強要します。まるで癌のごとく、永遠に成長するようにです。役員たちは合法的に株主に資するように働くため(普通は役員自身も株主です)、こうした力学のために、企業は社会的あるいは環境的コストが高くつく仕事をせざるを得なくなります。これは準最適モデルです。それに代わるの有望な選択肢のひとつがCrowd-funding(クラウドファンディング:大衆から資金を調達する仕組み)です。これを使えば、ウォール街を回避できます。

オープンソースのハードウェアとソフトウェアは、どのように役に立った?
オープンソースのハードウェアとソフトウェアがなければ、このプロジェクトは実現していなかったと思います。私はこのプロジェクトを6月の末に開始しましたが、7月1日にOpen Source Solar Lipoly Charger [4]がLadyadaから発表されたときは、神の啓示を受けた気分でした。エレクトロニクスの経験がまったくなかったので、自分では絶対に設計できませんでした。誰かを雇って作らせるなんてことは、経済的に不可能でしたし。それがオープンソースであったことが、決定的でした。それを自分の用途に合わせて変更できるわけですから。

ソフトウェアでは、オープンソースのグラフィックソフトInkscapeで竹のケースのレーザカット用データを作りました。市販のグラフィックソフトを購入なければならなかったら、予算の4分の1は吹っ飛んでいましたよ。オープンソースではありませんが、プリント基盤設計用ソフトEagle CADや、3DモデリングソフトのSketchUpなどのフリーソフトも利用しました。

オープンソースハードウェアを元に作ったプロジェクトだけど、あなたはこれをオープンソースとして公開するつもり?
ええ、すべてのデザインをオープンソースライセンス(またはOSH互換のクリエイティブ・コモンズ・ライセンス)の元で公開する予定です。回路設計の一部は、すでにGitHubで公開しています [5]。そのほかのデータも、仕上げができ次第、公開していきます。

BootstrapSolarはクラウドファンディングの支援を受けているので、私も、支出を公にして、ビジネスのあらゆる側面をオープンに透明にする必要があると考えています [6]。これはもともと、シカゴでOpen Produce [7] という、経営の透明性を高めた食料品店を経営している友人の考えでした。

もうひとつ、先日私は、私のキットのクローンをフィリピンで大量生産したいという人から連絡をもらいました。オープンソースハードウェアだからこそ合法的に可能なベンチャーです。それでは私が損をすると考える人もいるでしょう。たしかに、私が自分で販売するキットの価格では、市場で生き残ることはできません。しかし、革新の曲線上で常に先を行っていれば、競争力を維持することができます。クローンであっても、製品を製造して発売するまでには数週間から数カ月という時間がかかります。だから、2カ月にひとつのペースで新製品や新バージョンを出していけば、常に前を歩くことができます。さらに、物作りの経験には、単に物理的な製品以上の価値があります。それがあればコピー商品に勝てると自負しています。

Adafruitの開発者、Limor "Ladyada" Friedと話したことは?
はい。彼女のソーラー充電回路に私が改良を加えたものを製造販売して、売り上げの一部をもらえないかと頼んだことがあります。これは自分の労力を減らすための策でした。私が彼女のデザインを利用したことで、彼女にも儲けがあるわけです。実現はしませんでしたが、これからも、いろいろな製品を買って彼女を応援したいと思ってます。私は個人的には、オープンソースは共有することだと考えています。私のようにオープンソースを利用するものは、どこかにその利益を還元しなければいけないと思っています。

あなたのプロジェクトの目標は?
今のところはキットの製造で手一杯です。BootstrapSolarはワンマン経営なので(インターンを2人ほど雇うことを考えてますが [8])、仕事が山ほどあります。それに、日中はフルタイムの仕事を始めてしまったので、2つの仕事をなんとかこなすことでいっぱいいっぱいです。昼間の仕事を終えると、その足でTechShopに向い、深夜に閉店するまで、BootstrapSolarの製品を作って、帰宅するという毎日です。帰宅と言っても、実は昼の仕事をしている建物の中の空き部屋です。忙しすぎて、アパートを探す時間もありません(そんな気にもなれません)。毎晩、私はKickstarterの後援者から送られるメッセージに返事を書きつつ、回路設計やレーザーカット用のデザイン変更に没頭しています。だから、当面の私の目標は工房を持つことです。それが実現すれば、もっと多くのアイデアを効率的に進めることができます。究極的には、BootstrapSolarを経済的にも環境的にも持続可能なビジネスにしたいと考えています。そしてもちろん、世界制服です。

この製品がうまくいったら、また Kickstarter を使う?
私はKickstarterの基本的な考え方が好きなんです。創造的なプロジェクトに対して最上級のサービスをしてくれると思っています。とは言うものの、私はKickstarterを、彼らが本当に意図しているのとは違う形で利用している部分もあります。なので、私が本当にやりたいと思うことができない困難もあります。たとえば、後援者のほとんどが予約を入れてくれますが、個別のオーダーに手作業で対応しなければなりません。また、後援者への報酬の形や、資金の使い方にも制限があります(たとえばカーボンオフセットの購入はできません。カーボンオフセットには「金銭価値」があるからです)。ルールのなかには「Amazonペイメント」に関連するものもありますが、特定の人の事情に合わせたルールもあるようです。

私のプロジェクトはうまくいきました(私が提示した目標の400%をわずかに下回るでした)が、私は最初、彼らの趣旨にそぐわないとして断られているのです。彼らの言うことも、ある程度はわかります。私はこの最初のキットの売り上げから、次のプロジェクトの資金を作ろうと考えています。しかし、またクラウドファンディングを利用したいと思ったときは、別のサービスを選ぶでしょう。Kickstarter以外のものがあるかどうかは知りません。なかったとしても、もっとスモールビジネスに対応したクラウドファンディング・サービスが現れるのは時間の問題だと思います。

[0] http://www.bootstrapsolar.com
[1] http://laptopandarifle.wordpress.com/project-31/
[2] http://www.youtube.com/watch?v=AwU?meig7k
[3] http://www.kickstarter.com/projects/ryochijiiwa/bootstrapsolar-portable-power-pack-kit
[4] http://www.adafruit.com/products/390
[5] https://github.com/ryochiji/BootstrapSolar
[6] https://docs.google.com/spreadsheet/ccc?key=0AvQAiC0IZUdbdHU2V3BRZkNTUEo4cmNfMTFRZHVOeXc&hl=en_US#gid=0
[7] http://openproduce.org/

[8] http://bootstrapsolar.tumblr.com/internships

Kickstarterは最初のクラウドファンディング・サービスではないことを指摘しておきたい。最後でもない。あのスターバックスもサービスを検討中なのだ。以下はスターバックスの CEO、Howard Schultz の考えだ。

アメリカ人は、スターバックスを仲介者として、自らのスモールビジネスを支援するようになる。スターバックスは、スモールビジネスへの投資を目的とした金融サービスを開始する。スターバックスの客は、コーヒーを買う際に寄付ができる。5ドル以上の寄付をされた方には、赤と白と青のリストバンドが贈られる。それには「Indivisible」(不可分)というSchultzの言葉が刻まれている。「これによってアメリカンドリームが誇りを取り戻すことを期待している」とSchultzは語っている。キャッチフレーズはこうだ。「アメリカ人がアメリカ人を支援する」



最後に、愛のあるこのKickstarterプロジェクトを紹介しておこう。

Makerムーブメントが広がるにつれて、私たちはいくつもの目標を達成してきた。作ったものを共有する方法(MAKE magazine / MAKE blog / Maker Faire、Make: Projects、Instructables)、人と出会って物を作る場所(ハッカースペース、TechShops、ミートアップ、DorkBots)、作るためのツール(Inkscape、MakerBots、レーザーカッタ、gEDA、kiCAD)、作ったの物を売る方法(Etsy、キットビジネス、Maker Shed、直販)、そして、プロジェクトの資金を得る方法(Kickstarter)もある。夢に描けば作れる。そして今やそのための資金も得られる。それが現実になった。さらに、オープンソースハードウェアを使えば、それを利用すると同時に、元のデザインに価値を還元することもできる。今、私が興奮しているのはその点だ。オープンソースハードウェアがもっと増えれば、Kickstarterにもさらに素晴らしいプロジェクトが登場するはずだ。

- Phillip Torrone

原文

Posted by Tetsuo Kanai | Nov 4, 2011 12:00 AM
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October 20, 2011

オープンソースハードウェアのlittleBitsが最初の決算 - そしてMoMAに収蔵!

オープンソースハードウェアのメーカー、littleBitsが第一回の決算を迎えた。そして、MoMAコレクションに加わることも決まった。創設者のAyahの言葉だ。


littleBitsにとって、ビッグなビッグな日でした!

まずは、最初の決算を無事に終わらせることができましたことを報告します。3年半の手探りの研究開発(つまり血と汗と涙)の末、littleBitsは世界トップクラスのテクノロジーリーダーの出資を受けることができました。その中には、私のヒーローであるJoi(伊藤穣一)とニコラス・ネグロポンテも含まれています。

MIT Media Labの学生として、私は、テクノロジーは創造力を支える道具として何ができるか、というニコラスのビジョンを、直接、体験することができました。littleBitsは組み立て式の電子回路システムです。磁石で接続でき、試作や遊びに使えます。まさに、モールや竹ヒゴに相当する21世紀の工作おもちゃです。私たちが店で買うエレクトロニクス製品と、私たちが作るものとの垣根を取り払い、次世代の問題解決能力を育てます。

私がフェローを務めているクリエイティブコモンズの前CEOであるJoi(現Media Labディレクター)は、創造的な社会はオープンであるべきだという私たちの信念を具体化し、オープン化を新しいレベルへ引き上げてくれました。littleBitsはオープンソースです。設計変更やインターネットでの共有を進め、互いの創造性を学び合うという建設的なコミュニティを作りつつあります。Joiが力を貸してくれて、彼の基金(Neoteny Labs)が今期を支えてくれたことを、本当にうれしく思います。これは、彼がオープンハードウェアに対して行った初めて投資であり、これによってオープンハードウェア運動はさらに勢いづくことと思います。

今期は、このほかにもテクノロジー界の大物が支援してくれました。アラブ世界からは、レバノンの通信事業の先駆者Taha Mikati、アメリカで上場した初めてのアラブ系企業AramexのCEO、Fadi Ghandour。また、ベンチャーの守護者である個人投資家のJosh Spear、Jason Port、Joanne Wilson、Salah Chammaといった面々も投資してくれました。

もうひとつ、昨日知らせがあったのですが、littleBitsがMoMA(ニューヨーク近代美術館)に所蔵されることになりました! つまり、Bitsの最初のモデルがピカソとポストイットの間に展示されることになるのです。言うまでもなく、ものすごく名誉なことです。littleBitsはすでに、Talk To Me(2011年11月7日まで開催されているMoMAの特別展)において、現代の素晴らしいインタラクティブ作品のひとつとして展示されています。

この1年は、ほんとうに素晴らしい1年でした。New York Times MagazineやInc Magazineにも取り上げられ、Maker Faireでは最初のスターターキットを販売でき(残りあとわずかなので、欲しい方はお急ぎを!)、Editor's Choice Awardまでいただきました。

次はなんでしょう? 私たちはウエストビレッジに素敵な共同スペースにオフィスを構えました。現在、ライブラリを充実させる新しい30のモジュールを開発中です。また生産能力も拡大する予定です。なかでもいちばん楽しいのは、学校の先生たちと協力して、授業や放課後の活動、または大学でもlittleBitsを使ってもらう計画を進めていることです(興味のある方はメールをください)。

そして、スーパースターを育てたり、スーパースター(または将来のスーパースター)を訪ねたりして、私たちのコアチームに引き入れたいと考えています。私たちの使命に同調される方々に、ぜひお会いしたいと思っています。

Ayah、そしてチームのみなさん、おめでとう。この間、彼女はオープンハードウェアサミットの副会長も務めてくれていた。そのお陰もあって、littleBitsは出資を受けた4番目のオープンソースハードウェア(Chumby、BugLabs、MakerBot、そして littleBits)となったのだ。

- Phillip Torrone

編注:日本では、スイッチサイエンスでlittleBitsスターターキットが販売されています。

原文

Posted by Tetsuo Kanai | Oct 20, 2011 12:00 AM
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October 6, 2011

オープンハードウェアの未来に関するBunnie HuangのOHWS講演

私はOpen Hardware Summitに参加できなかったのだが、Bunnie Huangの講演「オープンハードウェアの本当の時代がこれからなのはなぜか」で語られた展望には刺激を受けた。一個人が技術系大企業と対等に張り合えるようになるという未来予測だ。

現在、オープンハードウェアはひとつのニッチ産業です。ここで私は、小さな企業や個人開発者の力によって大企業が廃業に追い込まれるという傾向に注目しましたが、20年30年後の未来には、パワーバランスを引っ繰り返して、大きな革新をもたらす根本的な転換の流が起こると私は見ています。 <...> すでに、これからの数十年間にオープンハードウェアの生態系が開花する方向に舞台は定まっています。それには、ある程度の努力とちょっとした幸運が必要ですが。ムーアの法則のスローダウンは避けられません。これが今の技術系大企業には打撃となりますが、同時に、よちよち歩きのオープンハードウェアが根を伸ばし、大きく成長し始めるための好機となります。この機会を掴むには、今のオープンハードウェアの先駆者たちが、文化を育て、未来に向けて拡張可能な、自由で柔軟な規格や商習慣を作り上げることで、その舞台を準備しておく必要があります。

ビデオは公開されてないみたいだけど、要約したブログ記事を読むことができます。Bunnieが使用した OHWS のスライド画像のダウンロードもできます。

- John Baichtal

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Posted by Tetsuo Kanai | Oct 6, 2011 01:00 AM
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September 20, 2011

ExtraCore(Arduino互換ボード)

Open Hardware Summitで話題になるであろうものに、Arduino互換ボードの最新機種が考えられる。新機能を追加したものもあれば、単純なクローンもある。オープンソースハードウェアは、Arduinoのようなプロジェクトの上に何かを追加して、それを商売にできる。だから、ほとんどすべてのArduino互換ボードは、Arduinoと同じ条件(商業利用が自由という)で販売されている。オープンソースの恩恵を受けたものは、その返礼をするというのが慣例になっている。Arduino互換ボードを、Arduinoとは異なるライセンスで発売したとしたら、そんなものは受け入れられないだろうし、コミュニティに無視されるだろう。反対に、Arduinoと同じライセンスで提供することで、そのArduino互換ボードは大きな利益を得ることになり、さらにその派生商品に恩恵を与えることになる。というわけで、Arduino互換のExtraCoreを温かく迎えよう。

Dustinの記事より...

このプロジェクトを始めたとき、どうして非商用ライセンスで出すのかと、多くの人に聞かれました。率直に言えば、リスクを分散させて、オープンな選択肢を持っていたかったからです。それだけのことです。ここに、私の好きな言葉を引用します。

「船を作りたければ、大勢の人を呼び集めて木を集めさせたり、仕事を割り振ったりしてはいけない。無限の大海原に憧れる気持ちを教え込むのだ」 - アントワーヌ・ド・サンテグジュペリ

私は海に憧れています。もちろんメタファーとしての海ですが。私の海には、あらゆるものを作る方法や意味を知っている、ものすごく多くの人たちがいます。インターネットを使えば、自分のうちでも隣のうちでも、設計図をプリントアウトできます。まったく機能しない知的所有権など、簡単に回避できます。やり遂げようという決意さえ持てば、かならず実現すると私は信じています。私たちは次なる黄金時代の先駆者なのです。みんなで、すべての人のための、物作りの低価格なツールを持ち寄り、子供たちの、科学や工学やプログラミングを学び愛する心、物作りを愛する気持ちを育てるのです。今は暗い時代なので、リスクを分散して選択肢をオープンにしておきたいと考えがちです。腕のいいギャンブラーはリスクを分散しません。もし、あなたに時代を切り拓く気概があれば、賭けに出るべきです。そうでない人は立ち去るべきです。

そして、これが私の賭けです。私はMakerに賭けました。このプロジェクトと、自分自身に賭けました。今のところ、このプロジェクトはクリエイティブ・コモンズ 表示 3.0 非移植(CC BY 3.0)ライセンスで提供されています。自分たちは世界を変えられると、私は心底信じています。

ExtraCore (Arduino Compatible) An Open Hardware project in Duvall, WA by Dustin Andrews @ Kickstarter

訳者から:現在、Kickstarterで出資金が目標を超えたところ。大まかなスペックは、高さ25.4mm、幅22mm、重さ1.7g、AVCCにローパスフィルタ、ブレッドボード対応、Pro Mini用の5V FTDIが使用可能、Atmegaのデジタルおよびアナログピンはすべてボード周辺に順番に配置。電源関連は非常にシンプルでレギュレータなどは付いていない。なるべく安くして、プロジェクトに埋め込んでしまっても「惜しくない」ものにしたいと本人は語っています。

- Phillip Torrone

原文

Posted by Tetsuo Kanai | Sep 20, 2011 12:00 AM
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September 6, 2011

WikiHouse:オープンソースの住宅建築

WikiHouseはクリエイティブ・コモンズのライセンスの元ですべての人が共有し、改作や改良ができます。WikiHouseは、一般公開されたテンプレートファイルを元に、地元で合板をCNCカットし、最小限の技術で建設することができます。

Ponokoより]

- John Baichtal

原文

Posted by Tetsuo Kanai | Sep 6, 2011 12:00 AM
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June 13, 2011

DIYオープンソースのインクジェットプリンタ

プロトタイプでは、鉄製ロッドをFDMマシンでプリントしたコネクタで組み合わせたキャリッジアセンブリを使っています。キャリッジシステムは、ベルトとステッピングモータによって全体がX軸に沿って移動します。プリントキャリッジは、HPのセール品プリンタから取り出したものです。これは別のベルトとステッピングモータのセットでY軸に沿って移動します。印刷システム全体をコントロールする電子制御にはArduino Megaを使っています。

今回の設計は、計画どおりに作動するプロトタイプとなって機能が実証されました。ロッドを組み合わせた構造は軽量で組み立ても簡単で、他のシステムへの組み込みも容易に行えることがわかりました。Arduinoは、液晶パネル、SDカード、ステッピングモータなどの動作を安定的に制御するに十分なリソースを持ち、信頼性が確認されました。

今後の目標は、プリントで作れるパーツを増やして全体のコストを下げること、ホストソフトウェアを開発すること、そしてスピードの最適化です。

彼のブログ記事、プロジェクトのFlickrセットThingiverseの記事も見てね。

Dangerous Prototypesより]

- John Baichtal

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Posted by Tetsuo Kanai | Jun 13, 2011 01:00 AM
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May 20, 2011

GoogleがArduinoを選択したことの何が問題なのか、そしてこれは「Made for iPod」終焉なのか?

Why Arduino Google
先日、年に一度のGoogle I/Oがサンフランシスコのモスコーンセンターで開かれた。大勢の人や企業が集まった、巨大なドットコムど派手パーティーだ。特に、対象となるのが「Googleのクラウドとオープンウェブ技術を使ってアプリケーションを開発している、ウェブ、モバイル、企業向けの開発者...... I/Oで紹介される製品と技術はApp Engine、Android、Google Web Toolkit、Google Chrome、HTML5、AJAXとData API、Google TVなどなど」ということだが、Google TVとGoogle Waveに関しては、今年は大したことがなかった :) しかし、オープンハードウェアとモバイル関係の人間には、歴史上もっとも重要なイベントになったはずだ。

今週のコラムでは、Googleがオープンソースハードウェアのプラットフォーム(Arduino)をAndroid Open Accessoryキットに選んだこと、そして、どうしてそうなったかについて語りたいと思う。また、Googleはなぜうまくできたのかについても、ちょっと考えてみたい。そして、私がいつもこのコラムで行っている「予測」(なぜArduinoが勝利して今も生き続けているのか)をやろうと思う。 1) GoogleはAndroidとArduinoを組み合わせることでキネクトのような創造性の結集を実現する。 2) Appleは排他的な「Made for iPod」(TM) プログラムを破棄してアクセサリ開発に何らかの形でArduinoを採り入れる。 3) Microsoft/Nokia/Skypeはこれらすべてを注視し、Windows Phone 7用のアクセサリ開発にNetduinoの採用を考えるようになる。

モバイル関連企業が、これまで思いもつかなかったアクセサリで創造性あふれる電話市場の活性化を夢見るならば、これがそのための道筋だ。

それでは始めよう。

Androidに関するデータ(Google調べ):


すごいね。大勢の人がAndroid携帯を持っていて、Appleも安心していられなくなったはずだ。Googleは今週、Android Open AccessoryというAndroidプラットフォーム用アクセサリの製作を簡単にするために、Arduinoを使っていると発表した。素晴らしい。それなら我々もすぐに参入できる。彼らの発表を引用しよう。キーノートスピーチも見られる。

開発当初より、Androidはモバイルフォンを越えるものを目指してきました。それを念頭に、あらゆるAndroid機器上で使える新しいハードウェアアクセサリの開発を支援するAndroid Open Accessoryを開発しました。

ハードウェアの話は36:00のあたりから始まる。

ではなぜGoogleはArduinoを選んだのか?

30万ユニット以上ものArduinoが「野放し」状態になっているわけだが、学生から、Processingや教育などを通して、よくわかっていないで使っている人までを含めると、50万人以上の人が、なんらかの形でArduinoを使って何かをしていると思われる。前にも書いたとおり、マイクロコントローラプラットフォームとしては、Arduinoは勝利して生き延びている。コミュニティ、オープンなIDE、オープンハードウェア、ちゃんと動くドライバ、クロスプラットフォーム(非常に安価で、何かをしたいと思えば、今すぐにできる。実際、アナログセンサーのデータを読み取ったり、モーターを制御したりといったことを、Arduinoよりも簡単にできる方法はない)、重要なのはここだ。とくに、電話を使ってこれと同じことをしたいという場合はね。


世界中に何百万台という電話があり、Googleはアクセサリの開発をめちゃくちゃ簡単にしたくて、そのための、簡単に使えてセンサーに対応した、このパーティーを立ち上げる十分なパワーを持ったオープンソースプラットフォームを探していた。それがArduinoだ。これには異論があるだろうが、Arduino以外に候補は考えられないだろ?

ただし、今回Googleが発表したArduinoハードウェアには、まだそれを実現できるだけの力はない。Google I/Oでは参加者全員にこれを無料配布するという素晴らしい行動に出たわけだが、もうすぐ、もっと安くて(もっと高性能な)やつが出てくる。Googleは、最初にこれを実装するときに、いくつか、私が疑問に思う決断をしたはずだ。次にその話をしよう。

Android Open Accessory Kitって何だ?

Unboxing-1

こういうことだ...

Android 3.1プラットフォームは、Android Open Accessory対応となります(Android 2.3.4にもバックポートされています)。これは、Android搭載デバイスと外部USBハードウェア(Android USBアクセサリ)を、専用の「アクセサリ」モードで通信できるようにするものです。接続されたアクセサリはUSBホストとして作動し (バスパワーでデバイスをエミュレート)、Android搭載デバイスは、そのデバイスとして作動します。Android USBアクセサリは、Android搭載デバイスに装着できる形をしており、シンプルなプロトコル(Androidアクセサリプロトコル)でしっかりと接続され、Android搭載デバイスがアクセサリモードに対応しているかどうかを確認できなければいけません。また、アクセサリは、5ボルト500ミリアンペアの充電用電源を供給できなければなりません。これまでに発売されたAndroid用デバイスの多くは、単にUSBデバイスとして作動するものであり、外部USBデバイスとの接続を開始する機能はありませんでした。Android Open Accessoryに対応していれば、さまざまな種類のAndroid搭載デバイスに、アクセサリ側から接続を開始できるように、アクセサリを作ることができます。

Mega2560とCircuits@Home USB Host ShieldをベースとするUSBマイクロコントローラボード(ADKボード)は、後にAndroid USBアクセサリとして実装されます。ADKボードには入出力ピンがあり、ここに「シールド」と呼ばれるアタッチメントを接続できます。C++で製作したファームウェアをボードに実装して、ボードの機能の定義とシールドや Android 搭載デバイスとの通信を行います。ボードのハードウェア設計ファイルは、hardwareディレクトリにあります。

早い話が、ADKは、USBホストのシールドを乗せたArduino Megaで、安定した5ボルト電源をAndroid携帯に外部から供給するというものだ。これはいいニュースだ(だけど、悪いニュースもある。Googleのやり方だ。少なくともベストじゃない)。

Android Open Accessory Kitのバッドニュースとは

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上の写真はIOIO for Android

AndroidとArduinoをつなぐ方法は前からあった、と言いたい人もいるだろう。MicroBridge、IOIO、Amarino、Cellbotsみたいなやつだ。ADKはIOIOの後退版だと言えないこともない。ADKは新型の携帯電話にしか対応しないからだ。これで作ったアクセサリは古いモデルには対応できなくなる。だけど、携帯電話って、そういうもんだろう。新しいモデルを売りたいために、新しい機能を盛り込むんだ。

Pt 101007

この他にも、数々の製品やプロジェクトがある。どれも素晴らしく、進化を続けている。だからと言って、Googleが劣っているわけではない(今のところ)。このまま行けば、IOIOみたいなものがGoogleから出てくるだろう。あくまで想像だけど。上の写真はOleg MazurovのUSBホストシールド(MicroBridgeを使用)

"Romfont" が詳しいコメントをくれた。多くの点で同意できる。

ADKチームは、ひどいプロトコルを作ることで、最新型の電話でしか使えないようにしてしまった。短期的に見ると、商業的価値はまったくない。ホビイストたちも、今持っているデバイスのROMを最新のものに更新するか、新しいスマートフォンを買うかしない限り、このお楽しみには参加できない。そのため、お粗末な設計の互換性のないデバイスでなんとかやるしかない。しかし、このなんとかやった方法が、Googleによって支援されたスタンダードとなった。

私はADKの信奉者になりたかった。正しい設計をしてくれていたら、今ごろ私は、Googleの素晴らしい業績を讃える最初の人間になっていたはずだ。新しいプロトコルを正しく追加できたはずだ。ADBを元に何かを作れたはずだ。それよりも、OTGに対応できたはずだ。今のところ、ADKは、未解決の問題を解決できずにいる。それどころか、浅はかな考えに基づく規格を追加したことで、事態はさらに悪くなってしまった。Androidにはもうこれ以上規格を増やさないでくれと、みんな思っている。

全体を読むと、鋭い指摘がいくつもある。だけど、GoogleはArduinoをAndroidに使うと宣言したことは大きいと思う。これから、もっとマシなものが作られるようになるはずだ。今、その仕事に取りかかっている連中を知っている。USBホストシールドとArduinoを今でも使えると伝えられているけど、電源の問題があるという。それが本当かどうか、確認をとっているところだ。

もうひとつ、Googleにはハードウェアの専門家がいないということがある。MegaとUSBホストシールドを合体させたのは、Google I/Oになんとか間に合わせようと急いだ結果だろう。Arduinoならすでに開発ベースができている。Googleは、プロトタイプやアクセサリの開発者に、または、ただ電話でLEDを点滅させたいだけの人に、KEILのコンパイラを買わせるようなことをしたくなかったのだ。と、Google寄りの言い方をすればこうなる。とにかく私は、次のバージョンに(そしてオープンソースコミュニティの出方に)期待している。

そうそう、もうひとつ言っておくべきことがあった。ADKファイルがここでダウンロードできる。ちなみに、Googleはオープンソースハードウェアの手続きをきちんとやっている。(うれしいね!

これはAppleの拘束的な「Made for iPod」(TM) の終焉なのか?

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iPod や iPhone で使える公認アクセサリを作るために必要な Apple の認証は、どうやったら受けられるか。

MFiライセンスプログラムへの参加により、iPod、iPhone、iPadに接続する電子アクセサリを開発できるようになります。ライセンスを取得したデベロッパは、技術資料、ハードウェアコンポーネント、テクニカルサポート、認定ロゴをご利用いただけます。デベロッパは、iPod、iPhone、iPadとの情報交信に使用される通信プロトコルである「iPodアクセサリプロトコル」について説明している技術仕様書を受け取ります。また、デベロッパは、iPod/iPhone/iPad用のアクセサリを製造するのに必要なハードウェアコネクタとコンポーネントをご利用いただけるようにもなります。

「ライセンスを取得したデベロッパ」というのは古い考え方だと思う。「オープンな仕様」じゃないと。Appleのやり方は、もうダメなのか? Androidアクセサリが今後どう出るかに大きく左右されるが、クールで素晴らしい製品がAndroidのほうにばかり出るようになれば、そうなるだろう。そうなればAppleもアクセサリを簡単に作れるようにするだろう。そうせざるを得なくなる。

Appleアクセサリの秘密保持契約はホントにホントに(どこよりも)キツいと聞いたことがある。Appleのアクセサリを作ったことのある知人が、こう話してくれた。「自分が作っているものをAppleが気に入ると、彼らはそれをパクる。そのことは肝に銘じておくべき」だと。これは何年も前のiPodしかなかった時代の話だが、考えさせられるものがある。自分が作りたいハードウェアをAppleが気に入らなかったら、彼らはすぐに関係を絶つ。App Storeからアプリを削除されるようにだ。Appleとの仕事は素晴らしかったという体験をお持ちの方は、ぜひ意見を聞かせてほしい(契約上許される範囲で)。

個人的にAppleのiOSのプログラムで痛い目に遭っているので、偏見があるかもしれない(どうしても私のアプリを承認してくれなかった。連絡を取る方法もなく、悪夢だった)。結局あきらめたのだが、大変な時間の無駄だった。それに、今はオープンソースハードウェアを中心にがんばっている企業を応援したいと考えているしね。

さらにもうひとつ...... Googleはアクセサリ開発を内部でやるようになるかも -

HershensonとBritは、2000年にDangerを立ち上げた3人のうちの2人。3人目は、Android開発主任、Andy Rubinだ。この3人のエンジニアは、2000年に、当時セレブの必需品ともなったT-Mobile Sidekickなどの一般向けスマートフォンを他に先駆けて開発した。

その3人が再び手を握ったのだ。この12カ月の間、BrittとHershensonは密かにGoogleの Android部門の中の新部門、Android Hardwareを立ち上げていた。(中略)彼らはそこで、Android用周辺機器のリファレンスデザインとなるものを作っていた。Android Hardwareは、ホームオートメーションから運動ゲーム、ロボティクスまで、あらゆるものに手を付けた。GoogleブランドのAndroid用ハードウェアを今すぐ発売するというわけではないが、Britは、ゆくゆくはGoogle独自のAndroid周辺機器を出したいと考えているようだ。クパチーノの連中(編注:Apple)は気が気ではない。

ものすごいチームだ。びっくりするようなアクセサリを次々に生み出して、Googleからコンスタントに卒業していく人々と一緒に、またはその人たちに手渡して、新しい会社を作らせるという(で、後にまたGoogleに吸収される)ことになっても、驚きはしない。これはAppleとは正反対のやり方だ。昔のSidekickを今でも使いたいと思うよ。

Microsoft/NOKIA/Skypeは、どう対処すればよいのか?

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Microsoftが、Googleと同じことをしたいと考えたらどうだろう。オープンソースの.NETプラットフォームなんて、あったっけ? ある! Netduinoだ。さあ、バルマーよ、急いでNetduinoの連中に会って、Windows Phone 7用の新しいアクセサリ開発プラットフォームについて話し合うのだ。冗談で言っているのではない。次の「Kinect」をどうするか、真剣に話し合ってほしい。だけど、Netduinoの会社を買収しようなんて考えないでくれよ。そんなことしたら、メチャクチャになる。彼らを表から支えるんだ(ないしょでもいい、なにせSecret Labsだからね)。そして、すべての .NET開発者にWindows Phone 7 phoneとNetduinoを配布してハッキングをさせるんだ。開発者が命だ。そうでしょ?

デベロッパーズ! デベロッパーズ! デベロッパーズ! と冗談はさておき、レッドモンドでこんな会合があってもおかしくない。お偉方のオーケーが出るといいんだけど。NetduinoとMicrosoft、やってくれ!

Android は次のキネクトとなって創造的ハッキングを引き起こすか?

朗報を待とう。Google I/Oに参加した何万人もの人たちが家に帰っていく。数日以内に、最初の「ハック」が現れて、数週間以内に最初のアプリケーションとアクセサリのプロトタイプが現れるだろう。そして数カ月以内にアクセサリが発売され、Kickstarterが出資を募り、忽然と新しいものが現れるかも知れない。我々全員にとって、次に何が起こるかを予測する最良の方法は、自分で作ることだ。今まで、Androidにはあまり関心がなかったんだけど、「脱獄」は面倒な手続きの必要がなく、そのあげくに拒否なんて目に遭うことなく、新しいものが作れると思うと、なんだか無性に作りたくなってきた。大好きで使い慣れたオープンソースの開発プラットフォームもある。Arduinoだ。GoogleがArduinoを選んだことが、どうして問題なのか? それは、今このときから、Googleに対抗して開発者を刺激してアクセサリを作ろうと思うと、オープンにしなければならなくなるということだ。そして、どうしてもArduinoが必要になるということだ。

- Phillip Torrone

訳者から:Apple のオープン化の話は出ては消えしてきたけど、もうホントにヤバくなってる感じだね。ボクもAppleデベロッパプログラムに1万円払ったけど、なんだか面倒くさくて、何もしてない。がんばってくれ、Apple。

原文

Posted by Tetsuo Kanai | May 20, 2011 12:00 AM
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April 12, 2011

オープンソースハードウェア(OSHW)のロゴが決定!

OSHW Logo Selected!

オープンソースハードウェア(OSHW)のロゴが公募によって決定しました。9000点近い応募があり、OSHW Logo v1.0に選ばれたのはMacklin Chaffeeの"Golden Orb"でした(2011年2月11日受領)。おめでとう、Golden Orb。そして応募してくれたみなさん、ありがとう! オープンソースハードウェア定義 1.0に賛同される方は、OSHW Definitionとロゴをあなたのプロジェクトや回路に添付してください。またひとつ、オープンソースハードウェアの記念すべき日ができました。
Ayahとチームのみんなの努力の結果だ! いいロゴだね。オープンソースソフトウェア(OSI)との関係もわかる。歯車も付いてるし。:) 次はライセンスだ!

- Phillip Torrone

訳者から:ちなみに、OSIのロゴはこれです

原文

Posted by Tetsuo Kanai | Apr 12, 2011 12:00 AM
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March 22, 2011

Arduino販売機

「オープンソース・エレクトロニクス」販売機と呼んだほうが正確かも。数えたところ、18種類ある中でArduinoの仲間は3つだけだから。残りはシールドとその他のキット。それにお約束のラーメン。この自販機は、ブルックリンのMakerBot本社に置かれている。写真はMatt Metsが直々に撮影。この業界に長いと、パッと見ただけで何が入ってるかわかるんですよ。MattのFlickrストリームで詳しく見られます

- Sean Michael Ragan

原文

Posted by Tetsuo Kanai | Mar 22, 2011 01:00 AM
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February 25, 2011

オープンソースハードウェア定義 1.0公開!

ビッグニュースだ。オープンソースハードウェアに関わるすべての人たちが、自分のウェブサイトで、または基板の上に、これがオープンソースハードウェアだ! と公言できる定義が完成した。どうかこのページを読んで承認してほしい!Ayahより

ついにこの日が来ました。ここにOpen Source Hardware Definition(オープンソースハードウェア定義 1.0を発表できることをうれしく思います。


この定義に至るまでには、草案のフィードバックを何度も繰り返しました。インターネット、フォーラム、オープンソースハードウェアサミット、関係業者のサイト、電子メールなどを通して集められたフィードバックは、ここに掲示され、閲覧できるようにしてきました。次第にフィードバックはまとまりを見せるようになり、定義の成立を支える力となっていきました。

定義草案において積極的に尽力し、論議に参加してくださったみなさんに、心より感謝いたします。

さらに前進させるためのお願い:

  1. 定義を承認してください。バージョン 1.0 に対するあなたのフィードバックをフォーラムまたはメーリングリストに書き込んでください。数週間後あるいは数カ月後のバージョン1.1に役立ちます。
  2. ロゴを見てください。これは私たちがオープンソースハードウェアに使いたいと考えているものです。あなたもデザインを考えてフォーラムのLOGOスレッドに投稿してください。
  3. あなたの会社やプロジェクトやウェブサイトで、OSHW定義への支持を表明してください。

リンク元に定義 1.0の完全な文書があります。

Open Source Hardware (OSHW) Statement of Principles 1.0(オープンソースハードウェア(OSHW)原則書 1.0)
オープンソースハードウェアとは、その設計または、その設計に基づくハードウェアを、誰もが研究、改良、配布、製作、販売できるハードウェアです。ハードウェアの原型、その製作に使用された設計は、それを改良する場合に適切な形式で公開されます。また、個人による製作および使用の機会を最大限に広げるよう、オープンソースハードウェアには、一般に入手可能な部品と素材、標準的な製造法、オープンな社会基盤、オープンソースの開発ツールを使用することが理想です。オープンソースハードウェアは、私たちのテクノロジーを自分たちで管理する自由を保証し、設計のオープンな交流を通じて、知識を共有し商用利用を奨励するものです。

オープンソースハードウェア(OSHW)定義 1.0
OSHW定義草案 1.0は、オープンソースソフトウェアのオープンソース定義と、OSHW定義草案 0.5をもとに作成されました。この定義は、Bruce PerensとDebianフリーソフトウェアガイドラインに従うDebian開発者によって作られたオープンソース定義に由来しています。この定義作成の発端となったOpening Hardwareワークショップのビデオと資料はここで見られます。みなさんも、ここで、この定義に関する議論に参加してください。

はじめに
オープンソースハードウェア(OSHW)とは、すべての人が製造、改造、配布、使用できるよう、設計が一般に公開される有形の実体(機械や装置などの製造物)を指します。本定義は、オープンソースハードウェアのためのライセンスの開発および評価の指針となることを目標にしています。
留意すべきは、実体のある物を作るためには、かならず物理的な資源を取り込む必要のある点において、ハードウェアとソフトウェアと異なるということです。そのため、OSHWライセンスの下で実体(製品)を作る人や企業は、その製品の製造、販売、保証、その他の許諾行為をオリジナルの開発者が行うかのように思わせる表示をしないという責任を負います。また、オリジナル開発者が所有するいかなる商標も、使わないように気をつけなければなりません。

オープンソース・ハードウェアの配布条件は、以下の基準に準拠しなければなりません。

1. 文書
ハードウェアを配布する際には、設計ファイルを含む文書を添付してください。また、この設計ファイルの改変と配布も自由に行える必要があります。製品に文書を添付できないときは、ごく一般的な方法により、相応な複製費用で、望ましくはインターネットから無料ダウンロードで、資料を入手できる態勢を整えておく必要があります。この資料には、ハードウェア開発者が設計を変更できるよう、設計ファイルを含めてください。設計ファイルの内容を故意に分かりづらくすることは認められません。また、コンパイルされたコンピューターコードに類似する中間的形態(たとえば、CADプログラムの印刷用プリント基板パターンのファイルなど)を代用にすることも認められません。

2. 範囲
ハードウェアのための文書は、本ライセンスのもとで公開されるのがその一部であるときは、設計のどの部分に関する資料であるかを明記しなければなりません。

3. 必要なソフトウェア
本ライセンスによって公開される設計が本来機能を適正に発揮するためにソフトウェアを使用する必要がある場合は、組み込み型か否かに関わらず、以下のいずれかの条件を満たしていなければなりません。
a) インターフェイスの解説が適切であり、ハードウェアを正しく操作でき、本来機能を十分に発揮させるためのオープンソースのソフトウェアの製作方法が、常識的に率直でわかりやすいと思われる形で説明されている。たとえば、詳細な信号同期表や、インターフェイスの処理方法を明確に示した擬似コードを添付するなど。
b) 必要なソフトウェアがOSI承認のオープンソースライセンスで公開されている。

4. 派生作品
このライセンスでは、改造および派生作品の製作が許可されます。さらに、オリジナルのハードウェアのライセンスと同一条件での配布が許可されます。さらにこのライセンスでは、製造、販売、配布、設計ファイルより製造された製品および設計ファイルそのもの、またはその派生品の使用が許可されます。

5. 再配布の自由
このライセンスでは、いかなる人や団体に対しても、販売や資料の無料配布を制限してはいけません。このライセンスでは、製品の著作権料、または販売にともなう使用料を請求してはいけません。このライセンスでは、派生製品の著作権料、または販売にともなう使用料を請求してはいけません。

6. 帰属
このライセンスでは、由来を示す資料および製品に関連する著作権表示を、設計ファイル、製造した製品、派生製品などを配布する際に添付して、ライセンス実施許諾者への帰属を明示するよう要求されることがあります。このライセンスでは、こうした情報を末端ユーザーが、一般的な方法で閲覧できるようにしておくよう要求されることがあります。この際、特定の表示形態や形式に限定してはいけません。このライセンスでは、派生製品にはオリジナル設計とは異なる名称またはバージョン番号を付けるよう要求されることがあります。

7. 人および団体を差別しない
このライセンスでは、いかなる人および団体をも差別してはいけません。

8. 目的の分野を差別しない
このライセンスでは、製品(製造されたハードウェアを含む)を使用目的の分野によって使用者に制限を加えてはいけません。たとえば、商用利用を制限したり、核開発での利用を制限するといったことはできません。

9. ライセンスの配布
このライセンスにより許諾された権利は、製品を受け取った者にも、受け手が自ら新たなライセンスの供与を請求する必要なしに、許諾されなければなりません。

10. ライセンスを特定の製品に限定しない
このライセンスによって許諾された権利は、これが別の製品の部品として使用される場合でも、その状態とは関係なく保たれなければなりません。もし、この部品が製品から取り出され、このライセンスの条件下で使用または配布された場合も、これを受け取ったすべての人に、オリジナルの製品に許諾されている権利が与えられます。

11. ライセンスは、他のハードウェアまたはソフトウェアを制限してはいけない
このライセンスでは、このライセンスのもとに作られた製品が一部に使われている物の他の部分に制限を加えることはできません。たとえば、このライセンスのもとに作られた部品を含んで販売される製品全体をオープンソースであると主張することはできません。また、オープンソースソフトウェアのみを外部的に使用している製品をオープンソースと呼ぶことはできません。

12. ライセンスは技術的に中立であること
このライセンスのいかなる条項も、個別の技術、特定の部分または部品、素材、またはインターフェイスの形式を前提としてはいけません。

後書き
このオープンソースハードウェア定義に署名した人々は、オープンソース運動が情報共有のためのひとつの手段にすぎないことを認識しています。私たちは、この定義に合う合わないを別として、あらゆる形のオープン化と共同製作を促進し、支援してまいります。

ライセンスとハードウェア
オープンなハードウェアを推進するにあたり、ライセンスが設計を管理できるかのような拡大解釈で無意図的に設計者を騙すことにならないよう注意する必要があります。アメリカ合衆国をはじめとする多くの国々では、電子回路の設計には著作権は認められていません。認められているのは特許だけです。その結果、オープンハードウェアライセンスは、一般的に、設計を管理する目的で使うことができますが、製造された製品や、オリジナル文書のコピー以外の同一設計を書き直したものでさえ管理できないことになります。この件に該当する著作権法は17.102(b)です。それにはこう書かれています。:

「いかなる場合においても、原作者によるオリジナル作品に対する著作権による保護は、その記述、解説、図示、当該製品への統合などの形式に関わらず、アイデア、手段、処理、システム、操作方法、概念、原理、発見には一切及ばない。」

訳者から:上記の日本語訳オープンソースハードウェア定義 1.0は、あくまでブログ記事の対訳です。公式な日本語版ではありませんので、参考程度に見てやってください。

原文

Posted by Tetsuo Kanai | Feb 25, 2011 03:00 AM
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December 21, 2010

2010年版オープンソースハードウェア徹底ガイド

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写真:The Egg-Bot CNC art robot

2010年版オープンソースハードウェア徹底ガイドができました。オープンソースハードウェア(OSHW)ができはじめたころ(5、6年前)は、すべてのプロジェクトを集めてギフトガイドを作ることができた。プロジェクト数はせいぜい数百で、ちょっとのガイドで網羅できたのだが、今はその数も膨大になり、この時期にタイムリーに、きちんとした形でガイドにまとめるのは、とてもひとりの手には負えなくなってしまった。というか、ひとつのサイトには収まりきれない。新しいプロジェクトが毎週発表されて、数千単位で増えていく。広く公表されないものやマイナーなものも少なくない。これって、すごいことだよね? OSHWにとって2010年はすごい年だった。たくさんの企業がOSHWで大きな利益を上げたし、OSHWの生態系の中で支え合う形ができてきた。

過去の OSHW ガイド:

こんなにプロジェクト数が多いと、ガイドをまとめるための手段はひとつしかない。今年は、私が好きなOSHWプロジェクトを選んで紹介することにした。贈り物に最適で、OSHWの理念をしっかり受け継いでいるものを私がチョイスする。Makeで買えるものもある。MakeはOSHWを支持しているので、なるべく多くのOSHWを販売するようにしているけど、自作のみのものや、販売されていないものもある。それもまたよし。そうしたプロジェクトを作って、自分で販売することもできるからね。それぞれのプロジェクトには、オリジナルの製品(プロジェクト) へのリンクがある。Makeで販売しているものなら、もちろん、ショップへのリンクがあるよ。

すべてを紹介することができないので、あなたのお勧めプロジェクトがあったら、ぜひコメントで教えてほしい。条件はひとつ。オープンソースハードウェアであること。つまり、特別なものだったこと。プレゼントはそうでなくちゃね。

オープンソースハードウェアとは、設計が一般に公開され、誰もが解析し、改造し、そのもの自体やそれをベースにして作ったものを配布、製造、販売ができるハードウェアのこと。ハードウェアの設計資料は、改造などがしやすいように、適切な形式で公開される。理想的には、どこでも手に入る部品や材料から、普通の方法で、特別な設備を使わなくても製作でき、内容に制限がなく、オープンソースの開発ツールを使って発展させられることが望ましい。オープンソースハードウェアは、自分の技術を自分で支配する自由を人々に与えるものであり、設計をオープンにして分かち合うことで、知識の共有と、商業的な発展を促すものです。


これが、オープンソースハードウェアサミット(とそれ以降に)まとめられた概要。もっと詳しい定義はこちらで見てね。今でもずっと発展途上だけど。それがオープンソースハードウェアなのかどうかを見きわめる簡単なチェック法がある。「ソースコード、回路図、基盤設計ファイルは手に入るか?」「商用利用ができるか?」だ。曖昧な部分もあるし、「こんなときはどうする?」とか、抜け穴なんかもあるが、我々は実直に頑張ってる。まあ、このくらいにしておこう。

脇道にそれてしまった。それでは始めよう。

プラットフォーム編

Arduino

Arduinouno Lrg

Arduinoはオープンソースハードウェアの象徴的存在だ。電子工作を始めたいと思っている人に最適のプレゼントになる。しかも便利だしね。ベテランの電子技師も、ささっと試作品を作りたいときにArduinoを利用している。Arduinoは、柔軟で使いやすいハードウェアとソフトウェアから作られたオープンソースの試作用プラットフォームだ。アーティスト、デザイナー、ホビイストなど、とにかくインタラクティブな物や環境を作りたい人のためのもの。たぶん、今、いちばん成功しているオープンソースハードウェア製品だろうね。現在、世界には20万台のArduinoが使われていると見積もられている(自分的に)。それには、オリジナルも、クローンも、派生品も含まれる。Arduinoは誰がなんと言おうと大成功だ。ユニークな機能を加えた、いろいろな派生モデルがある。

詳しくは:製品情報
価格:20ドルより
Maker Shedで売ってます。


Beagleboard

Pt 2380

Beagle Boardは、USBから電源をとる低価格のファンレスワンボードコンピューターだ。邪魔で高くてうるさいデスクトップマシンとは違う、ノートパソコンのような性能と拡張性を誇る。Arduinoより高性能で、でもアナログ入力は必要ないという人にお勧め。ビデオ出力もあるので、埋め込み型のキオスク端末などにも使える。

詳しくは:製品情報
価格:149ドル


BugLabs

Bug20 Custom2

Newmodules

BUGはモジュラーを組み合わせてデバイスを作るオープンソースシステム。小さくなったBUG 2.0は、より簡単に、直感的に使えるインターフェイスを備え、色も充実した。コンピューターの性能が向上し、電池の寿命も伸び、新しいBUGvideoモジュールと24ビットのパラレルビデオスロットにより、720p HDビデオにも対応した。さらに、広く普及しているAngstrom Linux OSとOpenJDK JVMも使える(標準装備)。今年から、BUGはすべての大手無線通信業者の高速電話回線を使えるよう認可を受けたので、こいつでデバイスを作ったら、これまでは閉鎖的だったネットワーク回線に即座につながるというわけだ。

詳しくは: 製品情報
価格:499ドルより


Chumby Hacker Board

Chumbyhackerboard Lrg-1

今年は、Chumbyのハッカーボードが登場した。基本的にはChumby Oneの基盤なのだが、ハックしやすいように改良されている。高速 USB ポート3つ、ソニーPSPのACアダプターが使える電源コネクター(Chumby Oneの電源コネクターは使いづらかったよね)、たくさんのデジタルI/Oと、ちょっとのアナログI/Oが使えるArduino式のシールド用ヘッダーと44ピンのブレークアウトヘッダーを装備。オンボードの4方向スイッチとLEDを備え、ビデオディスプレイを見なくても、ちょこっとハックできる。ディスプレイと言えば、液晶パネルは付属していない。ビデオ出力用の4芯の3ミリジャックがあり、iPodのビデオケーブルに対応しているので、テレビのコンポジット・ビデオ入力につないで見ることができる。

詳しくは:製品情報
価格:89ドル


NetDuino

Photo Overhead

2010年の新製品! ソフトとハードの融合。Netduinoは、.NET Micro Frameworkを使用したオープンソースの電子プラットフォーム。32ビットマイクロコントローラーと豪華な開発環境によって、エンジニアにもホビイストにも完ぺきなソリューションを提供してくれる。スイッチ、センサー、LED、シリアルデバイスなどに接続可能で、GPIO 20チャンネル、SPI、I2C、UART 2チャンネル(RTS/CTS 1チャンネル)、PWM 4チャンネル、それにADCを6チャンネル備えている。.NET Micro Frameworkによって、高度なコーディングが可能になり、マイクロコントローラの性能を最大限に引き出せる。イベントベースのプログラム、マルチスレッド、ラインごとのデバッグ、ブレークポイントなども可能。さらに、Arduino用シールドも使えるヘッダピンも備えている。ただし一部のArduino用シールドにはサードパーティーのドライバーが必要。

詳しくは:製品情報
価格:34.95ドル
Maker Shedで売ってます。


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Propeller Platform USB

これも2010年新登場。Propeller Platform USBは、自分だけの電子プロジェクトが作れるオープンソースのプラットフォーム。プロジェクトは、初心者に最適の専用プログラミング言語、Spinを使って製作する。USBポートからPCに接続すれば、プログラムの更新やデータの共有などができる。I/Oピンは32本もあるので、数多くのセンサーが使えて、たくさんの外部機器のコントロールもできる。ビデオ出力(ビデオハードウェア)と高度なオーディオ機能を備えているので、ビデオも簡単。microSDでHi-Fi音声取り込みもできる。ブレッドボードやプロトボードで拡張可能。

詳しくは:製品情報
価格:49.95ドル


Arduinoシールド編

Arduinoシールドとアドオンは、音楽、GPS、インターネットなどの機能を追加してArduinoを強化するためのプロジェクトだ。Arduinoに重ねて装着する。その上にさらにシールドを重ねられるものもある。Arduinoの人気は高まるばかりなので、シールドの市場も確立しつつある。ここでは私が好きなシールドを紹介しよう(すべてオープンソース)。もしこれを読んで、クローズドなシールドを作ってしまった人がいたら、思い直してほしい。あくまで個人的な意見だけど、このコミュニティと生態系に、その価値を与えてくれるほうが、みんなの利益になる。オープンソースでシールドを作って販売するときは、Arduinoと同じライセンスで販売してほしい。それがフェアだからだ。オープンソースハードウェアで儲けさせてもらったら、同じチャンスをみんなにも与えないとね。ってことで、シールドの話に戻ろう。

LoL Shield

Mkjr3-2

LoL Shieldは、Arduino用のチャーリープレックス方式のLEDマトリックスだ。それぞれのLEDに個別にアクセスできるので、9×14のグリッドに好きなものが表示できる。スクロールテキストやゲームや映像や、とにかくなんでもだ。これはシールドだけなので、Arduino本体は別に用意してね。

詳しくは:製品情報
価格: 25.00ドル
Maker Shedで売ってます。


MakerShield kit

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今年の新製品。ArduinoとNetduinoのための究極のプロトタイプ用シールド。マイクロコントローラーでLEDを点滅させる以上のことをやりたいと思っているすべての人に必須のアイテム。先へ進もうとすれば、回路を組む必要がある。回路を組むためには、MakerShieldのようなプロトタイプシールドが必要になるってわけ。

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価格:16.95ドル
Maker Shedで売ってます。


MotorShield

Mshield Lrg

Arduinoは電子工作の入門にぴったり。こんなモーターシールドがあれば、ロボットやメカトロニクスの入門用にもなる。これはフル機能搭載のモーターシールドだ。簡単クラスから中級クラスのプロジェクトに向いている。Arduinoをもっと活用してロボットに挑戦したい人に最適。

詳しくは:製品情報
価格:19.50ドル
Maker Shedで売ってます。


Pt 10646

Ethernet Shield

今年はアップデート版が登場。Arduino Ethernet Shieldは、Arduinoをインターネットに接続できるようにするもの。Wiznet W5100 Ethernetを使用し、TCPとUDPの両方に対応したネットワークスタック(IPスタック)を内蔵。ソケット同時接続数は4つまで。イーサネットライブラリーを使ってスケッチを書けば、このシールドでインターネットに接続できる。Ethernet Shieldは長いワイヤーラップヘッダーで Arduinoと接続します。ヘッダは貫通しているので、このうえに別のシールドを重ねることもできる。

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価格:49.95ドル
Maker Shedで売ってます


Data logger shield

Mkad18-2

データ記録専用の高性能で便利なシールド。安いのに、よくできている。アクセスもカスタマイズも簡単。充実した解説書とライブラリーも付属している。AT16またはFAT32フォーマットのSDカードにデータをファイルにして保存でき、プロッティング・プログラム、スプレッドシート、解析プログラムなどで読み出せる。

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価格:19.50ドル
Maker Shed で売ってます。


3Dプリンターとロボット編

Egg-Bot

Eggbot Lrg-1

Egg-Botはオープンソースのアートロボットだ。ピンポン玉から小さめのグレープフルーツぐらいまでの大きさの球(直径3センチから10センチぐらい)や卵型のものに模様が描ける。とっても柔軟で、普通なら考えられないようなものにも "プリント" できる。卵だけでなく、ピンポン玉や電球や小さいカボチャや、ちょっと工夫すればワイングラスなんかもオーケー。ゴルフボール、クリスマスのオーナメント、電球、そしてもちろん卵にプリントした作品の写真(リンク元)を見てほしい。Egg-Botの本体は頑丈なファイバーグラス製。モーター用のヒートシンクも組み込まれている。ペン用と卵用のモーターには、高精度なステッパーモーターを使用し、ペンの上げ下げには、静かで信頼性の高いサーボモーターが使われている。Egg-Botキットの組み立ては、細いプラスとマイナスのドライバーなどの普通の工具を使って数時間で完了する簡単なもので、ハンダ付けは必要ない。また、組み立ての解説を見たり、ソフトウェアをダウンロードするために、インターネットに接続されたUSBポート付きのコンピュータ(Mac、Windows、Linux)が必要。旧式でも大丈夫。

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価格:195.00 ドル


MakerBot

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今年、新しくなったMakerBot Thing-O-Matic 3D Printerキットは、最新のパーソナルファブリケーション技術を提供する。MakerBot MK5プラストルーダーによって、トラブルなく数千時間の使用が可能だ。これまで、Makerbotの成長と、この数年の大きな広がりを見守ってきたけど、Makerbotの連中は、オープンソースハードウェアの理念を堅持しながら、いい感じでビジネスができている。

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価格:1,225.00ドル


DIYLILCNC

Diylilcnc Studio

DIYLILCNCは、完全な3軸CNCが安価に作れる設計図のセット。基本的な工作技術があって、普通の工具を持っている人なら、ひとりで作れる。CNCは、高い精度で物を作ることができる。このDIYLILCNCは、ガントリーに切断ツール(ルーターなど)をマウントして、それを多軸方向に動かすという形をとっている。この動きはコンピューターからデジタルデザインデータを送って制御する。

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価格:材料費500ドルから


DIYDrones

Mksf4-2

ArduPilotは、オープンソースのArduinoをベースに作られた高機能なオートパイロット。機体の安定には赤外線センサーを使い、GPSでナビゲーションを行う。GPSモジュールと赤外線XYセンサーは別売り。このオートパイロットは、機体の安定とナビゲーションの両方を行うため、別に安定装置を取り付ける必要がない。"フライバイワイヤー" モードにも対応しているため、ラジコンで操縦しているときも機体の安定が保たれ、簡単で安全な飛行ができる。

ハードもソフトもすべてオープンソース。基盤の表面実装パーツはすべてハンダ付けされているが、コネクターは自分で取り付けなければならない。ファームウェアはロード済みだが、オートパイロットソフトウェアは自分でダウンロードしてボードに読み込ませる。

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価格:24.95ドル


カルチャージャミング編

TV-B-Gone

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いたるところにある液晶テレビにうんざりしている人、食事中にまでCMを見せられるのがイヤな人、道路の向こうのスクリーンを消したいと思う人のためのキットがTV-B-Goneだ。こいつでハックしまくろう! 新しい v1.2は、世界中で使えるよ。

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価格:21.99ドル
Maker Shedで売ってます。


Wave Bubble

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Wave Bubbleは、ポータブルな自己調節型広帯域電波妨害器。軽くて、タバコの箱程度の大きさなので、簡単にカモフラージュできる。リチウムイオン電池で、携帯電話などの2バンドなら2時間、コードレス電話、GPS、WiFi、ブルートゥースなどの1バンドなら4時間、連続使用が可能。電池はミニUSBコネクターまたは4mm DCジャック(標準サイズ)で充電できる。単四電池3本でも使用できる。出力は、高帯域で0.1ワット、低帯域で0.3ワット。有効範囲は、適正に調整されたアンテナを使った場合で半径6メートル。内蔵アンテナや調整ができていないアンテナでは範囲が狭くなる。

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価格: 材料費200ドルより


音楽編

MeeBlip

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今年の最新版! MeeBlipはハック可能でお安いデジタルシンセ。音作りも簡単で実用的。初心者にも最適だし、音楽活動にユニークなサウンドを加えることもできる。MIDIハードウェアとソフトウェアで演奏可能。ケースを開けて中身を改造してもよし、サウンド回路やプログラムや電子工作について学ぶもよし。これを材料にして新しいプロジェクトを考えてもいいだろう。

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価格:129ドル


Milkymist One

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Milkymist Oneは、あらゆる処理パワー、インターフェイス、徹底的にインタラクティブな VJ 機能を小さな箱に収めたもの。MIDI、DMX512、アナログビデオ入力、イーサネット、OpenSoundControl、汎用デジタル I/O といったインターフェイスをすべて備えたユニークなものだ。本当にインタラクティブなパフォーマンスに必要なすべてのツールが揃っている。

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価格: 完成版 Milkymist One の入手情報はまだ明らかにされていない。


Where's the party at 8-bit sampler

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Where's The Party At?(WTPA)は、非常に高機能な8ビットサンプラーだ。次のような美しい目標を目指すキットだ。"伝統的" なアナログ(低ノイズ、比較的低周波数、高いヘッドルーム、ルーティングにしやすさ、合理的な ADC と DAC など)とデジタル(クリーンでローレベルなコード、パラレルメモリー・アーキテクチャー、ラッチによるI/O拡張、さまざまなシリアル通信に対応)の回路設計の優良で明快な実例となり、電子工作についてもっと学んで知識と技術を高めたいと熱望しているキット愛好家(初心者も含む)の期待に応える。

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価格:材料費200ドルより


時計編

Bulbdial

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Bulbdial Clockキットは、言うなれば屋内日時計。しかし、長さの違う3本の影が映る。時間は普通のアナログ式時計と同じ、時、分、秒の3本の針で表示される。このキットには、3つのプリント基盤、72個の超高輝度LED、Arduinoブートローダー付きのプログラム済みATmega168マイクロコントローラ-、タクトスイッチ、アルミ製スタンドオフ、20 ppm水晶振動子、特製文字盤、指時針、ACアダプター、ステンレス製土台、それに抵抗やコンデンサーなどの細かい部品がついてくる。

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価格:90.00ドル
Maker Shedで売ってます。


Ice Tube Clock

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最新のオープンソースハードウェアと80年代初頭のロシア式日常が合体して、この美しい自作キットが生まれた。新旧合体型のこの時計の心臓部は、ロシア製の9桁蛍光表示管 (VFD)だ。これは1960年代末から1980年代中期にかけて電子製品に使われていた。でっかいラジカセで眩しいほどに輝いていた文字を覚えてる? あれがVFDだ。

キットには必要な材料がすべて入っている。電源、ケース、VFD、そして電子部品。すべてが箱から出してすぐにハンダ付けできる状態で収まっている。バックアップ用のボタン電池も入っている。スヌーズ付きのアラーム付き。明るさ調整機能もあるので、ナイトスタンドとしても使える。

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価格:85.00ドル
Maker Shedで売ってます。


TI eZ430-Chronos

Tiwatch-1

eZ430-Chronosは、世界初の開発環境を備えたスポーツウォッチだ。人気のeZ430開発ツールを次のレベルに押しあげ、超小電力とTIのCC430マイクロコントローラー(MCU)の先進的な統合が自由に行えるようになった。まだ一般公開されていない話では、TIはCADファイルやソースコードを公開して商用利用を許可するつもりでいる。我々はそのことについて現在協議中だ。いろいろあるけど、うまくいくといいね。

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価格:49.00ドル


電源編

Free Charge Controller

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このプロジェクトの目標は、最大電力点追従(MPPT)のある充電制御装置だ。MPPTは、太陽光発電や風力発電で効率を最大化して、最大の電力を引き出すためのもの。これが対象とする負荷は、バッテリーやインバーターやグリッドだ。

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価格:材料費30ドルより


MintyBoost

Mkad2B-2

iPodやMP3プレイヤー、カメラ、携帯電話など、USBで充電できるすべてのガジェット用の小さくてシンプルなUSBチャージャーだ。

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価格:19.50ドル
Maker Shedで売ってます。


ノートパソコン編

NanoNote

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NanoNoteの "本" バージョンは、超小型フォームファクターの演算装置だ。336MHzのプロセッサー、2GBフラッシュメモリー、microSDスロット、ヘッドホンジャック、USBデバイス、850mAhリチウムイオン電池を備えている。付属のLinuxでもUSBからでも立ち上がる。ターゲットは、オープンソースハードウェアの未来を信じて、エンドユーザーの気持ちを忘れたくないという開発者だ。これはオープンコンテンツの理想的な相棒となる。Ogg用の音楽やビデオのプレイヤー、オフラインのウィキペディア、MIT OpenCourseWareの閲覧装置などへの応用が期待される。または、超小型のノートパソコンに仕立てて友だちを驚かすなんてアイデアも楽しい。入手方法はいろいろと幅広い。"本" Nanonoteはこのシリーズの最初の製品なので、今後、いろいろなハードウェア機能が追加される。

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価格:99.00ドル


ツール編

OpenLog

Pt 10647

OpenLogはオープンソースのデータロガー。使い方も交換もシンプル。本当に使えるシリアルロガーが欲しかった。これに電源を入れると、9600bpsで送られてくるシリアルデータをすべて記録する。Ctrl+zを3回押すと、ログを停止してコマンドモードに切り替わる。"new'" で新規ファイルが作られる。"md" でディレクトリ作成、"?" でコマンドリストが表示される。高機能というわけではないが、シリアルのストリームのログをしっかりと取ってくれる。

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価格:24.95ドル


Bus Pirate

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Bus Pirateは、PCのシリアルターミナルを通じて、ほとんどのチップと対話ができるユニバーサルバス・インターフェイス。プロトタイピングで初めてのチップや未知のチップを扱うときに、本当に助けになる。0.6~5.5ボルトで多くのシリアルプロトコルに対応するが、さらに追加が可能。

詳しくは:製品情報
価格:27.15ドル


ワイヤレス編

JeeNode

Dsc 1969 Large

JeeNodeは8ビット Atmel RISCマイクロプロセッサーを搭載したワイヤレスボード。Arduinoと互換性があり、Windows、Madc OS、LinuxでArduino IDEで書いたSketchでプログラムができる。JeeNodeにはまったく同じ4つのポートがあり、アナログおよびデジタル I/O ロジック、I2C デバイスなどが接続できる。

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価格:20ドルより


RedWire Econotag

Econotag-R2-Top

Marのオープンで安価な無線メッシュネットワーク用スタンドアロン開発キット。JTAG搭載でデバッグが簡単。プログラム用のハードウェアは必要なし。「表示-継承」で配布されるオープンソースハードウェア。

詳しくは:製品情報
価格:55ドルより


Freakduino-Chibi:Arduino ベースの無線センサーネットワーク用ボード

Freakduino-Chibi

FreakLabsのFREAKDUINO-CHIBIは、無線機器開発のための低コストで素早いプロトタイピング、実験、展開を行うためのボード。Arduino IDEの簡単さと、豊富なサードパーティーの周辺機器との互換性と、統合された無線機能を掛け合わせた安価な無線プロトタイピング・システムだ。

詳しくは:製品情報
価格:28.00ドル


以上はあくまで、私の個人的なお勧め。このほかに、お勧めオープンソースハードウェアがあったら、教えてね。

- Phillip Torrone

原文

Posted by Tetsuo Kanai | Dec 21, 2010 12:00 AM
Gift Guides, Open source hardware | Permalink | Comments (0)

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