Open source hardwareArchive: Open source hardware

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November 9, 2009

Constraptor - 製造のためのオープンソースハードウェア

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Contraptorはオープンソースのパーソナルファブリケーションのためのコンストラクションセットです。個人的な実験、デスクトップマニュファクチャリング、プロトタイピング、さらにはハードウェアハックなどに使えます。これを使えば、いろいろなロボットを作ることができるので、XYプロッターやミニCNCや3Dプリンターなどの試作プラットフォームとしても使えます。時間はかかりますが、構造部分と基本のリニア稼働部分を合わせたサブセットは自分で作ることができます。部品、素材、送料、税金を合わせてコストは約300ドル程度です。Google 3D Warehouseで、Contraptorの部品のSketchupデータが公開されています。DXFの出力データと、SVGテンプレートは、ハードウェアのデザインを共有できるクールな新サイト、Thingiverseで公開されています。特定のサブセットが欲しいが自分で作るのはイヤだという方のために、私たちは、Hines Design Labsと協同でサブセットを少量生産し、デザインと製造ファイルを、オープンソースライセンスの元で公開します。Shopbot(ミニCNC)をお持ちの方なら、これと同じ事業を行うことができます。最初のキットは、サブセットの内容によりますが、150~250ドルかそれ以下で発売する予定です。これを生産するためには、構造(Structual)サブセットキット(200ドル)に10件、基本リニア稼働(Basic Linear Motion)サブセットキット(250ドル)に10件の購入申し込みが必要です。

Contraptor

クリエイティブ・コモンズ「表示-継承 3.0」ライセンスだ。すばらしい。

- Phillip Torrone

原文

Posted by Tetsuo Kanai | Nov 9, 2009 12:00 AM
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October 23, 2009

FreeCAD - オープンソースの3D CAD/CAEソフト

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CADや3Dプリンターは使ったことがないけど、このソフトなら、使ってみようと思う。これは、OpenCasCadeとQTとPythonをベースにしたオープンソースのCAD/CAEソフトだ。マクロレコーディング機能や、サーバーとして起動して動的に拡張プログラムを読み込むといった機能を備えている。Windows、Linux、Macに対応。いろいろあるなかで、いちばんクールな機能は、オブジェクトがPythonで100%スクリプト可能というものだろう。

FreeCADは、注釈、メッシュ、パーツオブジェクトといった標準的なオブジェクトタイプに加えて、Pythonで100%記述可能なオブジェクトという驚きの可能性を秘めた機能、Python Featuresを搭載しています。このオブジェクトは、FreeCAD の他のオブジェクトとまったく同じに扱えます。ドキュメントにも保存でき、どの機種のFreeCADでも開くことができます。なぜなら、オブジェクトを定義するPythonコードも、ドキュメントに保存できるからです。

このプロジェクトはまだアルファ版。唯一の公式ビルドはWindowsと32-bit Debian Linux版だけだが、SourceForgeサイトから、非公式ビルドのAMDベースの64-bit Debian/Ubuntu、openSUSE、Intel Mac OS Xの各バージョンをダウンロードできる。

FreeCAD

- Gareth Branwyn

原文

Posted by Tetsuo Kanai | Oct 23, 2009 12:00 AM
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October 15, 2009

Larson Scannerキット

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サイロンかぼちゃランタンを作ったEvil Mad Scientist Laboratoriesが、新しいLarson Scannerキットを発売した!

本日、"Larson Scanner"(ラーソンスキャナ-)の改良版となる新しいオープンソースプロジェクトとキットを発売します。ラーソンスキャナーとは、オリジナル版『宇宙空母ギャラクティカ』と『ナイトライダー』のプロデューサー、グレン・A・ラーソンを讃えてその名を冠した、一列の赤色LEDが連続して点滅(スキャン)する回路のことです。

3年前、Cylon Jack-O-Lantern(サイロンかぼちゃランタン)の作り方を紹介しました。そのチュートリアルは、私たちの一番人気の定番コンテンツとなっています。以前の回路は、555タイマーを使用し、4017(10進カウンター)を駆動するというもので、解像度は6ピクセルでした。これに残像効果を与えるために、ローパストランジスタ-ドライバーを追加しました。2007年版のMAKE Magazine Halloween specialでは、チュートリアルが記事にもなっています。同じ回路の解説ですが、本のほうはちょっとだけ豪華になっています。

大変に人気の回路でしたが、要望も多くありました。とくに電池の持ちです。そこで今年は、そこをなんとかしようと考え、さらに、より強力なラーソンスキャナーを作ることにしました。それが、この製品です!

このキットはオープンソースで、ハックすることを前提に作られている。詳しくは、EMSLの発表を見てね。

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Make本誌より

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MakeとCraftのDIYハロウィン!

MakeとCraftがお届けするDIY HALLOWEEN。Makerのためのハロウィンプロジェクトが40以上も掲載されています。簡単な工作から動く仕掛け、さらに最先端のコンピューター制御式オバケ屋敷の作り方まで、盛りだくさん!

- Becky Stern

原文

Posted by Tetsuo Kanai | Oct 15, 2009 12:00 AM
Halloween, Kits, Open source hardware | Permalink | Comments (0)

October 8, 2009

オープンソースの本土防衛非殺傷兵器 - DIY携帯型LED式無能力化装置: THE BEDAZZLER

Adafruitが初めて送り出す本土防衛用非殺傷兵器プロジェクト - "DIY携帯型LED式無能力化装置:THE BEDAZZLER"だ。国土安全保障省の100万ドルの "気分を悪くさせる懐中電灯" DAZZLERの発表会を見たあと、Adafruitは250ドル以下でこれを作ろうと決意した。そして今、ソースコードと回路図とプリント基板のファイルが公開された。キットにはなっていないが、これはArduinoプロジェクトだ!

- Phillip Torrone

原文

Posted by Tetsuo Kanai | Oct 8, 2009 12:00 AM
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October 6, 2009

オープンソースハードウェアを活用しよう

テキサスインスツルメンツのGerald ColeyがElectronics Weeklyに書いた、すばらしい記事だ。Making the most of open-source hardware -

概要

* オープンソースハードウェアなら開発が楽になる。
* オープンソースソフトウェアがオープンソースハードウェアを補完してくれる。
* オープンソースハードウェアなら、大量生産用にプリント基板回路とケースが用意できる。
* 改良部分を追加的オープンソースとして公開できる。

開発者の間では、ソースコードが一般公開されるオープンソースソフトウェアは、Linuxなどを通してよく知られるようになっているが、オープンソースハードウェアを推進する団体については認知度が低い。こうした団体は、回路図、パーツリスト、プリント基板のレイアウトデータなど、ハードウェアの全体的な情報を無料で公開している。

開発者は、この情報をもとに製品を作ったり、新機能を加えたりが自由にできる。多くの場合、オープンソースソフトウェアは、オリジナルの設計はそのままに、追加機能によって発展させていく形をとっているが、オープンソースハードウェアには、設計の共有に留まらず、さらに一歩踏み込んだ利便性を提供する要素がいつくかある。

こうした要素によって、ハードウェア本体の開発のみならず、プリント基板の設計や組み立てにおいても、また関連製造業者やソフトウェア開発業者にとっても、時間と費用の節約が可能になる。

オープンソースのプロジェクトには、共有のためのライセンスを提供するクリエイティブ・コモンズのようなライセンスを持たせることができる。クリエイティブ・コモンズでは、ユーザーは、オープンソース作品のオリジナルの作者が誰であるかを明確にすることが義務づけられている。ただし、オリジナルの作者はオープンソース作品を保証するものではない。また、オープンソースを利用してユーザーが作った物をオープンソースハードウェアとして公開すれば、コミュニティーのメンバーは、それをもとに何かを作り、これがまた同じ共有ライセンスのもとで広がっていく。
Electronics Weekly最新号で続きが読めますまたはネットで読むこともできます(英語)。

- Phillip Torrone

訳者から:自分のプロジェクトをオープンソースハードウェアとして発表するには、何をどう準備すればよいかを、Arduino などの実例をあげて、具体的に指南している。とっても有意義な記事だ。英語で読むのはしんどいけど。

原文

Posted by Tetsuo Kanai | Oct 6, 2009 12:00 AM
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September 9, 2009

フリーソフトが使いにくい理由とその解決策

Matthew Paul Thomasの書いた「フリーソフトが使いにくい理由とその解決策」.... TomのTwitterから。

この記事の最初のバージョンを書いたのは6年前だった。そのときのタイトルは『Why Free Software usability tends to suck(フリーソフトはなぜどれも使いづらいのか)』というものだった。当時からくらべて、最上級のオープンソースアプリケーションやOSはずいぶん使いやすくなった。しかし、その進歩はきわめてスローで小さな積み重ねの結果だ。製品と流通業者との間の低レベルな争いもあった。設計工程での最大の問題は、大部分が今も変わらず残っている。

一般に、こうした問題の多くは、フリーソフト自身にあるのではなく、ボランティアソフトの中に多く存在している。愛好家が独自に開発したプログラムも、同様の理由から使いづらいことが多い。オープンソースにすれば、大勢のボランティアが開発に協力してくれる。現在、無数のプログラマーがフリーソフトの開発に追われているが、そのほとんどはボランティアだ。しかしそれが、ボランティアソフトの使いづらさをフリーソフトに持ち込む原因になっている。

ここから、最初の2つの問題に対する解決策が見えてくる......


よく聞く話だよね。たとえば、Inkscapeの開発に精力を注いでいた人たちは、使いづらいという批判を浴びていた。あらゆるMakerにとって便利なツールなんだけど、レーザーカッターなどの利用者は、結局、CorelDrawやAdobe Illustratorに落ち着いてしまうという現実がある。

訳者から:この記事は、単なる批判ではなく、どうしたらフリーソフトが使いやすくなるかという提案をしている建設的な内容。彼が掲げている2つの問題とは、使いやすいソフトを作ろうという動機付けがないことと、優秀なデザイナーが少ないということ。使いやすさの面で洗練させるには、そのソフトの普及度や人気度をきちんと調査したり、よいソフトに権威ある賞を贈るなどの工夫が必要。また、優秀なデザイナー問題は、デザイナーとプログラマーの両方の質を高めるトレーニング素材を充実させたり、プログラマ-、UIデザイナー、ヘルプの編集者、品質管理エンジニアの責任者を置いて開発を進める。といった提言をしている。つまり、上から目線ではなく、ユーザーの目線で製品を洗練させる意識を高めるってことだ。そんなことは、言われなくてもわかっているが、実現が難しい。そこで、第3、第4の問題と解決法と話が進む。最終的に15の問題と解決策が示されている。

- Phillip Torrone

原文

Posted by Tetsuo Kanai | Sep 9, 2009 12:00 AM
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September 4, 2009

100k Garages - 10万件ガレージ運動

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レーザーカッターやShopbotsや旋盤などのCNCツールを使って人々が作っている素晴らしい製品を作っているという情報が常に入ってくる。ぼんやりしていたら、時代に取り残されそうな気さえする。自分がまるで、タイプライターでレポートを書くのがイヤで、なんとかしてワープロが使えないかと模索していた80年代の大学生のように思える。今なら、必要なものは自分で作ることもできるだろう。しかし、機械加工はどこでやってもらえるか。そんなとき、100 thousand garagesが力になってくれる。

デジタル加工機(CNCツール)を使って注文どおりの物を作ってくれる(部品の複製なんかは朝飯前)工房が世界に数千件もあると知ったら、驚くだろう。みんなの家の近くにもあるかもしれない。本業としてサービスを行っている企業もあれば、パートタイムでやっているところもある。また、本業の片手間にやっている小さなショップもある。いずれにせよ、注文どおりの物を作る技能を有している。街のコピーセンターでは文書のコピーや紙製品を作ってくれるが、100kGaragesは、言うなれば、実際の物を作ってくれる仮想3Dコピーセンターだ。

Bill Youngの100k Garages 構想を読んでほしい。

- Chris Connors

原文

Posted by Tetsuo Kanai | Sep 4, 2009 01:00 AM
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September 2, 2009

スケーラブルなオープンソースコンピューティングプラットフォーム

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David Ackley、Liquidware、Illuminato LabsによるIlluminato X Machinaプロジェクトだ。

これは小さな「マザーボードセル」です。他のセルと接続してリンクさせることができます。裏表、どちら向きでも接続できます。それぞれ順応して、隣り合うセルにパケットや電源を伝えます。生物の細胞(セル)と同じように、栄養素などを次々と渡していくのです。また、動的バケット転送ブートローダーを使って隣のセルのプログラミングもできます。これにより、グリッドの中の特定のセルに上書きしたり、プログラムを変更したりができるようになります。
[中略]
それぞれのセルは、72 MHz ARMプロセッサを搭載しています。56本のデジタル I/O ピンがあり、4辺のどこからでも電源を受け取ることができます。そのため、セルはどの方向へも延ばすことができます。裏返しに接続することもできるので、どちらの側から見てもクリスタルのように光って見えます。
フィジカルコンピューティング用としてエキサイティングなプラットフォームだね。これがどんなふうに応用されていくか、楽しみだ。詳しくはLiquidware Antipaso(英語)を見てね。

- Collin Cunningham

訳者から:ビデオでは、ひとつのセルに送ったコードが次々に伝搬していく様子をデモってる。面白い!

原文

Posted by Tetsuo Kanai | Sep 2, 2009 02:00 AM
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July 27, 2009

デスクトップ産業革命


Fast CompanyにThe Desktop Manufacturing Revolution(Jamais Cascio)という面白い記事が載った。- 現在の製造-産業経済モデルが終わりに近づいている。しかし、それに代わるものがないとしたら、どうなるのだろう?

クレイ・シャーキーは、先頃、こんな発言をしている。「......古い物は、次に代わる新しい物が現れる前に崩壊してしまう」彼は新聞のことを指していたのだが、この言葉が暗示する意味は、もっと多くのことに当てはまる。たとえば、広告は自らを改革して生き延びようとしているかのようだが、既存のモデルがボロボロになっていく一方で、今すぐそれを引き継ぐ新しい形が明確に見えていない。教育もまたしかり。これと似たようなことは、権力と政治が支配する世界中の国々で起きていると指摘する人もいるだろう。

先月、ReBootカンファレンスを締めくくったブルース・スターリングの基調講演を聞いたとき、私はそんなシャーキーの見解を思い出した。講演の後半、スターリングはこんな言葉を投げかけた。「オブジェクトはプリントアウトだ」 このあと彼は、どんどん不安定になっていく世の中で、物質を所有することとの関わりを、どう考え直すべきかを論じていったのだが、「オブジェクトはプリントアウトだ」という一句が非常に印象に残った。これは単に物質所有の習慣を言い表しているだけでなく、次世代の経済のひとつの形を、じつに簡潔に表現した言葉だと感じたからだ。


この記事も、ブルース・スターリングの講演も、読んで聞く価値あり。

- Phillip Torrone

訳者から:ブルース・スターリングの講演の内容は、ざっとこんな感じ。20世紀型の節約生活は "死んだフリ" と同じこと。生きている間は、生きている人間にしかできないことをするべきだ。それは、お金を使うこと。「物質はプリントアウトと同じ」とは、これからの "所有感" を示した言葉だ。製品とは、いろいろな人の手を経て作り上げられたもので、多くの人間の関わり合いが物質化したものと言える。大切なのは、関わり合いのほうで、その結果ではない、という考えだ。だから、物もお金もどんどん流通させるのがよい。倹約は世の中のタメにならない。ある程度お金を持っている人間なら、不要品を売り払って、そのお金で本当にいいものを買うべきだ。高級なベッドや、すごく気持ちのいい椅子を買おう。という内容。物を直して使うというDIY的な思想は否定されているんだけど、説得力あるなー。
この記事のタイトルは、Fast Companyに掲載されたコラムのタイトル。こっちは主に3Dプリンターの出現で製造業やマスマーケットが大きく変化するカモという話だ。だから、ブルース・スターリングの話とはちょいと違う。単なる「プリントアウト」繋がりって感じ。

原文

Posted by Tetsuo Kanai | Jul 27, 2009 01:00 AM
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July 23, 2009

Peter Semmelhack(Bug Labs)『医療ハッキング』を語る

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Bug Labsの創設者にして最高経営責任者のPeter Semmelhackは、医療技術における創造的でオープンソース的な動きに関する記事を送ってくれた。ボクたちはこれに興味を持った。Makeの読者諸君もたぶん興味を示してくれると思う。 - Gareth


これは、この数週間ずっと考えてきたことを初めて言葉に表すものだ。そのため、多少荒削りなところはご勘弁いただきたい。しかし、このアイデアが頭の中に閃いてから、私は長い間研究を続けてきた。こうした考えは、大勢の人たちと分かち合い、たくさんの討論を重ねていかなければ、安楽死させてしまう。そこで、私はここで私の考えを公開し、みなさんのご意見を伺おうと思う。

私は、医療分野のオープンソース化が重要だと考えている。はっきり言えば、世界でもっとも困難な医療問題の解消を目的としたLAMPなどの最高にして非常に複雑なソフトウェアシステムの開発時に経験した、あの熱い情熱を再び結集したいのだ。口で言うのは簡単だ。実際にやるとなると困難を極めるであろうこともわかっている。しかしここに、私たちが参考にすべき、小さな実例を紹介したい。今日、私たちが知っているオープンソースは、Linuxに始まったことではないのだ。

今、あなたの患者に1型の糖尿病を患っている人がいたとしよう。あなたは、その人が命に危険が及ぶほどの低血糖や高血糖を起こしたとき、電子メールやテキストやインスタントメッセージなどを使って、すぐに知ることができればと考えているはずだ。 特に、低血糖や高血糖の発作で倒れたときなどはなおさらだ。同時に、こうした警報を受け取るのは、今の技術では不可能だとも思っているはずだ。どこへ行っても、そんな器具は売られていないし、作ろうとしても技術的に難しすぎる。しかし、こうした装置をほんの1週間で作ってしまう人たちを、私は知っている。

同じことが、小児ぜんそく患者の呼吸のモニタリングやアルツハイマー患者の徘徊についても言える。他にもまだまだある。だが、ここで重要なのは、人々の健康を維持するための、また相互扶助を行うコミュニティーが利用できる装置の開発に使える専門的な(まさにぴったりの)ツールが無数に、いやそれほど多くないにしても、存在しているということだ。ゲームや音楽やプログラミング言語などのオープンソースソフトウェアの開発を目指して活発に活動するコミュニティーを覗けば、これと同じエネルギーを、人々の医療や健康維持の方面にも向けることができるはずだと信じたくなる。人生をよりよくするための発明や方法などを全世界の仲間と共有するグループに参加できたら、どれだけの恩恵を受けられるだろうか。これは、まったく新しい世界ではないのだ。FOSSコミュニティーでは、今も毎日、そんなことが起こっている。

最大の障害はお金だ。こうしたシステムの構築には金がかかる。しかし、それにも解決策はある。現在アメリカでは、100万人の小児糖尿病患者がいる(毎年29000人ずつ増えている)。もし、こうしたコミュニティーが、患者の死亡率を年間5パーセントだけ下げることのできるオープンソースの装置を開発し、製造し、認証を受けることができたとしたら、それだけでも、ものすごいインパクトがある。そうなれば、Juvenile Diabetes Research Foundationa(JDRF:青少年糖尿病研究基金)がスポンサーになって生産を行い、一部またはすべての患者に販売や配布を行うという可能性もある。100万セットを作るとして、適正な価格を設定し(1個90ドル程度だろうか。すべての患者に配るとして 9000万ドル。もちろん、全員に配る必要はないだろうが)、財団や政府にとっては、そんなに大きな金額ではない。または販売すれば、財団はさらに生産を続けることができる。コミュニティーはこうして機能してきた。医療分野でこれができないはずがない。

これはひとつの例に過ぎない。もっといい方法が他にもあるだろう。しかし重要なのは、実質的にすべての医療上の問題で、このやり方が有効だということだ。長生きの秘訣も、健康の秘訣も、医療費を安く抑える秘訣も、すべてよりよい情報がもたらしてくれるものだ。そして、よりよい情報を得るためには、そのための優れたツールを開発することが重要だ。そうしたツールの開発に乗り出すべきだと私は主張したい。だが、医療業界のみにそれを期待してはいけない。ハッカーのコミュニティーを組織し、力を与え、今まで見たこともないような医療革命のための技術的な基礎を、みんなで作るのだ。Linuxのカーネルを作るのと、難易度的にはそう変わらないと思うのだが。;)

P.S. 現在、医療関係で行われているオープンソースの活動をリストアップしたので、ここを見て欲しい

原文

Posted by Tetsuo Kanai | Jul 23, 2009 01:00 AM
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July 15, 2009

NETLab Toolkit

Art Center大学院のメディアデザインプログラム、The New Ecology of Things Lab(NETLab)は、NETLab Toolkitの新バージョンを発表した。これは、マイクロコントローラーをより簡単にコンピューターに接続できるようにするためのシステムだ。とくに、ハードウェアやプログラミングの初心者を対象としている。このビデオでは、メディアデザインプログラムのPhilip van Allen教授がNETLabの使い方を紹介している。ここでは、センサーをArduinoにつなぎ、デスクトップのFlashに接続している。

基本的な内容です:

NETLab Toolkitは、デザイナーが簡単に「ハードウェアをスケッチ」できるための無料のソフトウェアツールです。プログラムをする必要は一切なく、使い慣れたFlash(ProcessingやMAX/MSPにも対応)環境で、ノブなどの物理センサーを接続し、すぐにモーターやビデオなどをコントロールできるようになります。このツールキットは、さまざまなセンサー、ワイヤレスセンサー、Wiiリモコンからの入力に対応し、モーターとLEDの制御、MIDIデバイスとの通信、Flashでのサウンド、グラフィックス、ビデオの制御が行えます。また、DMXコンピューターで制御された照明装置との通信もできます。すべて、ドラッグ・アンド・ドロップのインターフェイスで行えます(もちろんプログラミングを使った接続もできます)。

NETLab Toolkit(英語)

- Gareth Branwyn

原文

Posted by Tetsuo Kanai | Jul 15, 2009 12:00 AM
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July 10, 2009

Sparkfunオープンソースハードウェアキット

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Sparkfunのお友達が、オープンソースのキットを発表することを決意した。Nathanとその仲間たちは、ずっとオープンソースハードウェアの支持者だったが、ついに自分たちのキットをひっさげて、開発者側に名を連ねることとなった。その第一弾が、TMega168 ベースの時計のキット ClockIt kitだ。このキットの部品リストの最後に、Eagleファイル (CC v3.0 Share-Alikeライセンス付き)、回路図、ソースコード、Improve Source Code(コード改良)フォーラムへのリンクがある。いい感じだ。「オープンソースのいいところは、「これでもしっかり動くけど、もっとよくなるはずだから、みんな手伝ってくれ』って言えることだよね」と Nathan Seidleは話してくれた。

ClockIt

- Gareth Branwyn

原文

Posted by Tetsuo Kanai | Jul 10, 2009 02:00 AM
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June 30, 2009

心臓の鼓動をTwitterに投稿する「秋月パルス」

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koress projectのしがくさんから、「秋月パルス」についてお知らせをいただきました:

秋月パルスは、高性能なフォトリフレクタで指先の血流量の変化を検出、それをパターン解析して心臓の鼓動を推定し、その状態を直接Twitterに投稿できるデバイス。心拍数に応じた3種類のコメントが用意されています。

この秋月パルスは「オープンソースハードウェア」として、回路図、ファームウェアがサイトで公開されており、秋月電子で部品を購入すれば、4,000円から5,000円で自作できるとのことです。

秋月パルス

Posted by Hideo Tamura | Jun 30, 2009 12:00 PM
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June 11, 2009

CandyFab 6000

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Evil Mad Scientist Laboratoriesは、砂糖を使う3Dプリンターの新型機を発表した。CandyFab 6000だ。前のモデルによく似たテーブルトップ型だけど、驚くべきことに、"印刷"の容量は10リットルもある。EMSLのサイトより。

これは、CandyFab 6000で最初に作ったオブジェクトです。直径2インチ(約5センチ)の穴開きの玉です。レイヤーの厚さは1/15インチ(約1.7ミリ)。改良の余地はまだまだたくさんあるけど、やっと、改良できるだけのマシンができたというわけです。
このマシンは、フルスクラッチで作れるように設計してあります。つまり、廃材置き場に飛び込んで古いHPのペンプロッターを探して来なくても済むというわけです。3軸のクワドラチャエンコード型DCサーボモーターコントロール、タイミングベルトとアクメリードネジ、砂糖を入れる食品用パッド、ボディはレーザーカットのベニア板とアクリル絵の具とステンレスでできています(Steampunk準拠の真鍮製手締めネジがピッタリ)。

- Becky Stern

原文

Posted by Tetsuo Kanai | Jun 11, 2009 12:00 AM
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April 28, 2009

Sparkfun自律走行マシンコンテスト

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コロラド州ボールダーのSparkfun本社の周囲をいちばん速く回れる自律走行マシンを決定するコンテストに、16のチームが集結した。

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四輪駆動車(たいていはラジコンカーをベースにしたもの)が大半を占めたが、なかには無人操縦飛行機が3機、球形の回転体(右の写真:Nathanと彼のLabrat)も登場した。また、ケーブル付きのモデルロケットでの参戦を予定していたチームもあったが、残念ながら参加は果たせなかった。

レースは3本ずつ行われた。マシンごとに5分の持ち時間があり、全体でもっとも良いタイムを出したものが優勝となる。

最初のレースは悲惨だった。約半数の車両がビルの第一コーナーに突っ込んだ。ゴールできたのはMookie Mobile Death Pod 3000ただ1台だった。

西からの弱い風が、DIY Dronesチームの飛行機の、正確にコースをトレースする能力に悪影響を及ぼしたようだ。テスト飛行では何度も成功していたが、本番のレースでは、最初の2本でコースのカーブを少しだけ内側に入りすぎて失格となった。木に引っ掛かる飛行機もあり、親切にもボールダー市消防局が回収を助けてくれた。そのほかの飛行機は、手の届くところに引っ掛かっていた。

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地上を走る車両にも障害物があった。そのひとつが縁石と、縁石の上なら安全だろうと高をくくっていた愚かな観客たちだ。

自らの生みの親に衝突しそうになったあと、罪のない観客に襲いかかる Ohcraptheresalake(その後、小川に突っ込んだ)。

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参加者たちは、レースの合間に、前のレースで得た経験を元にマシンを調整していた。最初のレースで唯一ゴールを果たしたDeath Pod 3000は、2回目には記録を1分28秒に縮め、リードを確実なものにした。

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ところが、最後のレースでDIY DronesチームがChris AndersonのUAVで驚異的なタイムを叩き出した。コースを36秒で周り、優勝をさらったのだ!

大会は終わった。 優勝は Diy Dronesチーム。Death Pod 3000は、エンジニア特別賞を獲得した。みなさん、参加ありがとう! また来年会いましょう!

DIY DronesチームのUAVをスタートさせるJordi:
sparkfun_race_DSC_4415.jpgこのロボット車両には、通行人に注意を呼びかけるために花火が付けられている。
sparkfun_race_DSC_4453.jpgスタートラインにつく車両。
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さらに:

- John Maushammer

原文

Posted by Tetsuo Kanai | Apr 28, 2009 01:00 AM
Arduino, Flying, GPS, Makers, Open source hardware, Robotics | Permalink | Comments (0)

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