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December 15, 2010

在宅起業家(ホームプレナー)の時代

Pt 10639-1

(訳注:「自宅で仕事をする人の数の伸び 1999-2005年」表の上から、自宅を本社にして常に仕事をしている人、常に自宅で仕事をしている人、ときどき職場に出かける人、完全に雇われている人[外で働いている人を含む])

在宅起業家の夜明け @ Fast Company...

多くのビジネスがオンラインに移行し、この動きにともなって多くの仕事が誕生している。そんななか、ホームオフィスで仕事をする人が急増していることは驚くに値しない。従来型の販売業界、オフィス設備業界、社交的な人たちには面白くないだろうが、インターネットを使って家で仕事をするのが人気を集めている。これは一時的な流行だろうか?
Webs-Homepreneur916

新しい起業家 - 自宅ベースのビジネスの伸び

家で仕事をする人が増えている。そして、その多くは自営業者であることが、今日公開された人口調査でわかった。下の図は、常に家で仕事をしている自営業者の数の伸びと、家で仕事をしている人の数の伸び、そして雇用されている人の総数を比較したものだ。
こっちもJohn Tozziの記事だ。

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オープンソースの電子キットで物作り愛好家を狙う@BloombergのEntrepreneurs: Newsmakers セクション。

すべてのキットで、この会社は、コンピューターで使用する設計ファイル、回路図、ファームウェア(装置の中で動くソフトウェア)を公開している。誰でも、クリエイティブコモンズのライセンスのもとで、原作者の著作権表示を行うことで、これらの素材を使い、別の製品を作り、同様のオープンソース・ライセンスのもとで公開することができる。

設計を公開することに加えて、この会社では、インターネットでチュートリアルも提供している。Limor Friedは毎週、技術的な指導を行ったり、質問に答えるためのビデオチャットに参加している。「彼女は本当に学識のある人です。あらゆることをしながら、学校を運営しているようなものです」と、オープンソース・サミットの主催者のひとりであり、無線装置を開発しているオープンソース・ハードウェアのメーカー、Bug Labsのガジェット担当を勤めるAlicia Gibbは語る。

Friedによると、彼女の起業家としての使命は、電子回路をオープンにしてその仕組みを学ぶことによる改革を広めていくことだという。「私たちは、プラスティックの箱の中身との関係がとても希薄なのです。この会社の目的は、人々に教え、学ぶことです。ただ売って消費させるだけの商売ではありません」
続きはこちら(英語)。


- Phillip Torrone

原文

Posted by Tetsuo Kanai | Dec 15, 2010 02:00 AM
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October 19, 2010

オープンソースハードウェア原則声明と定義草案0.4

Pt 10422

オープンソースハードウェアのための新しい原則声明と定義草案4.0がアップされた。みんなフィードバックと参加を切に望みます。オープンソースハードウェアサミットの後、数ある要望のなかに、私たち全員に向けられた、何をするのか、なぜするのか、という「概観」を聞かせてほしいというものがあった。多くの人たちの協力でそのアウトラインをまとめることができたのは、幸先がよいことだと感じている。では草案をどうぞ。

オープンソースハードウェア(OSHW)原則声明(草案)
オープンソースハードウェアは、その設計を公開することにより、誰もがそれを研究でき、改良でき、複製でき、その設計に基づく設計やハードウェアを製造して販売することができるようにしたハードウェアである。このハードウェアのソースと元になる設計は、改良ができるように、好ましい形式で入手できること。理想的には、オープンソースハードウェアは、入手可能な既存の部品や材料を使用していること、標準的な方法で作れること、公共のインフラが使えること、内容に規制がないこと、そのハードウェアを製作し使用する個人が最大限に利用できるためのオープンソースの開発ツールが用意されていることが望ましい。オープンソースハードウェアは、技術を自在に操る自由を人々にもたらすものであり、同時に、貪欲な知識の収集を促し、オープンな設計の共有により経済を活性化させるものである。


オープンソースハードウェアの定義草案のほうもバージョン1.0に近づきつつある。ここに0.4があるので見てください。

私たちはフォーラムメーリングリストで活発な意見交換や編集を呼びかけています。興味のある方は、ぜひどうぞ!

更新情報:
Sparkfun に OSHW に関する素晴らしい記事が載ったよ(英語)。

- Phillip Torrone

編集から:オープンソースハードウェア(OSHW)定義草案バージョン 0.4に関しては、 LibrePDMさんが日本語訳を公開されています。(コメントありがとうございます。>LibrePDMさん)

原文

Posted by Tetsuo Kanai | Oct 19, 2010 12:00 AM
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October 15, 2010

Bug Labsとベライゾンがオープンソースハードウェアの3G機器を発表 - 合法です(アメリカで)

Pt 10401

私が記憶する限り、3Gネットワークに認定されたオープンソースハードウェアはこれが初めてじゃないだろうか。オープンソースハードウェアにはいろいろと記念碑的なものがあったけど、これからもたくさん出てくるんだろうね。 - これもそのひとつだ。

アメリカでもっとも信頼されているネットワークに最初から完全準拠。BUGsの3Gモデムは、すべてベライゾン・ワイヤレス社の認証済みです。また、BUGsはFCCおよびCEの認証も受けています。つまり、今すぐ、作って使えるというわけです。テストを行う必要はありません。

- Phillip Torrone

原文

Posted by Tetsuo Kanai | Oct 15, 2010 12:00 AM
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October 4, 2010

ハードウェアサミット会場で呟かれた名言の数々

ohsPic4.jpg

MakeのDale Doughertyは、Productizing: Scaling/ Manufacturing/Moving beyond DIY(製品化:DIY を越えた規模、製造、運搬)ディスカッションの司会を務めた。

ここに、オープンハードウェアサミットの会場から呟かれた名言を紹介しよう。

@wseltzer:Bruce Perens(OSI 創設者):私は病んだ会社のカウンセラーだが、その病とは知的所有権だ。

@Federico_II:Perens:もう孤立することはない。あんたがどんな種類の変人だろうと、ネット上には50人の仲間がいるよ。

@celinecelines:OS って重要? それは民主主義が好きかどうか。それは人を良くするもの。- Bruce Perens

@gcoley1:オープンハードウェアは「標準を作ろうとするよりも早い」。

@magnolfi:「予想外の結果を生むシステムの受容力としての革新」 - John Wilbanks(クリエイティブコモンズ科学担当バイスプレジデント)の言葉より。

@wseltzer:ArduinoもDIY Dronesも、商標の保護が知的財産の要だと言う。-- 好きに売っていいが、私たちの名を語るな。

「この業界のヘンリー・フォードがたくさん集まったこの場所に来られて最高!」- Eric Von Hippel(MIT)

@chr1sa(DIYDrone/Wired)は「ビットを配ってアトム原子を売る」ビジネスモデルを踏襲している。

Coley:「スルーホールのパーツは未来の真空管。消えはしないが手に入らなくなる」

「DIY は全身性のものなので、これまで見えにくかった」 -Von Hippel

ParallaxのDavid Carrierはリファレンス設計をオープンにすることでより多くのマイクロコントローラーを売ると言っている。

@katehartman: #openhardwareの理想と人間の反射的な所有願望との終わりのないダンスが面白い。

オープンソースハードウェア(OSHW)定義草案バージョン 0.4ができた! http://bit.ly/bfWGwe

- Gareth Branwyn

原文

Posted by Tetsuo Kanai | Oct 4, 2010 12:00 AM
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October 1, 2010

ARMが注目された1週間

Jparm-Popup

今週、ニューヨークタイムズに二度もARMの記事が掲載された(どちらも著者は同じAshlee Vance)。

ARM Chips May Spread Into Everyday Items (ARM のチップが日用品に浸透)...

今日販売されているほとんどすべての携帯電話に使われる低電力のチップを開発しているARMは、次の大きな技術革新が起きたときには、主導的な地位を獲得することになるだろう。この技術革新は、"Internet of Things"(モノのインターネット)と呼ばれ、あらゆる種類の日用品に小さなチップが埋め込まれ、情報処理やウェブとの通信が可能になるというものだ。

ハンドヘルド機器や携帯電話の部品として、ARMは厳しい小電力環境での動作を強いられてきた。インテルが大馬力を追求しているのとは対称的にARMはミリワットを追求している。ARMの小電力チップは、そののんびりとした社風の賜物だと言える。Muller氏は、ケンブリッジのパブに初代従業員たちを集めてARMの将来の構想について語り合ったころを振り返る。そこでは従業員たちに、重役になりたい人は手を挙げろと尋ねたという。

「PCなんて関係ない」とFlautner氏は語る。「なくたってぜんぜん構わない。今重要なのは、この得体の知れない市場に深く食い込むことだよ」

"You Too Can Join the Internet Of Things"(誰でも「モノのインターネット」に参加できる)...

それは彼らの研究の努力結晶であるmbedという名のマイクロコントローラ...ひとつのチップに収まった簡単な小電力のコンピューター...だ。エンジニアだろうがホビイストだろうが59ドル前後で購入できる。ARMは、このマイクロコントローラに命を吹き込むソフトウェアツールのセットも提供している。これを使えば、加速度センサー、ジャイロスコープ、カメラ、ディスプレイ、温度計など外部機器をつなげることもできる。

mbedの開発リーダーであるARMの技術者、Simon Fordは、彼が開発したハードウェアとソフトウェアのパッケージによって、チップのプログラミングという頭痛の種が取り除かれ、マイクロコントローラの世界がより多くの人に開放されると語る。

mbedは、直接、コンピューターのUSBポートに接続できる。PCから見ればUSBメモリーのようなものだ。あとはプログラムを書くか、mbedのウェブサイトにあるモジュールをダウンロードすれば、ものの数分で動き出す。

Wiredに掲載された記事の続き "Will the Internet of Things Be Open or Closed?"(モノのインターネットはオープンになるかクローズになるか?):

近い将来、より多くの日用品に小さなチップが埋め込まれ、ネットワークと通信できるようになる。しかし、現在、ネットワークの中立性や、オープンなウェブかクローズなクライアントアプリケーションかといった論議がされているように、モノのインターネットでも、誰が支配権を握るのかをはっきりさせなければならない。

...無料のオープンソースか、箱から出して誰にでもすぐに使える製品か。これまで私たちは幾度となくこの道を歩いてきた。この問題では、明確な勝者も敗者もないだろう。それよりも、今、重要なのは、どれかひとつの方式がデフォルトのオプションとして固定されてしまわないうちに、明確な骨組みや構造を作っておくことだ。

...そんなわけで、Adafruitでは熱い議論が交わされている

mbedにはオンラインコンパイラが必要で、永遠に彼らに依存しなければならない。彼らのサイトを使わなければ、永遠に何もできないわけだ。mbedがこの方針を変更して、オープンソースハードウェアを出してくれることを切に願う(Arduinoシールドは好きみたいなんだから、このコミュニティに参加すればいいのに)。

mbedの中のハードウェアは好きだ。cortexシリーズは素晴らしい(だからウチではARM Cortex M3を扱っている)。でも、mbedに使うARMコンパイラは5000ドルもするから、おそらく永遠にオンラインでしか使えないだろう。その点、私たちが扱っているARMの開発ボードはオープンソースハードウェアだし、ファームウェアのライブラリーはすべてBSDライセンスされているからいい。OSSツールチェーンなどもコンパイルしたプログラムをドラッグ・アンド・ドロップするだけで使える。今は、lpc1768版も販売しようかと考えているところだ(ご要望があれば!)。

- Phillip Torrone

原文

Posted by Tetsuo Kanai | Oct 1, 2010 02:00 AM
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September 30, 2010

オープンソースハードウェア(OSHW)定義草案バージョン 0.4

Ohs Logo

オープンソースハードウェア(OSHW) 定義草案 バージョン 0.4ができました!。前バージョンを見たことのある人なら、ずいぶん進歩していることがわかると思う。かなりしっかりしてきたよ。

訳者から:草案は訳してません。ごめんね。大きな変更点は次のとおり。前書きの一部。1.Documentation(資料)の一部(説明が少し具体的になった)。このあとに、2.Scope(範囲)という項目が追加されて、オープンソースハードウェアに添付される資料の範囲を解説している。3. Necessary Software(必要なソフトウェア)も補正が加わり、より具体的になった。と、こんな感じ。

- Phillip Torrone

原文

Posted by Tetsuo Kanai | Sep 30, 2010 03:00 AM
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オープンソースハードウェアサミット基調演説 - Limor "Ladyada" Fried

limorTalk.jpg


Limor "Ladyada" Fried によるオープンソースハードウェアサミットの基調演説だ。(ビデオ m4v

今(9/23)、ニューヨークのクイーンズにあるWorld Fair Groundsで開かれているOpen Hardware Summitの会場にいる(いい感じでWorld Maker Faireと連携できた)。今朝のLimorのオープニングトークを聞いたDaleは、その様子を携帯電話から彼のブログに書いてくれた。彼はLimorの話からオープンソース精神を非常にうまくまとめている。

オープンソースハードウェアを作ることと、ビジネスで成功することとは別ものだ。真似されることへの恐怖感は、自分のデザインがわざわざ選ばれて真似されたのだという自信に転換できる。オープンソースソフトウェアを作る最大の理由は、その強力なコミュニティにある。我々はコミュニティに貢献しているのだ。自分の作品は、開放されることで成長する。自分が作ったものが、自分を越えて受け継がれていく。Limorは、よりよい技術者になるためにオープンソースハードウェアを作っている。#openhwsummit

Limor Fried leads off at Open Source Hardware Summit(Limor Freidがオープンソースハードウェアサミットの口火を切って講演:英語)

訳者から:Limorはすごーく早口で聞き取りにくいけど、バックにときどき文字が出るから、なんとなくわかります。オープンソースハードウェアなんて馬鹿な考えだけど、子供と同じように他人の釜の飯を食わせたほうが大きく成長するし、社会のためになるという思想というか運動なのだという説明。ビジネスはまた別の話。

- Gareth Branwyn、Phillip Torrone

編集から:この記事は英語版の2つの記事をまとめて1つの記事にしています。

原文(その1)原文(その2)

Posted by Tetsuo Kanai | Sep 30, 2010 12:00 AM
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September 7, 2010

「モノのインターネット」ビデオのトップ10リスト

ReadWriteWebのDeane Rimermanは、YouTubeで公開されている作品のなかで、モノをインターネットでつなぐ仕組み(主にインターネットに接続されたセンサーはマイクロコントローラの話)を紹介したビデオの人気度によるトップ10リストをまとめた。我らがBre PettisとJoe Grand主演で、2007年にMake Onlineが公開した「Introduction of Arduino」は、堂々第2位に輝いた。

これもモノのネットワークのコンセプトを上手に説明したいい作品だ(リストでは3位)。

[ありがとう、Deane!]

Top 10 YouTube Videos About Internet of Things

こちらも:
Arduinoアーカイブ(英語)

Maker Shedより:
Makershedsmall
Arduino Family
Make: Arduino

- Gareth Branwyn

原文

Posted by Tetsuo Kanai | Sep 7, 2010 12:00 AM
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July 30, 2010

オープンソースハードウェア(OSHW)定義案バージョン0.3とサミット

Pt 10220

この5年強の間に、オープンソースハードウェアという言葉は、開発者自身が、ソース、回路図、ファームウェア、ソフトウェア、素材一覧、パーツリスト、設計図、基板設計ファイルなどのあらゆる開発情報を公開すると決めたプロジェクトに対する総称として、どんどん一般化してきた。商用を含めて、誰でも自由に作ることができる。Linuxなどのオープンソースソフトウェアに似ているが、これはそのハードウェア版だ。

オープンソースハードウェアには、これまでも、現在も、将来的にもさまざまに定義されるものであろうが、主導的なMakerやいろいろな考えを持つ人たちが集まってその問題について語り合うことができた。そしてなんと、Open source hardware (OSHW) definition version 0.3(オープンソースハードウェアの定義バージョン0.3)がまとまり、ニューヨークのMaker Faireの直前にサミットが開かれることになった。

Ayah Bdeir(Eyebeamの研究員で今回のコーディネーター)は、初めての定義とサミットの開催決定に関して、次のコメントを発表した。

私は、MITメディアラボ CCGグループにいたころに、イノベーションと社会変革の推進力としてのオープンハードウェアに興味を持ち始めました。そして、ニューヨークのEyebeam Art and Technology Center の上級研究員になったときに、完全にハマってしまいました。現在、私はオープンハードウェアの(クレイジーなまでに)強力な信者となってます。私がlittleBitsを始めたとき、私はハードウェアにオープンソース運動を採り入れるさまざまな試みを行いました。

有能なるアドバイザー、クリエイティブコモンズのサイエンス担当のバイスプレジデント、John Wilbanksと膝をつき合わせて法的問題に取り組むうちに、CCとの調和をはかるコミュニティのための論議の場を作り、オープンハードウェアライセンスの確立を促すという使命に着手しなければならないと判断しました。Opening Hardware: A workshop on Legal tools for open source hardware(オープンソースハードウェアのための法的ツールに関するワークショップ)というワークショップを3月17日にArduino、Adafruit、Buglabs、MakerBot、ChumbyなどのOHのパイオニアに、Jonathan Kuniholm (Open Prosthetics)、Chris Anderson(Wired)、Mako Hill(OLPC, Wikipedia)、Jon Philips(Qi)、小林 茂(Gainer)、Becky Stern(Make)、Thinh Nguyen、John Wilbanks(CC)、そして私たち(littleBits, Eyebeam)といった面々を加えてEyebeamで開催しました。その後、私たちと、素晴らしいOHのスターたち(Evil Mad Scientist、Parallax、Sparkfun、Lilypad)が加わって定義の取りまとめを進め、今日、大変な興奮とともに、バージョン0.3を公開する運びとなりました。

先日、私はクリエイティブコモンズのフェローになりました。私たちのコミュニティにCCが関与することは、大変に重要な一歩になります。9月23日には、Alicia Gibbs (buglabs)と私が、MakerFaireの中でOpen Hardware Summitを主催します。そこでは、ライセンスについて論議し、できればバージョン1.0を世界に向けて発表したいと思います。どうかみなさんも参加してください。そして、私たちに資金援助を、支援をお願いします。賛同くださるだけでも結構です。

Ayah Bdeir

2010年7月14日

さて今後は、オープンソースハードウェアの定義を見て、1.0の取りまとめに協力してほしい。この4~5年間、私は毎年何百ものプロジェクトを紹介してきたが、ようやくハードウェア開発者たちとの間で、オープンソースハードウェアとは何か、今後の課題は何かに関する合意を得るに至った。オープンソースハードウェアはすでに存在する。それは現実だ。何十もの企業が、素晴らしい製品を作り、"レシピ"を公開しつつ大きな利益を上げている。

以下は、FreedomDefinedから写したライセンス v.0.3だ。オリジナルはhttp://freedomdefined.org/OSHWを見てほしい。

Open Source Hardware(OSHW)Draft Definition version 0.3

OSHW定義草案0.3は、Open Source Definition for Open Source SoftwareとOSHW定義草案 0.2を元に、TAPR Open Hardware Licenseのアイデアを採り入れて作られました。下記のライセンスを発表したOpening Hardwareワークショップのビデオと資料はここにあります。

序文
オープンソースハードウェア(OSHW)とは、すべての人に製造、改造、配布、使用ができるように設計が一般に公開される形のある実体......機械や装置などの製造物......を示します。この定義は、オープンソースハードウェアのためのライセンスの開発および評価の指針となることを目的とします。
留意すべきは、実体のある物を作るうえで、かならず物理的な資源を取り込むという点において、ハードウェアはソフトウェアと異なるという点です。そのため、OSHWライセンスの下で物(製品)を作る人や企業は、その製品の製造、販売、保証、その他の許諾行為をオリジナルの開発者が行うかのように思わせる表示をしないという責任を負います。また、オリジナル開発者が所有するいかなる商標も、使わないように気をつけなければなりません。

オープンソースハードウェアの配布条件は、以下の基準に準拠しなければなりません。

1. 資料
ハードウェアを配布する際には、設計ファイルを含む資料を添付してください。また、この設計ファイルの改変と配布も自由に行える必要があります。製品に資料を添付できないときは、ごく一般的な方法により、相応な複製費用で、望ましくはインターネットから無料ダウンロードで、資料を入手できる態勢を整えておく必要があります。この資料には、ハードウェア開発者が設計を変更できるよう、設計ファイルを含めてください。設計ファイルの内容を故意に分かりづらくすることは認められません。また、コンパイルされたコンピューターコードに類似する中間的形態......たとえば、CADプログラムの印刷用プリント基板パターンのファイルなど......を代用にすることも認められません。

2. 必要なソフトウエア
ハードウェアが正しく操作でき本来の機能を発揮できるためにソフトウェアが必要な場合、または組み込む必要がある場合は、少なくとも下記のうちひとつを資料に盛り込んでください。
必要なソフトウェア(OSI承認オープンソースライセンスの下に公開されているもの)または、ハードウェアが正しく操作でき本来の機能を発揮できるためのオープンソースソフトウェアを記述するに十分な、常識的に見て率直でわかりやすいと判断される資料。

3. 派生作品
このライセンスでは、改造および派生作品、さらに、オリジナルのハードウェアのライセンスと同一条件での配布を許可してください。またこのライセンスは、製品に添付された設計ファイル、またはその派生設計ファイルをもとに作られた製品の製造、販売、配布、使用を許可するものでなければなりません。

4. 再配布の自由
このライセンスは、出典の異なる複数の設計を含む集合的配布の構成要素としてのプロジェクト資料の販売および無料配布を、いかなる団体に対しても制限してはいけません。このライセンスでは、そうした販売にともなう著作権料、またはその他の料金を要求してはいけません。このライセンスでは、派生作品の販売に伴う著作権料、または、その他の料金を要求してはいけません。

5. 帰属
このライセンスでは、設計ファイル、製造製品、派生製品、あるいはこれらすべてを配布する際には、派生作品にオリジナル開発者が特定できるようにしてください。また、このライセンスでは、派生作品には、オリジナル設計とは異なる名称、バージョンナンバーを付けてください。

6. 人および団体を差別しない
このライセンスでは、いかなる人および団体をも差別してはいけません。

7. 分野および目的を差別しない
このライセンスでは、ハードウェアを使用する分野および目的によって使用者に制限を加えてはいけません。たとえば、商用利用を制限したり、核開発での利用を制限するといったことはできません。

8. ライセンスの配布
ハードウェアに付与された権利は、製品または資料を再配布された者にも与えられます。この際、受け手は新たにライセンスの取得手続きを行う必要はありません。

9. ライセンスは単独製品に特定的に与えてはならない
ハードウェアに付与された権利は、大規模な製品の一部品として組み込まれたときに変更されることがあってはいけません。もし、このハードウェアが製品から取り出され、ハードウェアのライセンスの条件下で使用または配布された場合も、このハードウェアを受け取ったすべての人に、オリジナルの製品とともに与えられている同じ権利が与えられます。

10. ライセンスは、他のハードウェアまたはソフトウェアによって制限されてはいけない
このライセンスでは、ライセンスされたハードウェアと共に配布または使用する他のハードウェアまたはソフトウェアに関して制限を加えるものではありません。たとえば、同時に販売された他のハードウェアをオープンソースであると主張することはできません。または、このハードウェアにはオープンソースソフトウェアしか使えないといった制限はできません。

11. ライセンスは技術的に中立であること
このライセンスのいかなる条項も、個別の技術またはインターフェイスの形式を前提としてはいけません。

あとがき
このオープンソースハードウェア定義に署名した人たちは、オープンソース運動が情報共有のためのひとつの手段にすぎないことを認識しています。私たちは、この定義に合う合わないを別として、あらゆる形のオープン化と共同製作を促進し、支援していきます。

支援者一覧
OSHW定義案0.3は、次の人々と組織の支援をいただいてます。あなたもどうぞ、ここにご自身の名前を加えてください。個人名に所属は書いても書かなくても結構です。所属団体名を併記しない場合は、個人的な支援として扱われます。

David A. Mellis, MIT Media Lab and Arduino
Limor Fried, Adafruit Industries
Phillip Torrone, Make and Adafruit Industries
Leah Buechley, MIT Media Lab
Chris Anderson, Wired and DIY Drones
Nathan Seidle, SparkFun Electronics
Alicia Gibb, Bug Labs
Massimo Banzi, Arduino
Tom Igoe, Arduino, ITP/NYU
Zach Smith, MakerBot Industries
Andrew "bunnie" Huang, bunniestudios
Becky Stern, MAKE
Windell Oskay, Evil Mad Scientist Laboratories
John Wilbanks, Creative Commons
Jonathan Kuniholm, Open Prosthetics Project/Shared Design Alliance
Ayah Bdeir, littleBits.cc/Eyebeam/Creative Commons

他のバージョンとWikiはこちらをご覧ください。この草案(原文)はここからコピー・アンド・ペーストしました。 http://freedomdefined.org/OSHW

- Phillip Torrone

訳者から:これはMake:Japan のブログ記事用にざくっと訳したものなので、公式に日本語訳が発表された場合には、用語や内容が異なる場合があります。あくまでも、参考程度にご覧ください。

原文

Posted by Tetsuo Kanai | Jul 30, 2010 04:00 AM
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July 2, 2010

MakerBeamが仕様の発表を開始

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オープンソースの組み立てフレーム、MakerBeamが、Kickstarterで132人から18,000ドルの出資を得て、最初の設計図を発表した。上の図はPDFまたはScribdで入手できる。これは、MakerBeamのもっとも重要な部分となるMini-Tビームの接合部分だ。このPDFの図形を押し出せば、理論的にはMini-Tビームが作れる。今後、MakerBeamがどのように仕様を公開していくかが楽しみだ。

- John Baichtal

訳者から:Maker Beam は3Dプリンターと3D工作機: 2009年版オープンソースハードウェアプロジェクト徹底ガイドでもちょこっと紹介したが、「インターネット時代のエレクターでありオープンソース革命の骨組み」と称される、すごく便利な DIY 用フレームだ。

原文

Posted by Tetsuo Kanai | Jul 2, 2010 12:00 AM
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June 29, 2010

オープンソースのホームDNAコピー機

Tito JankowskiとJosh PerfettoはMaker FaireでOpenPCRのプロトタイプを披露していた。PCRとは、ポリメラーゼ連鎖反応のこと。DNAの複製に応用される。ごく少量のDNA(細胞1個でもいい)の特定の範囲を指数関数的に増やして、最初の分子の最大で2の30乗個のコピーを作る。そうしてできたものを使えば「自分の遺伝子を調べたり、DNAコードをハックしたり、バイオ燃料を作ったり、庭に生えている木が本当にトラフラの木かどうかを確かめる」といったことが可能になるとTitoとJoshは話してくれた。彼らはOpenPCRプリンターの開発とキットの販売に向けて、 Kickstarterを利用して出資金を集めている。これが実現すれば、自宅のガレージやハッカースペースやコミュニティーで、デスクトップPCRが400ドル以下で可能となる。

上のビデオはJeri Ellsworthが撮影したものだ。Maker Faire会場なのでかなりやかましいが、彼らのプロジェクトについて詳しく語られている。うれしいことに、現在、出資金は目標の6000ドルの半分程度に達している。

OpenPCR - open source biotech on your desktop(Kickstarterのページ)
OpenPCR(プロジェクトのページ)

- Gareth Branwyn

訳者から:芽キャベツがまずいと感じる人と、おいしいと感じる人は遺伝子の違いでわかるんだって。ほっぺたの裏の唾液に混じっている細胞からコピーできるそうだ。

原文

Posted by Tetsuo Kanai | Jun 29, 2010 12:00 AM
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June 16, 2010

インタビュー:オープンソースのレーザーカッター、LasersaurのAddie Wagenknecht

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Lasersaur(訳者から:Lasersaurは「レイザーソアー」と読みます)は、NORTD LabsKickstarterで資金を集めて開発を進めているオープンソースのレーザーカッター。締め切りまでにまだ20日間ほどあるが、すでに約200人から15,000ドルを超える資金が集まっている。1万ドルの目標を超えたので、確実に事業が進むわけだ。先日、NORTDの創設者のひとり、Addie Wagenknechtに会って話を聞くことができた。

John Baichtal(以下、JB):まず、あなたたちについて話してください。チームは、あなたともうひとりの2人だけなんですよね。

Addie Wagenknecht(以下、AW):チームは私とStefan Hechenbergerの2人です。私たちはNORTDという名前でいっしょにやってます。

いっしょにやるようになったのは、2006年にニューヨーク大学のITPの修士課程にいたときです。ITPではCUBIT(オープンソースのマルチタッチシステム)を卒業製作として作りました。私たちは、3カ月の期間と1000ドルの予算を決めて(割り勘ですが)、プラットフォームと、ドキュメントを含むソフトウェアを製作しました。卒業後の1年間、私たちはニューヨーク市のEyebeam Technology Centerに特別研究員として招かれ、そこでTouchKitとVirtualAwesomeフレームワークを開発しました。マルチタッチの「神秘性」を取り除き、15,000ドル以上もしていたシステムの世界にオープンソースの選択肢を加えたことで、私たちは瞬く間に世界の注目を集めました。私たちは3,000ドル以下で実現したのです。

JB:なぜレーザーカッターを?

AW:私たちは、パソコンやデスクトップ・プリンターやホームビデオカメラや CDレコーダーなどに人々が熱狂したのと同じ理由で、個人向けの製作機械を開発しようと考えました。これらの機械はどれも、文化生産の手段を民主化してきました。私たちが思いついたアイデアは、スーパーコンピューターや印刷機やCD録音機を持つ一部の人に依頼することなく、実現できるようでなければなりません。パーソナルな生産手段があれば、消費と消費者主義の力学を、よい方向に大変換できるはずです。それに、より多くのものがその場で作られるようになったら、世の中はどう変わるだろうかと想像すると、わくわくします。

DIY/Maker/ハッカーといったムーブメントは、将来、社会の機能に好ましいインパクトを与えるものとなります。レーザーカッターは、こうしたコミュニティーにとって、鍵となるツールなのだと私たちは信じています。

JB:価格の件を別にして、市販のレーザーカッターではなく、Lasersaurを買う理由は何だと思いますか?

AW:多くの市販システムが私にはブラックホールに見えますが、Lasersaurは違います。市販システムは、ベンダーに依存する仕掛けになっています。故障すると、技術者が見に来てくれるのを待たなければなりません。そこから部品を注文して、さらにそれを取り付けに来てもらうのを待つ必要があります。何週間も生産をストップしなければなりません。

私たちは、マシンをオープンソース化して、みんながクールなものを作れるようにするというだけでなく、パーソナルファブリケーション(個人生産)の教育、同好のコミュニティー、ソフト(めちゃくちゃクールです)、カッティングファイルの宝庫を提供したいと考えています。

単に、もっとも安いマシンを作ることだけが目的ではありません。それよりむしろ、世界中どこでも手に入る材料で作れるプラットフォームを提供することに興味があります。このプラットフォームは安全であり、製作、変更、複製が簡単にできる、わかりやすいものにしたいと思っています。みんなに実際に所有してもらい、その設計や構造をよく見てほしいのです。私たちは、ソフトウェアやプラグインも土台から作っています。オープンソースか否かに関わらず、今までにないようなことができます。

JB:すでにほかにもDIY のオープンソースレーザーカッタープロジェクトがありますが、それを参考にしていますか? それとも完全にスクラッチで?

AW:レーザーカッターの基本的原理はすでに確立されています。まったく新しいテクノロジーというわけではありませんからね。

私たちにとって大きな挑戦は、今あるすべての情報をシンプルにして、新しいアイデアを少し加えて、DIY/Maker/ハッカーのコミュニティーに最良の手段で提供することです。これは、リファレンス設計付きの文書化プロジェクトだと考えています。リファレンス設計によって、みんなが同じページを見て、コミュニティーとして参加できるようになります。

私たちは一から設計をしていますが、すでに確立された技術を再発明するのは簡単なことではありません。buildlog.net、reprap.org、cnczone.comなどの人たちこそ本当のパイオニアです。

JB:Lasersaurにあって、ほかのオープンソースのレーザーカッターにはできない、またはないものは?

AW:ほかのオープンソースのカッターは、私たちの技術の上に作られたり、またその反対もありえるので、将来はどのように展開するかはわかりません。私たちがLasersaurで貢献できること、私たちの目指すところは......。パーソナルファブリケーションはまだ生まれたばかりです。3DプリンターやCNCミルがかなり先行しているのに対して、レーザーカッターはまだ初期の段階です。この状況を改善するためにできることは山ほどあると思います。ひとつ、非常に重要だと感じていることは、再現性です。今はまだ、自分でレーザーカッターを作るのはとても困難です。私たちがそこを変えないかぎり、大きな前進はないでしょう。

そのほかに、喫緊の課題としては、ソフトウェアの統合があります。中身の見えない独占的アプリケーションを使わなければならないとか、二度も三度もファイルを変換しなければカッターにフィードできないなんていう事態は避けなければなりません。マシンは、シンプルなオープン・プロトコル(Ethernetを介したOSCなど)で直接コントロールできて、オープンなファイル形式(SVGなど)を認識できるようにしたいと、私たちは頑張っています。

細かい予定では、プッシュスルー式のカッティングエリアを特別に長い素材に対応できるようにすることと、アメリカとヨーロッパ(事実上全世界)に販売店を充実させることです。

JB:5週間前に、すでに目標の資金を確保しましたね。これからさらに出資金が増えると思いますが、その余ったお金をどう使いますか?

AW:オープンソースのプロジェクトは、ほとんどが情熱で支えられています。毎日ホットタブに使ってシャンパンを飲むためのものではありません(そんな生活も楽しいとは思いますが)。1万ドルは大金に聞こえますが、実際は、私たちがすでに研究開発に費やした金額や時間をぎりぎりカバーできる程度です。とにかく私たちは、情熱と、小さな同好のコミュニティーが大きなことを成し遂げるという信念を原動力としてこのプロジェクトを進めています。レーザーカッターが、CD-ROMやデスクトッププリンターのような主流の技術になることを願っています。しかし、国中の家庭に個人生産が行き渡るためには、大きな動きを起こす必要があります(私たちは、それは今だと思っています)。

なので、予定を超えた資金は、さらなる開発に注ぎ込みます。コミュニティーをもっと大きくして、誰もが同じに作れるプラットフォームを開発します(たとえば、バージョンやオペレーティングシステムの違いで互換性が失われるなどの問題をなくします)。私たちには大きな計画があります。もっと多くの資金が得られれば、もっと時間をかけてこのプロジェクトを本当にビッグな方法で成長させていくことになります。私たちが今すごくやりたいことは、ワコムやiPadなどのタブレットを使って、ペンや指で描いた線をリアルタイムでカットする、リアルタイム生産ソフトウェアの開発です。

JB:Kickstarterから小切手が送られてきたら、まず何をしますか?

AW:さらなる研究開発です! 私たちは何カ月間もレーザーカッター製造の実現性について考えてきました。kickstarterが、それを支えてくれました。これからは、Lasersaurの試作品の製造に専念できます。

JB:Lasersaurの価格はいくらになる予定?

AW:1.2×0.7メートルまでのベッドサイズで3,000から5,000ドルを目指しています。少し改良して安い部品を調達すれば、もっと安く作れるかもしれません。正式なキットでは、世界中どこでも簡単に手に入る部品を使うことにしています。5,000ドルが無難な線でしょう。

JB:安全性はどうでしょう。ユーザーが目を痛めたり、家を燃やしてしまわないために、どんな対策を?

AW:扱いやすいレーザーから始めるというところが鍵になります。私たちは100ワットまで対応するシステムを目指しています。このことは説明書にもハッキリ書くつもりですが、まずは低出力のレーザーダイオードから始めて、次の段階で15ワットのレーザー管にアップグレードするという風にしていけるとよいと思います。

いちばん難しいのは、作る前、そして作っている最中も、ユーザーには責任ある技術者になってもらって、このシステムの危険性を理解してもらうことです。危険因子を含むキットは、これまでにもいろいろありました。自分で作れば、システムを熟知でき、安全に操作できるようにもなります。

技術的な安全機能としては、時間をかけて詳細を詰めていきたいと思っています。作動中に蓋を開けたときにスイッチが切れるかって? それは当然でしょう。

- John Baichtal

原文

Posted by Tetsuo Kanai | Jun 16, 2010 01:00 AM
Open source hardware | Permalink | Comments (0)

June 14, 2010

Maker Business:Wayne and Layneの場合

mattAdamMF.jpg

Maker FaireでTactile Metronome kitを販売するWayne and LayneのMatthew BecklerとAdam Wolf。

Maker Businessは人を紹介する特集だけど、この2人はとくに面白い。Wayne and LayneのAdamとMattだ。彼らは、ものすごく頭が切れて楽しいエンジニアだ。もっと早く彼らの製品を手に入れていれば、1年中遊べたのに。

まずは自己紹介から。物作りを始めたのはいつから? 物作りに関連して、子供のときの思い出はある?

ボクたちは中学のときからの友人なんだ。そのころ、Basic Stamp 2をパーツで買って、Adamのお父さんにハンダ付けしてもらった。大したことはしなかったけど、リレーとLEDとボタンをブレッドボードに並べた。今みたいにインターネットで同好の仲間と話し合えたら、どれだけの物が作れていたか、想像もできないよ。

キミたちはAdamとMattなのに、どうして「Wayne and Layne」という社名なの? いっしょにやっていこうと思ったのはいつ?

ボクたちは学生時代からの友人で、大学ではルームメイトだった。ちょうどそのころに、ボクたちのミドルネームが韻を踏んでいることに気がついたんだ。しかも、たったの一文字違い。学生寮には「ガントレット」のアーケードマシンがあって、ボクたちはそれを徹底的に改造した。コントロールパネルを完全に作り変えて、カップホルダーを追加して、ボタンのたくさん増やした。Matthewが書いたオリジナルのゲームランチャーも追加したよ。これが大受けしたんだ。とくに研究助手たちにね。

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キットビジネスはどんな感じ? ビジネスを始めたきっかけは?

Wayne and Layneの誕生には3段階あるんだ。
まずは、大学時代。ボクたちはマイクロコントローラー入門の授業が大好きだった。そこでボクたちはマイクロコントローラーのインターフェイスとプログラムを学んだんだ。Arduino前の時代だから、どうしてもレベルは低かったけど、それがボクたちの物作りの理論的な基礎になってる。

次は、2人が別れて、Wayne and Layneというリンクブログを立ち上げたことだ。ボクたちが互いに送り合った面白いリンクをまとめたサイトだよ。

3つめは、マイクロコントローラーを使った小さなプロジェクトで一緒に遊ぶ時間がすごく長いと気づいたときだ。ボクたちは、これをベンチャービジネスにしようと考えた。そして、コードや回路図を発表するための共用のサイトを立ち上げた。そのころだよ、圧電ブザーが衝撃センサーにもなることを知ったのは。そして、この効果を応用して、思いつくかぎりシンプルな回路を作り、洗練させた。そうしたら周囲の人たちが、面白いオモチャになると認めてくれた。それからちょっと調べてみると、大金をテーブルに積み上げなくてもキットビジネスを始められることがわかったので、基板と部品を注文して、メトロノーム兼ビートルーパー、Tactile Metronomeの説明書を書き始めたんだ。試験販売はいい勉強になったし、よく売れた。そこで、Wayne and Layne, LLCを立ち上げたんだ。

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ほかのキット業者のやり方を勉強したり、彼らからアドバイスをもらったりした?

キットビジネスを始める人のための Adafruit presentationは勉強になったよ。ボクたちは「共同創設者」の存在を無視していた。正しい人物を共同創設者にすれば、恩恵が大きいことを教えられた。ウチに帰って、リポジトリーに新しいコミットが溜まってるとうれしくなるよ。今ボクたちは、Evil Mad Scientists Labモデルを作っているところなんだ。販売用のオープンソースキットだよ。でも、売り物にはならないようなプロジェクトでも、きちんと説明書をつけて公開していこうと思ってる。

2人ともほかの仕事があったり学生だったりするわけで、このビジネスに割く時間はどのくらい?

Adamはミネアポリスでフルタイムのエンジニアとして仕事があるし、Matthewは大学院生。だから、Wayne and Layneの仕事は夜と週末にやることになる。お互い違う州に住んでるけど、インターネットを使って効率的にやってるよ。電子メール、インスタントメッセンジャー、Wiki、それに、SubversionやGitといったソースコード管理システム、Google Docs、そして、プロジェクト管理と問題報告をしてくれるクールなウェブアプリケーションのRedmineなんかを使ってる。実際に「物」を作るわけだから、試作品などの現物はUSPSでやりとりしてるよ。

共同創設者がいて本当に助かるのは時間の管理だ。でもこれには二面性がある。もう1人いれば、自分が休みを取っても、その間も仕事が進むし、キットの発送もできるし、メールの応対もできて好都合だ。その反面、人に仕事を任せるのは、すごい罪悪感を伴う。すべての仕事を相手に押しつけることはできない。

時間で言えば、Wayne and Layneでボクたちは1週間に少なくとも10時間は費やしていると思う。そのほとんどは新製品の開発だけど。

このキットをクールにハックした人はいる?

まだボクたちのキットのハック例は、あまり見てないんだ。自分たちのサイトに、どうやるかを載せてるけどね。Maker Faireにも出展したけど、アクチュエーターを使って本物のドラムを鳴らす方法とか、振動モーターを使って体に感じるメトロノームの作り方とかね。

だけど、いろいろな人たちがボクたちのキットを買ってくれていることには驚くよ。スカンジナビアのリズムバンドや、フランスの電子音楽の作曲家や、学校のハンダ付けプロジェクトに使う、クリスマスツリー点滅キットに代わる新しいキットを探している子供たちからも注文が来た。数ヶ月前にネットでキットを注文してくれた家族がいたんだけど、Maker Faire でボクたちを見つけて会いに来てくれたんだよ。すごくうれしかった!

次はどんなものを作る?

Nerdleというオープンソースのワードゲームがもうすぐ出るよ。ナードじゃなくても、誰でも楽しめるパーティーゲームだ。言葉やカテゴリーを変更できるし。Arduinoのインターフェイスを使えばファームウェアの書き換えもできる。しかもケース付き!

Wayne and Layneが巨大多国籍企業になったとき、従業員にどんな制服を着せたい? 工場にはどんな音楽を流す?

「顔のない工員」になりたい人にはZentaiボディスーツを支給するよ。工場で流す公式音楽は、ジョナサン・カールトンとゼイ・マイト・ビー・ジャイアンツとトム・ぺティとREMとニンテンドーの「ダックテール」のムーンのテーマ曲をエンドレスにまぜこぜにしたやつかな。

どうもありがとう。

こちらこそ!

Wayne and LayneはオープンソースのTactile Metronome kitを作っている。Maker Shedで売ってます。

metroTact300.jpg

- John Park

原文

Posted by Tetsuo Kanai | Jun 14, 2010 02:00 AM
DIY Projects, Electronics, Maker Faire, Maker Pro, Maker Shed Store, Makers, Open source hardware | Permalink | Comments (0)

June 11, 2010

Lasersaur - オープンソースのレーザーカッター

lasersaur.png

Kickstarterで資金を集めたオープンソースの組み立てフレームMakerbeamや、同じく Kickstarterを使った織機デザイナーのOSLoomの方法を踏襲して、安く購入でき、自分で作ったり改造したりもできるレーザーカッター、Lasersaurも資金を集めている。

レーザーカッターは高価なもの(3万ドルから天井知らず)と決まっていました。これが安く手に入れば、少なくとももっと使える機会が増えれば、アーティスト、ハッカー、建築家、デザイナー、DIY愛好家など多くの人たちが、どれだけ素晴らしい作品を生み出せることでしょう。レーザーカッターは、あらゆるMakerに恩恵をもたらします。しかし不幸なことに、簡単に使えるシステムは大変に高価で、自分で作ろうにも大変に複雑です。私たちは、そんな状況を変えることができます。約6カ月間の研究開発によって、誰にでも作れ、管理も簡単なレーザーカッターを開発しました。とりわけ重要なこととして、このシステムはオープンソースです。誰でも自由に改良や改造ができるということです。

すべての人にレーザーカッターを! 私たちは、12.5ミリ厚のアクリル、木材、重ねた布、薄い金属版をカットできる100ワットのマシンを目指しています。

このプロジェクトを支援したいと思ったら、7月8日までにMake a pledge(出資の約束)してね。

訳者から:ビデオの内容はここに書かれていることとだいたい同じ。出資を募るものだ。Kickstarterとは、クリエイティブなプロジェクトの出資を、Amazon Paymentsを使って募るためのシステム。指定期日までに目標の金額が集まったときにPledge(出資の約束) をした人たちのクレジットカードが決済され、主催者側は、出資者にお約束の報酬を出す、というシステムだ。レーザーカッターほしいー! てことで 10 ドル Pledge しました。

- John Baichtal

原文

Posted by Tetsuo Kanai | Jun 11, 2010 01:00 AM
Open source hardware | Permalink | Comments (0)

June 8, 2010

日本発オープンソースの飛行船プロジェクト - Beatfly

先日のMTM05にも出展された吉本英樹さんのBeatflyのサイトができあがりました。このプロジェクトの特徴は製作に必要な情報が、すべてオープンソースとして公開されていること。またキットも販売されています。

Beatflyは、小型の発光する飛行船です。その光と動きは、MIDIコントローラ、iPhoneマルチタッチ・インターフェース、WebサイトのFlashインターフェース、コンピュータのキーボード、携帯電話や音声、そして音楽など、様々なインターフェースからコントロールすることができます。空間をカラフルな光で包み込みながら飛行し、多彩なスタイルの空中パフォーマンスを実現します。Beatflyはオープンソースとして開発されており、ソフトウェアとハードウェアの技術リソースは全て、クリエイティブ・コモンズ・ライセンスの元で無償公開されています。

現在、ハンダ済みの基板、モータ、プロペラ、ゴンドラ部材、バルーンを含んだBeatflyの試作キットを、ほぼ材料費そのままの5,000円にて、数量限定販売しています。公開しているソフトウェアをダウンロードすれば、Beatflyのすべての機能を楽しんで頂けます。(※追加で幾つかの電子部品と、ヘリウムガスが必要です。)

Beatflyは、情報処理推進機構2009年度未踏ユース事業に採択され、吉本英樹により開発されています。

このプロジェクトの前身「Call_Blimp」については、Make日本語版 Vol.6で吉本さん自身が記事を執筆しています。もしよかったらこちらもチェックしてみてください。

Beatfly

Posted by Hideo Tamura | Jun 8, 2010 08:00 AM
Flying, Open source hardware | Permalink | Comments (0)

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