Archive: Open source hardware
August 7, 2007
OSCON 2007にてPhillip TorroneとLimor Friedの対談

先週、Phillip TorroneとLimor FriedがO'Reilly MediaのOpen Source Convention(OSCON)にて、"Open Source Hardware: A Start..." と題した閉会基調対談を行いました。オープンソースハードウェアは、各製造分野で少しずつ浸透し始めていますが、これっていったい何でしょう? いろいろな定義がありますが、オープンソースのソフトウェアの考え方に由来するものが代表的です。一般にオープンソースとは、著作権のもとに(あるいはパブリックドメインのように合意のもとに)、ユーザーがプログラムの中身を調べたり、変更したり、改良したり、さらにはオリジナルでも改良版でも、ユーザーが再頒布することが許されているソフトウェアのことを指します。しかし、これをハードウェアにどう当てはめるかが問題です。この対談では、電子製品、製品のレイヤー化、ドキュメントのタイプ、ライセンスに関する問題、ハードウェアの公表方法などに焦点を当てています。ビデオリンク
更新: スライドが用意できました。こちらでどうぞ(PDF)。
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Posted by Tetsuo Kanai |
Aug 7, 2007 02:19 AM
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July 17, 2007
ブレッドボードを使ったArduinoベアボーン

これぞまさに本当のArduinoのベアボーン。Arduinoチップといくつかのサポート部品だけの構成になっています。マイクロコントローラーで遊ぶための、もっともシンプルでもっとも安価なセットと言えるでしょう。特別なものは共振器とArduinoブートローダーでプログラムされたMega168だけ。あとは、電子工作マニアなら普通に持っている部品ばかりです。
Ardunio Breadboard - [Via] Link
関連:
- HOW TO - Arduinoブレッドボードシールドの作り方 - $10 & 10 mins - Link
- Arduino ProtoShield assembly + use - Link
- HOW TO - 簡単にArduinoでMacをコントロールする方法 - Link
- Arduino改良型 - Bare-Bonesボード - Link
[原文]
Posted by Tetsuo Kanai |
Jul 17, 2007 01:59 AM
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July 12, 2007
パパラッチ - オープンソースのオートパイロットシステム
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これは面白い。オープンソースのソフトとハードを使った自作オートパイロット・システムだ。-
Paparazzi(パパラッチ)は、オープンソースのソフトとハードと、コミュニティからのデータ入力を積極的に利用して、無料の多目的オートパイロットシステムを作ろうというアイデア。電圧レギュレーターやGPS受信機やカルマンフィルタリングコードといった航空用ハードやソフトだけでなく、モデムやアンテナや高度に進化したユーザーフレンドリーな地上管制ソフトなどのパワフルで常に拡張性の高いシステムも含まれます。GNUの使用許諾書に同意すれば、使用するハードもソフトもすべてオープンソースになります。現在は、このプロジェクトを整理して、オートパイロットと人気周辺機器の販売に向けて努力しているところです。これにより、システムはより簡単に、より手頃になります。
パパラッチオートパイロットの特徴は、赤外線サーモパイルと姿勢制御のための慣性測量装置とのユニークな組み合わせにあります。これにより、地上からの補正を受けずに正確で安定した姿勢情報を得ることができ、あらゆる離陸姿勢からの回復が可能になります
Main Page - Paparazzi - Link
訳者から: 自作の自動航行装置を飛行機に積んで飛ぶのはちょいと怖いなーと思ってたら、これは模型飛行機用でした。ラジコンじゃなくて"パパラッチコン"飛行機のファンがすでに大勢いるみたいです。
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Posted by Tetsuo Kanai |
Jul 12, 2007 01:52 AM
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May 10, 2007
21世紀の製造業はこう変わる
大小さまざまなモノづくりの現場が今どうなっているかを記した「The Transformation of Manufacturing in the 21st Century」(Lawrence J. Rhoades)が、なかなか面白い。「......新しい産業革命によって、人々は住みたいところに住み、その場その場で欲しいものを作っていくという生活が実現する......」
オープンソースハードウェアのプロジェクトや3Dプリンターから、キットやETSYのような会社まで、すばらしい内容だ。
ミクロサイズの微粒子から作った薄い皮膜から製品を形作る技術は、設計に自由をもたらし、製品の部品数を劇的に減らすこととなる。さらに、部品の取り付け器具など不要になり製品が軽量化され、余計な素材やエネルギーを無駄にすることなく機能を最適化できるようになる。部品製造に使われなかった微粒子は、次の(あるいはまったく別の)部品にリサイクルされる。古い製品や不要品に含まれる金属は、それぞれの現場で金属パウダーにリサイクルされ、将来の製品の原材料となる。したがって、在庫の保管コストやリスク、運搬コストが激減し、エネルギー、材料、労働力の節約ができる。
おまけに、この製造工程は高度に自動化されるので、製品の製造、消費者への配送に必要な人材も大幅に減らすことができる。それにともない、物理的製品の製造工程における低賃金の工場労働者、いわゆるタッチレイバーが競争に与える影響力も少なくなる。
革新的な製品のデザインの需要は劇的に増大するであろう。デザインは電子的にやりとりができるので、デザイナーはどこにいても仕事ができる。工業デザインの重要性が低くなり、デザインの優劣は、基本的に、消費者の嗜好をどれだけ理解し対応するかという点にかかってくる。そのため、消費者の近くで暮らしたいと考えるデザイナーも増えるだろう。
たとえ、遠いところでデザインされた製品でも、製造は現地でできる。実際の製品は、消費者が住む土地でリサイクルされた原料を使って、"自分の家"で、または"近所で"作られるようになるだろう。それにより、大都市は商業的な優位性を失い、都市の住民は地方に分散されるようになるのである。
The Transformation of manufacturing in the 21st Century - Link
訳者から: 写真もなくてすみません。これは、ミクロサイズのプラスティックや金属の粒子を吹き付けて形を作る3Dプリンティングや皮膜を重ねて物を作るレイヤー製造法で工業界の仕組みが変わるぞっていう報告書の「結論」部分の抜粋。ここだけ読むと、たしかにMake的な未来の到来を予感させる楽しい内容だけど、全体を読むと、アメリカの工業の没落を食い止めるために、工業技術的にはどーしたらいいかっていう趣旨で、夢の未来のお話というわけではない。最後に、この製造方法は発展途上国の消費者にも大きな恩恵をもたらすだろうが、途上国を支えている単純労働力への打撃を大きいだろうとも書かれている。一国や一企業が潤うだけの革命なら、19世紀的だわよね。でも技術の流れはそっちに向かっているわけで、世界中のみんながよく考えておく必要がある。そこは19世紀と違うところだ。戦争なんてやってる場合じゃあい。......いやあ、年を取ると物事に批判的になっていけません。わっはっは......。
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関連:
オープンソースハードウェアって何? - Link
Posted by Tetsuo Kanai |
May 10, 2007 03:13 AM
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May 8, 2007
オープンハードウェア: Free TelephonyプロジェクトとDashPC

"オープンソースハードウェアって何?"という記事を掲載して以来、ここ と/. に、いくつかのすばらしいコメントが寄せられた。 Drowe67 のサイトより -
オープンハードウェアのハッキングは、最近ずいぶん楽になってきました。たとえば、表面実装用の道具(ハンダごてやステレオ顕微鏡)は安くなったし、無料のCADソフトもあれば、プリント基板のコストも下がった。Digikeyのようなパーツのネットストアもあります。私は、Embedded Asterisk IP Telephonyでオープンハードウェアの設計に携わるかたわら、オープンハードウェアに関するいくつかの人気ブログへの書き込みも行っています。
Free Telephony Project - Link

...こちらは、bergeron76 のサイトより -
私は、DashPCの起動とシャットダウンのためのコントローラーをオープンソース化しようとしています。このデバイスは、自動車へのコンピューターの搭載を助けるためのものです。私の計画では、基盤の配置図、回路図、(たぶん)マイクロプロセッサー用のコードを、オープンソースで公開する予定です。商業的に販売もします。しかし、これをハックして別のものにするのも自由です。だから、回路図は無料で配布するつもりです。詳しくはこちらをどうぞ: http://www.dashpc.com/
[原文]
Posted by Tetsuo Kanai |
May 8, 2007 03:07 AM
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April 26, 2007
オープンソースハードウェアって何? - 1つの出発点
オープンソースハードウェアとは、MakeとCraftの両誌で私たちが使用している用語です。私たちが発売している電子キットにもオープンソースの製品があります。オープンソースハードウェアは、私たちが参加したSXSWカンファレンスでの議題にもなりました。では、オープンソースハードウエアとは何でしょう?
いくつかの定義がありますが、オープンソースソフトウェアの考え方に由来するものが代表的です。一般にオープンソースとは、あるライセンスのもとに(あるいはパブリックドメインのような合意をもとに)、ユーザーがプログラムの中身を調べたり、変更したり、改良したり、さらにはオリジナルでも改良版でも、ユーザーが再頒布することが許されているソフトウェアのことを指します(オープンソースを参照してください)。
ハードウェアの場合は、どういうことになるのでしょう?
まずは電子製品を、次に示すような階層に分解して、それぞれに推奨ドキュメントタイプや使用権の条件を考えます。
ハードウエア (メカニズム) 図面
筐体、機械的メカニズムなどの図面です。平面モデルの場合の推奨ドキュメントタイプは、DXFやAI(Adobe Illustrator)などのベクターグラフィック形式で、寸法を記入したもの。
例: オープンソース3DプリンターRepRapのサーモプラスト押し出しヘッドに使われているモーター回転スクリューブロック


回路図および配線図
部品リストを含む電子回路の図面です(部品リストと一体のものもあります)。多くの場合、配置図とセットになっています。推奨ドキュメントタイプは、PDF、BMP、GIF、PNGなどの一般的な画像形式。
例: オープンソースの情報機器 Chumby の 3.3Vと5Vのレギュレーターの図面。

部品リスト
使用する部品、入手先、パーツ番号など。
例: オープンソースのRoland 303 MIDIシンセサイザークローン x0xb0x の部品リスト。

配置図
部品配置、プリント基板、ドリルファイルなどを含む物理的な部品の配置図です。多くの場合、回路図とセットになっています。推奨される配布方法は、GerberのRS274xとExcellon(ドリルファイル)です。
これは、PostScriptによく似たプリンターですが、プリミティブがテキストや曲線の代わりにハンダの線や部品になっているというものです。
例: MAKE: Daisy (オープンソースMP3プレイヤー)のボード(.brd)ファイルです。


コアまたはファームウエア
マイクロコントローラーやマイクロプロセッサーのためのソースコードです。一部には、ソースコードがチップの設計自体に組み込まれているものもあります(VHDLの場合)。推奨される配布方法は、ソースコードのテキストデータと、チップ用にコンパイルしたバイナリデータです。
例: オープンコアの 8080互換CPU用の 8080インストラクションセット実行のためのコードスニペット。

ソフトウエアまたはAPI
電子回路とコンピューターを接続、またはコンピューターから操作するためのソースコードです。
例: 簡単なサンプルプログラムを表示する Arduino IDE 。

これらの階層はどれもオープンソース化が可能ですが、どこをどうオープンにするかは、作り手によってまちまちです。

たとえば、WRT54GL は、ファームウエアだけがオープンソースになっています(GPL)。

ロボット掃除機 Roomba は、"オープン" API (インターフェース)を備えています。

情報機器の Ambient Orb は、オープンソースではありませんが、回路図と部品リストだけはドキュメント化されて、自作派の人たちのために公開されています。
ハードウエアのオープンライセンス化の可能性を考え、実現に向かって努力しているグループもあります。
製品
実際に、どんな活動からどんな製品が出来ているのかを見てみましょう。ここはワクワクさせられる部分です。すでに前出したものも含め、純粋なオープンソースに近いハードウエアの製品を紹介します。

Arduino - フィジカルコンピューティング用プラットホーム (10,000個も出荷された!) - Link

Chumby - 情報機器 Glancable - Link

MAKE: Daisy MP3 player - オープンソースのMP3プレイヤー - Link

RepRap / Fab@Home - オープンソースの3Dプリンター - Link

Open cores - FPGAチップ用のVHDLのコレクション (本当のオープンソースハードウエアの最初の実例と言われている)- Link

OpenEEG - オープンソースでキットでも入手できるEEGのプロジェクト - Link

x0xb0x - Roland 303 クローンのMIDIシンセ - Link
これらすべてが完全にオープンであったり、理想的なオープンソースの形になっているというわけではありません。オープンでないツールを使わないと改造できないものもあります。しかし、この試みは始まったばかりのヨチヨチ歩きの段階だということを理解してください。
MakeとCraftでは、私たちのキットを製造しているメーカーに、オープンソースハードウェアの考え方を説明し、また共同でキットを開発するときにはオープンソースに対応したライセンスを考えてもらうという活動を通して、この生まれたばかりのハードウェアの運動を後押ししていきたいと考えています。今のところは、うまい具合に回っています。今後は、オープンソースのキットをより多く提供しつつ、電子製品全体が、今よりもっとオープンになる時代を目指します。
しかし、オープンソースになると何がいいのでしょう。MakeとCraftの視点で、もっともわかりやすい利点は、教育です。オープンソースハードウェアのプロジェクトでは、何かを一から(それこそプリント基板から)作り上げることが可能になります。またはキットを使えば、IKEAの家具のように組み立てるだけでも工作を体験できます。しかし、単純な家具の組み立てとは違い、電子製品を作る場合は、その動作原理を学習し、新しい技術を身に付ける必要があり、それだけ勉強になるというわけです。電子製品の製作は、ソフトウエアにたとえるならば、プロジェクト全体の中の"コンパイル"段階であるとも言えます。Dorkbotや私たちのMaker Faireのようなイベントを通して、あなたもこの運動に参加できます。オンラインでは、Instructablesなどがあります。
そのほかの利点として、電子製品やキットの改良、新機能の追加、ピアープロダクションを取り込むといったことで、一般的に製品の質が向上し、社会が向上するということがあります。メーカーはこうして生まれたキットを、ビジネスとして販売することもできます。- Link
すべては、ゆっくりと、しかし着実に進んでいます。現在、ソフトウェアに比べてハードウェアの進化はゆっくりしたものです。製造業が縮小することも考えられます。しかし、完全に消えてなくなることはあり得ません。ハードウェアは、1980年代のソフトウェアと同じ状況にあると考えられます。当時は、無数のデベロッパーが林立しながらもオープンソースのデベロッパーはほとんど存在していませんでした(まだコンピューターがほとんど普及していなかった70年代に近いかもしれません)。私たちは、将来、無数のハードウェアデベロッパーが現れ、ハードウェアの世界が花開くことを夢見ています。
すべては、これからです。みなさんのご意見やお考えを、ぜひコメントに書き込んでください!
本記事制作にあたって協力いただいた、Limor Fried、Nathan Torkington、Eric Wilhelm氏に深く感謝します。
う!
編集から: このエントリを受けて、Slashdotでも、議論が行われています。
[原文]
Posted by Tetsuo Kanai |
Apr 26, 2007 02:18 AM
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