RetroArchive: Retro

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November 2, 2009

ロボットが監督するレトロフューチャーな教室

落ち着きのない小学2年生だった私は、いつもシーマン先生のチョーク攻撃を食らっていた (笑)。うれしくはなかったけど、少なくとも「授業に集中しない子供や行儀の悪い子供の頭をぶつ監視ロボット」の体罰よりはマシだ。

computopiaClass.jpg

1969年に小松崎茂が少年サンデーに描いたイラストには、「コンピューター学校出現」という気味の悪いタイトルが付けられている。このコンピュートピア特集では、1989年には、我々の生活は、コンピューターと在宅勤務教師と暴力的な監視ロボットのおかげで、気楽さと恐怖が混在する社会になると予測している。

Pink Tentacle より][ありがとう Contorto!]

- John Park

訳者から:1969年、小学校6年だったボクは生身の先生から毎日体罰を受けてましたー。

原文

Posted by Tetsuo Kanai | Nov 2, 2009 12:00 AM
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October 27, 2009

アンティーク時計に新しい命

led_pw_v1.0_tinyinhand.jpg

誰かが古い懐中時計にプリント基板とLEDを埋め込んだのだと、思うでしょ? たしかにそうなんだけど、それだけの話ではない。ボクにすれば、これはアイデアと実行の産物だ。アイデア自体は、そんなにビックリするようなものではない。だけど、それを実際に作ったところがすばらしい。とにかくビデオを見て欲しい。これがどんなにクールなものか、わかるはずだ。本当に時を刻んでいる。"短針" と "長針" が文字盤の上を進んでいく様子は、John Taylorの Corpus Clockを思わせる。デザインの美しさと、技術の高さに加えて、この時計には、いい話がある。作者Paul Poundsの言葉を抜粋しよう。

私の祖父は時計師でした。2005年に祖父は亡くなり、私は祖父の壊れた懐中時計のコレクションを相続しました。私はマイクロメカニクスよりも、マイクロエレクトロニクスを得意とするので、祖父の修理を待っていた時計のひとつを電子の動きで甦らせることが、祖父への感謝の証になると考えました。

子供のころから祖父とは遠く離れて暮らしていたため、祖父のことはあまりよく知りません。祖父は静かで控えめな人という印象ですが、このデザインは、祖父の時計師としての高度な技術に見合うものだと思います。全盛期には、祖父はオーストラリアで屈指の時計師でした。その確かで忍耐強い手先によって、時計の中のどんに小さな歯車や脱進装置も見事に調整していました。祖父はとくに、微細な婦人用腕時計の修理に長けていることで有名でした。

第二次世界大戦中、祖父の技術があまりに高度で貴重であったことから、軍役が免除され、かわりに、トゥウンバの鋳物工場で精密機械の組み立てにあてられました。もし軍に志願しようものなら、逮捕して国に引き戻すとまで言われたそうです。

Australian Horologist誌が、ピンの中心に穴を通すという難題に挑戦する技術者を募集したのですが、祖父は、縫い針から作った手製のドリルを使って、みごとに穴を貫通させました。しかし、それだけで満足する祖父ではありませんでした。別のピンをミニチュア旋盤でヤスリをかけて細くし、そのピンの穴に通したのです。さらに祖父は難易度を高め、3ペンス硬貨の縁にドリルで穴を開け、ピンを通しました。こうしたコインやピンをいくつも作っては、お客さんを驚かせていたそうです。<

祖父に見せることはできませんが、もし見てもらえたなら、祖父の壊れた時計が、新しくて使える物に生まれ変わったのを喜んでくれると思います。このプロジェクトは、祖父の思い出に捧げます。

Hack a Dayより]

howard pounds master horologist 1914-2005.jpg

- Sean Michael Ragan

原文

Posted by Tetsuo Kanai | Oct 27, 2009 01:00 AM
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October 20, 2009

四角い穴を開けるWatts Drill

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The Home Shop Machinistにおもしろいスレッドがある。そこで、1918年にH.J. Wattsが取得した米国特許1,241,176号の応用について語られていた。ルーローの三角形を使って四角い穴を開けるドリルだ。

- Sean Michael Ragan

原文

Posted by Tetsuo Kanai | Oct 20, 2009 01:00 AM
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September 4, 2009

Sketchpad - 1963年のベクター描画アプリケーション


Ivan SutherlandのSketchpadの映像。1963年ものだ。DFより。

アラン・ケイがアイバン・サザーランドのSketchpadを解説しています。Sketchpadはグラフィックユーザーインターフェイスの歴史において、もっとも重要なプログラムのひとつです。サザーランドはSketchpadを1963年に開発しました。このビデオは、この映像からの抜粋です。

- Phillip Torrone

訳者から:「非常に複雑な問題をリアルタイムで処理できる最初のシステム」であり、同時に「ライトペンが最悪の入力ツールであることを証明した」プログラムでもあるとアラン・ケイはビデオの中で言ってる。

原文

Posted by Tetsuo Kanai | Sep 4, 2009 12:00 AM
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September 1, 2009

70年代ティーンエイジャーの部屋

System 21

Joelが送ってくれた 70年代のティーンエイジャーの部屋の写真だ。70年代にティーンだったみんなの部屋はどうだった?

訳者から:はい、ウチの場合はソニーのカセットデッキとトリオのプリメインアンプとパイオニアのレコードプレイヤーとアキバのオーディオショップで値切って買ったそこのオリジナルの2ウェイスピーカーと......みたいな。それでエマーソン・レイク・アンド・パーマーと泉谷しげるを聞いてました!

- Phillip Torrone

原文

Posted by Tetsuo Kanai | Sep 1, 2009 12:00 AM
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August 13, 2009

RadioShackは "The Shack" と改名します

The Shack Engadget
Engadgetより。ひとつの時代の終わり...... RadioShack soon to be called "The Shack" ?(英語)

"The Shack" へと商標変更。RadioShackは商標変更によってThe Shackとブランド名を変え、社風も一新するとのこと。これを記念して、サンフランシスコとニューヨークで、4メートルのノートパソコンが登場するイベントを同時に開催する。お互いの街の様子を巨大ノートパソコンのウェブカムで交換したり、音楽のライブ演奏やテレビ中継もある。会場はタイムズスクウェアとジャスティン・ハーマン・プラザ。日時は8月の6日から8日、東部時間の朝6時から深夜までとなっている。

訳者から:遅くなってすいません。イベントはもう終わっちゃってます。Radio Shackは不思議な会社だね。日本にはこれに相当する会社が見つからない。アメリカのショッピングモールには、ほぼかならずRadio Shackの店舗が入ってて、テレビや安い電子機器を売ってる。パーツ屋でもありキットも売っている。その昔はTR80という8ビットのホビーパソコンも自社ブランドで作ってた。アメリカのギーク連中にとっては、相当に思い入れのある会社なんだよね。

- Phillip Torrone

原文

Posted by Tetsuo Kanai | Aug 13, 2009 12:00 AM
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August 10, 2009

ワイヤラッピングで作ったZ80

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ボクのワイヤラッピングに関するコラムには、ここでもTwitterでも大きな反響があった。当時の記憶のある人たちの間では賛否両論あったけど、Tai Oliphantは、Z80べースのコンピュータをワイヤラッピングで作った人のサイトを教えてくれた(30ゲージのリード線を350本以上使ってる)。

Z80 Microcomputer Project(英語)

こちらもどうぞ:
Lost Knowledge: Wire-wrapping(英語)
Homemade computer(英語)

- Gareth Branwyn

訳者から:ワイヤラッピング って、ひとつの技術だったんだね。アポロ誘導コンピュータもコレ式だったそうです。

原文

Posted by Tetsuo Kanai | Aug 10, 2009 12:00 AM
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July 31, 2009

アポロ11号の着陸インジケーター

lunarModuleTouchdownCircuit.jpg
MAKE Flickr poolから。

5Voltは、NASAの公開資料 Apollo Lunar Module documentation(アポロ月着陸船文書)の中に、歴史的な回路図を発見した。これは、着陸船が月面に接触したときにインジケーターのライトを点灯させるためのものだ。

回路図の上部に描かれている2つのライトは、それぞれパネル1とパネル3という別々のパネルに配置されています。どちらも、いずれかひとつのプローブが地面に接触すると点灯するようになっています。この回路は2つの異なる電源からパワーを得ています。降下エンジンがオンのときにだけ、左側の点線で囲まれたスイッチK16Bがリレー3K7を動かして切り替える仕組みになっています。この降下用リレーが働かないときは、左側に描かれているスイッチ1K5Bと2K5Bを使って、両方の電源ラインを強制的に切り替えます。2つのライトは、それぞれ別々の電源によって点灯するようになっています。

ライトは冗長な設計になっています。電源を分けているだけでなく、制御回路も2つあります。

詳しくは5Voltのブログに書かれている。

ちょっと検索しただけで、こんなに美しいアポロの操作パネルの写真が出てきた。

lunarmoduleControlPanel1_cc.jpg

大きなソースファイルを見れば、着陸インジケーターのライトがどこにあるか、すぐにわかる。

lunarmoduleControlPanelDetail_cc.jpg

さらに:

Remembering Apollo 11One small step for open source software...(英語)

- Collin Cunningham

原文

Posted by Tetsuo Kanai | Jul 31, 2009 02:00 AM
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July 2, 2009

MythBustersの2人が作った巨大クリプテックス

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MythBusters(怪しい伝説)のイカレた2人、Adam SavageとJamie Hynemanは、巨大なクリプテックスを作った。この装置は、サンフランシスコのモスコーンセンターで4月に開かれたRSA Conferenceで披露するために作られたもの。現在はeBayでオークションにかけられている。売り上げは電子フロンティア財団に寄付される予定。

カンファレンスでのデモンストレーションのビデオはここで見られる

オークションのページはここ(7月3日終了予定)。


訳者から:クリプテックスは『ダビンチコード』に出てきた、レオナルド・ダ・ビンチが発明したとされる文書保管用の容器。パスワードを合わせないと開かない。無理に開けようとすると中のガラス瓶が砕けて酢が流れ出てパピルスを溶かすというもの。ディスカバリーチャンネルの別の番組で、実際にこれを作って実験してたけど、酢ではパピルスは溶けないことが実証されていた。

- Gareth Branwyn

原文

Posted by Tetsuo Kanai | Jul 2, 2009 12:00 AM
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June 30, 2009

インタラクティブな卓球台/バーチャル水槽

pingpongplus.jpg
GAY90s、Y2K以前、9.11、GITMO、CDO......、気が滅入る略語に囲まれた現代。雨後の竹の子のようにベンチャー企業が次々登場し、インターネットでは、みんながそのからくりも知らないまま大儲けしていたあの時代に、この素晴らしいオモチャで戻ろう。当時はすごい勢いだった MIT Media Labの神童たちが作った、ボールに反応するバーチャルな魚の群れを映し出す卓球台だ。最強のパーティー用オモチャだ。

なんて寝ぼけた愚痴はこのくらいにしておこう。こいつはホントにクールなんだ。その名もPingPongPlus。作ったのは、Craig Wisneski、Julian Orbanes、Ben Chun、そして石井裕教授だ。魚は、数あるパターンのなかのひとつに過ぎない。どれもサウンドエフェクトが付いている。ビデオを見てね。

- Sean Michael Ragan

原文

Posted by Tetsuo Kanai | Jun 30, 2009 12:00 AM
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June 19, 2009

階差機関の整備マニュアル

differenceEngine.jpg
[Image: Creative Commons Attribution photo from Adactio's Flickr stream]

バベッジ式階差機関を緊急に修理しなければならない必要に迫られた経験はある? そんなキミももう安心だ。ロンドン科学博物館には "チャールズ・バベッジ式階差機関二号機用操作及び整備解説書" がある。これは、1991年、バベッジ生誕200年を記念して、同博物館にある階差機関を常に最高の動作状態に保つために編纂されたものだ。

INSTRUCTION MANUAL to Operate and Maintain Charles Babbage's 2nd Difference EngineBoing Boing(英語)より]

- Gareth Branwyn

原文

Posted by Tetsuo Kanai | Jun 19, 2009 12:00 AM
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April 23, 2009

禁断のソ連製制御盤写真

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熱狂的テクノ禿頭の頭蓋骨がぶっ飛んだ感じだ。ソ連時代の核実験用制御装置の写真だ。ストレンジラブ博士、いますー?



Kurchatov Nuke Equipment(英語)

- Gareth Branwyn

原文

Posted by Tetsuo Kanai | Apr 23, 2009 12:00 AM
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March 30, 2009

電気の原理を解説する古き良きアニメーション

General Electric社が作った、電気の原理を紹介する古き良きアニメーションだ。これはInternet ArchivePrellinger Collectionに収められていた。電子はかわいくて楽しいヤツだとは想像していたけど、電荷があんなにゴッツイ野郎どもだったとは!

principles_of_electricity_still3.jpg

このチビ助、どっかで見たことない?

makey_electron.jpg

- Collin Cunningham

訳者から:びっくりするほど、よくわかる! 感動的。ところで、電子ちゃんのそっくりさんとは、Makeの編集長Mark Frauenfelderがデザインした"Makey(メイキー)"くんだ。「ハックしてよろしい」と勝手に許可を出しまくっているMakeのアイドルだ。

原文

Posted by Tetsuo Kanai | Mar 30, 2009 12:00 AM
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March 13, 2009

古いプラスティックの黄変を戻すRetr0brite

太陽の光を浴びた古いプラスティックって、けっこう黄変してることを知ってた? すごく簡単に元の色に戻せる方法があるよ。

retr0bright-vic20.jpgRetr0briteは、ABS樹脂に含まれる難燃剤の黄変を元に戻すための、簡単に作れるオープンソースのゲルだ。これは、過酸化水素水に黄変を戻す作用があることを、たまたま発見したのがきっかけで作られた。それが、レトロコンピュータ愛好家や、化学者やエンジニアらの手によって、より使いやすく、より強力なものに進化させられたのだ。

retr0bright-one_hour.jpg

材料は過酸化水素水と酸素系漂白剤、それにゲル化する(流れにくくする)ための物質だけ。実際の漂白作業では紫外線(赤外線ライトでも、普通の太陽光線でもいい)を使って反応を起こさせる。すると、酸素が臭素ラジカルと結合してダメージが修復されるというわけだ。

retr0bright-after_six_hours.jpg
科学的な解説
使用例のギャラリー

(綴りがいろいろだったりするので注意。Retr0brightと書かれていることもある)

[via waxy

訳者から:黄色くなったクラシックMacにも味があるけど、オリジナルの色に戻ればうれしいね。"材料"のリンクに詳しく書いてあるので、やってみたい人は、よく読んでね。使用する過酸化水素水は濃度が10%から30%と強力なものなので(市販のオキシドールは3%)、扱いはくれぐれも慎重に。

- John Maushammer

原文

Posted by Tetsuo Kanai | Mar 13, 2009 01:00 AM
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March 3, 2009

昭和15年の科学雑誌

gktitle.jpg
gkori.jpg

いつも英語記事の翻訳をしてる金井ですが、今回、ちょっと面白いものを発見したのでご報告。

Yahoo!オークションに何か出物はないかと眺めていたら、こんな古書に出会った。昭和15年発行の『学生の科学』という雑誌だ。誠文堂新光社が出していたもので、つまり『子供の科学』の前身。しかし、時勢が時勢だけに、雑誌のサブタイトルは『模型飛行機讀本』であり『科學兵器讀本』とのこと。この号の特集は『蒸気動力模型戦車設計図青写真』と『快速ロッキード追撃戦闘機設計図』だ。
全体を通して、戦闘機や大砲など戦意高揚色の強いものになっているが、後半には『単球受信機の作り方』や『顕微鏡幻燈の作り方』(これはそのまま今のMakeでやってもおかしくない楽しげなもの)など、ほのぼのとしたプロジェクト記事も見られる。
『発明指導研究室』という発明投稿記事には、『ロボット模型飛行機』なる投稿があった。飛行中の風を利用して垂直尾翼の方向舵を動かすというもの。当然、ラジコン飛行機ではない。
この発明に対する評はこんな風に始まる。「同君の手紙によれば、八幡商業に通学中で、将来は空軍の荒鷲隊で活躍したい希望とのこと、大いに飛行機の研究を続けて下さい」
横長の写真は、灯台の自動点火装置のカラー折り込み図解記事。
昔の科学雑誌から、今に活かせる情報が得られることは少ないが、取材記事や、とくに広告から当時の物作り愛好家の生活感がダイレクトに伝わってくるのが面白い。自分で工夫して何かを作るという精神は、まったく共通しているように感じられた。

この雑誌を買った福ほん堂には、ほかにも古い科学雑誌や鉄道雑誌が数多くある。意外に状態がよい。

(金井哲夫)

Posted by Takumi Funada | Mar 3, 2009 02:00 AM
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